2日目も、好天に恵まれた日高2デイズエンデューロ。予定通り、DAY2のIA・IB・N・WのルートはDAY1よりも難しいセクションを取り入れて、さらにエンデューロらしいレース展開へ。タフで、しかしスピードを純粋に競うものとなった。

IA  きっちりベテランとして「詰め」た鈴木

DAY2の朝は、DAYの結果とはまったく違うものに。1本目のクロステストで気を吐いたのは中島敬則である。初めての日高を1日目でしっかり解釈した中島は、ここぞとばかりにファステストタイムで圧倒した。ただ、初日高の2日目をうまくまとめに入ったのは、中島だけではない。石戸谷蓮は、DAY1の成績に悩んだが、DAY1終了後にテストを見直しに行ってラインを組み立て直し、見事に2番手からの立ち上がり。DAY1優勝の前橋孝洋がこれにつづき、鈴木健二は5番手。

しかし、ここからは鈴木の快進撃が続く。DAY2二本目となるエンデューテストでは1番時計を奪取。その後も計3つのファステストタイムを奪い、1日をうまくまとめてきた。その結果、前橋を退けてDAY2を優勝。

鈴木は「コースが荒れてきたこともあると思いますが、今日はうまくまとめられましたね。トレールにレーサーで負けているようでは、若いやつらもまだまだ。頑張って欲しいですね」とのこと。しっかり後輩たちのことを見据えながらも「SUGOでしっかり巻き返しにいきます」と宣告。

前橋は、スタート時にエンジンがかからず10秒のペナルティを受け、3位へ転落。その隙に割り込んだのが、石戸谷だった。「昨日はブレーキペダルの根元から脱落してしまって…ロックタイトつけて閉めてあったんですが。それで帰ってくるので精一杯という感じでした。このままじゃ帰れないと思って、エクストリームテストの下見をし直したんです」と、エクストリームテストを2本とも1番時計でまとめた。

1-3の結果でHTDEの総合を獲った前橋は「今日は、のれていなかったと思います。昨日ほどのペースは出せていなかったかなと。体もバイクも問題なかったんですが、荒れてきたことでタイムが落ちたのかなと」と、惜しげに語るものの、やりきった笑顔がまぶしい。

IB  初優勝を分けた日高、DAY2では新沼光がリベンジ

モトクロスIBのキャリアを持つ新沼光は、今年の成長株でDAY1の覇者大神とはライバル。トライアルIBの大神はテクニックで逃げようとすれば、モトクロスIBの新沼がスピードで追い越す。日高のDAY2もまさに僅差、新沼は「大神くんは歳も同じで負けられないなと、思ってます。前々からくすぶっていて、なかなか勝てなかったんですが、今日はよく走れてよかったなと思いました」とのこと。

木村吏が佐藤を撃破

ナショナルでは、木村吏がDAY1の雪辱を果たして優勝。ハードエンデューロでは名を上げてきた若手らしく、荒れたDAY2ではしっかりタイムを出してきた。

ウィメンズは、レクシィが2連覇。「今日もとにかく楽しかった。昨日よりもラッツが荒れていて、走りごたえがあったし、特にエクストリームテストはハードでしたね」とのこと。2位に甘んじた福田雅美は、3位菅原聖子と接戦を繰り広げた。「日高に似つかわず天気がよくて、秒単位での戦いでした。みんな速くなっていて、本当に辛かった。エンデューロテストでは指を負傷してしまって、ブレーキとアクセルを同時には使えない状態でしたが、最後のクロステストでなんとか1秒差を築くことができました」と辛勝。福田の右手小指は、腫れ上がっていて、相当にタフなレースだったことがにじみ出ていた。