全日本エンデューロ選手権、第2戦は例年プラザ阪下で開催されていたが、今年は全日本本戦初の富山県コスモスポーツランドに会場を移すことになった。モトクロスコースとしては比較的コンパクトなマウンテンコースだが、ウッズをつなぎ十分な広さのコースが用意されることに。開幕戦広島と同様に、エントリー台数が多数であったことから承認クラスをおこなわないことに。午前はIA・IB・W、午後はNといったスケジュールになった。

下見を終えた、昨年チャンピオン鈴木健二は「さすがにコスモスポーツランドを知り尽くしたスタッフが設定しているだけあって、レベル感や、渋滞がおきないだろうこと、ガレ・ウッズ・スピードセクションが入り交じったバリエーションの多さが好印象でしたね。こういうコースはローカルのよく知った人間でないとできません」と太鼓判を推す。

今季からコースインスペクターとして選手代表で入っている大川原潤は「テストのウッズ部分はかなり長いですね。ただ、コンディションがよくて、ウッズで頑張った部分はほとんどモトクロスコースでのタイム差で埋まってしまうかなと思います。スピードを身につけていなければ、タイムにはつながらないでしょう。ルートでは、ウッズの幅が広大にとってあって、下見してないとまちがって入り口に戻ってしまいかねないほどでした。あれは面白そうです」とのこと。

コースをつくりあげたWRパワーレーシングの二口氏は「誰もが楽しめるもの。テストは抜きどころをたくさん作ったので渋滞はしないでしょう。ルートのウッズは、巧い人ならショートカットできるようなラインに仕上げてありますし、誰もに満足してもらいたいと思って頑張りました」と語る。

今回注目したいのは、開幕に続き、新たにRED SEEDの協力を経てJECにできるかぎり参戦することを表明した田中教世。全日本モトクロスを昨年引退したばかりのベテランで、長年ファクトリーチームを渡り歩いてきたタイトルクラスのライダーだ。「仕事が忙しく、ほとんど乗れていないのですが」と言うことだが、マシンはしっかりと仕上げてきたよう。鈴木健二、釘村忠がこれを迎え撃つわけだが、長くエンデューロを走ってきた鈴木のウッズでの巧みさがいかに活かされるかに期待したい。また、IBのタイトル有力候補である大神智樹は、先月にエンデューロGP(世界選手権)を走って経験を積んできたばかり。こちらの行方にも、注目しよう。