日高2DAYSエンデューロ参戦レポート前編!
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
9月も終わってしまいました。
日高から帰ってからは、涼しいを通り越して、寒さを感じたと思えば、
今度は強烈な台風が来たと思えば、
夏を思い出すような暑さだったり、目まぐるしい日々です。
さて、日高の続きで、いよいよレース当日の朝を迎えたところから。
先に書いたように、自分は車検を初日の朝に受ける予定だったので、
かなり早起きして、パドックでウロウロ。
毎度ですが、パルクフェルメでレースを待っているマシンたちは、
カッコイイですね!
朝6時から車検開始と、朝早い訳ですが、
レース前はドキドキで落ち着かないので、朝早くても大丈夫。
エンジンを掛けて、再度マシンチェック。
ここでトラブってたら、焦りますが、そんな事もなく
無事に車検もパスして自分のマシンもパルクフェルメに保管です。
そして、着替えや準備を行いますが、
大事なのは、タイム設定です。
前日の金曜日に受付した時点で、タイム表が掛かれた紙はもらっています。
そのタイム表には、レース当日のコンディションを考慮して、
A/B/Cタイムと3通りのタイム表になっています。
前日の夜に雨が降って、コースコンディション激変!
なんて事もあるので、レース当日の朝に、どのタイム設定となるのか発表があります。
Aタイムがコンディション良い場合。
逆にCタイムはコンディションが悪い場合。
今回は、コンディション良さそうなので、Aタイムかと思いきや・・・
Bタイムでした。
お馴染みのガムテープで作成。
カード型のタイプを事前にブランクで作っておけば良いんですけどねー。
何か、このタイプに慣れ過ぎているので、いつも通りが安心です。
スタートから最初のタイムチェック(TC1)までの区間タイムが65分!
長っ。
スタートが8時24分。
終わるのが、14時21分。
約6時間と長いですが、ずーっと走ってる訳ではありませんからね。
タイムチェックでは数分余るし、公道ではゆっくり走行ですから。
まぁ、遅着しちゃうような場合のコンディションだと、
ずーっと走ってる事になりますが・・・
Pというのは、パルクフェルメに入る時間。
Wというのは、スタート前に整備できるワーキングエリアに入場する時間。
Sは、そのままスタートですね。
最後の方にあるPFというのは、プレフィニッシュで、
1日の最後に整備できるパドックに入る時間ですね。
Fは、フィニッシュでゴールの時間ですが、
PFからFまでの15分というのが、いわゆるワーキングタイムで、
DAY2に向けてタイヤ交換なんかを行う時間ですね。
一番下に書いてあるのが、
以前にも書きましたが、
NA以上のクラスが2周目を走るのですが、
1周目と2周目では、少しルートが異なります。
2周目は公道のアスファルトでテストを効率的に回る為の
短いショートループになっています。
なので、1周目の時と2周目の時でコースの道順を教えてくれる
コースマーカーの色が変わります。
パニクって、間違わないように書いておきました。
1周目は、青マーカー。
2周目は、赤マーカー。という意味です。
親指で隠れていますが、
②(TC2)と⑥(TC6)に〇印をつけていますが、
ここは給油ポイントという印です。
無駄に経験を積んでいる訳ではなく、
こういうちょっとした工夫がミスを減らす事に繋がるんですねー。
タブン。
上手くなるには、練習あるのみですが、
ミスを減らすのは、頭を使えば少しは可能ですからね。
あと、自分も字はキレイではありませんが、
なるべくキレイに書きましょうね。
泥が付着したり、急いでいると見間違えたりしますから。
また、書いた後にもダブルチェック。
書き間違え、なんて事も実際にありますから。
泥の付着で思い出しましたが、ガムテープに油性ペンで書いた後に
クリアのテープで保護しています。
これも以前に泥がつく度にグローブで拭き拭きしてたら、
文字がかすれた事があるので。
JECのスポンサーにもなっていただいているエルフ。
実は自分もサポートいただいているので、PRなどしてみる。
あ!チェーンルブが違うメーカーのが写ってるじゃないか・・・
自分のでは無いはずです。タブン。
そして、レース前のブリーフィング。
コース上での注意点などが伝えれます。
先に書いた1周目と2周目のコースマーカーの色の事とか、
今年から、交差点などで曲がる場合の矢印の出方が、
今までは、1つの矢印、2つの矢印、そして3つの矢印の所を曲がる。
だったのに対して、
今回から、カウントダウン方式となり、
3つの矢印、2つの矢印、そして1つの矢印の所で曲がる。
と、なったそうです。
なんでだろうね?
さらに、2周目で戻ってきたら、
高原荘近くの橋を割ってから、クリア(白)のマーカーに従って、
戻ってこいとの事。
ん?何言ってだろう?イマイチ意味が分からんが・・・
実際に走れば、すぐに分かったんですが、
要は、2周目の終わりで高原荘に戻るルートが、
2周目の最初に通るルートの近くを通るので、
無限ループにならないように、
最後高原荘に戻る所だけ、さらに違う色のマーカーにした。
という事。
これは、理由を説明してくれれば、良かったのかもしれませんね。
せっかくなので、お客様と記念撮影。
ブリーフィングが終わると、すぐにIAからパルクフェルメへ入場です。
自分もIBですから、比較的早くスタートです。
さー、レースを振り返ってみますよ。
今回もカメラを車体に装着しての参戦です。
が、1周が長いですからねー。
しかも、自分のGo-Proは何年も前に買ったHERO2で、
電池も当時のままですから、バッテリーが持たない・・・
なので、二日に分けて、全体を撮影です。
まずはスタートすると、すぐに高原荘CT(クロステスト)です。
いつもなら1周目は下見ラップとなりまして、
タイム設定はあるけど、テストのタイム計測はリザルトには反映されずに、
2周目からタイムアタックとなります。
が、今回は1周が長く設定されていて、
全日本のNBクラスやウィメンズ、承認クラスは1周でレースが終わりです。
なので、1周目からタイム計測が始まります。
スタート直後で体も暖まっていないけど、可能な限りのプッシュが要求されます。
ご覧の通りの超晴天ですねー。
見た目には、爽やかですが、それでも朝一番のグラストラックは滑ります。
また、所々ぬちゃぬちゃしています。
この朝一番のタイムアタックでキッチリとタイムを出せると
有利になる!と皆が分かっておりますが、それが難しいですね。
最初にこの高原荘CTを走ったあと、ルートへ向かいます。
そして、高原荘に戻ってくると、最後にも同じ高原荘TCを走り、
NBやウイメンズ、承認クラスは終わりとなります。
どうでも良いけど、
両日の自分のベストタイムは4分43秒54
IAの#6前橋選手が最速タイムで、4分03秒87
速いねー。
続いては、高原荘CTが終わり、最初のタイムチェックとなる
TC1までの様子です。
コースマップで確認すると・・・
赤い矢印で高原荘を出発した後、少しルートを走り、
序盤の難所といえる沢を通過します。
ここは、承認C、CW、Fクラスは通らないポイントです。
動画だと、3分20秒あたりから沢となります。
いきなり、IAクラスのライダーが止まっていました。
知ってるライダーだし、えっ?マジ?という感じ。
ウエルカムにも程があるという感じで、
序盤でこれか~。
転倒しない、止まらない、
そうやって通過できれば、何も問題ない訳ですが、
まぁまぁの深さと合わせて、見えない川底に少し大き目の石が
ゴロゴロしてる感じでしたね。
今回の沢全部に共通していますが、
ビビッて、安パイで速度を落とし過ぎると、
その少し大き目の石というか岩にフロントが当たり、
乗り越える速度ならば問題ないのですが、
速度がゆっくり過ぎると、フロントが取られ、
どうしても止まってしまう。
そこで、足つきが厳しかったり、たまたま足が滑ったり、
バイクを支え切れずにバタっと倒すと、THE ENDって感じです。
流れのない池や水たまりなら水没しないかもしれない深さですが、
流れがありますから。
バイクで流れをせき止めると、ザバンザバンと水が掛かりますから。
4分30秒辺りで、自分もビビって押して渡っていますが、
ブーツが完全に埋まり、太もも辺りまでズブ濡れという感じ。
序盤でビチョビチョとガッカリもしますが、
無事に通過できれば、それでOK。
沢は、ずーっと水の中を走る訳ではなく、
反対岸に渡ったり、ちょっと入って、すぐ戻るとか、
ある程度正解と思えるラインがあるはずです。
沢に進入する前に目的地となる場所を把握し、
基本はそこに向かって一直線ですね。
10分50秒辺りの所が町牧(町営牧場)と呼ばれるエリアだと思います。
以前は、この一体がテストとして使われまして、
それはそれはマディーだったので、大変でしたね。
今回はドライで助かりましたが、
マディーだったら、難所となっていたはずです。
14分過ぎ辺りから、今回は少なかったお山っぽいエリア。
自分も少し引っかかっていますが、
少し難しかったかもしれませんね。
ここもマディーだったら、間違いなく難所でした。
後半は、昨年もあったフラットな砂利道が続きます。
18分30秒ぐらいから、承認Bクラス以上が通過する
ガレ場に到着。
昨年は、初めてという事でビビましたが、
今年の方が少し石というか岩が小さくなった感じで、
少しは楽になっていましたね。
慣れない方は苦労したと思いますが・・・
TC1までが、先にも書きましたが、65分と長丁場。
次は・・・
TC1からTC3までの様子です。
5分45秒過ぎから、お山っぽいエリアで、
今回では一番難しかったかもしれない登りなエリアです。
そして、最初の給油ポイントとなるTC2に到着。
ここでガソリンを補給しますが、
1回の給油で済ませる場合は、ここでは給油せずに
TC6で給油する感じですね。TC6で1周のちょうど半分ぐらいなので。
TC2からTC3までは、公道を移動するだけ。
DAY1では、ここでカメラの電池が切れてしまいました・・・
ここからは、DAY2の動画で、ご紹介。
序盤はDAY2のスタートの様子や、
TC1までタイムに余裕があったので、少し皆が走り抜ける様子などを撮影。
3分10秒辺りから、続きとなります。
TC3を通過すると、
2つ目のテストとなる西山ET(エンデューロテスト)です。
ここは、ものすごくハイスピードの林道でのテストです。
どうしても、車体マウントで画像がブレてしまいますねー。
DAY1ですが、知っているだけで2名のライダーが落ちたとか・・・
たぶん6分47秒あたりの左コーナーを突っ切ったのかな?
とにかく前半は開け開け!
いかに速度を乗せつつ、コーナーではスピードを落とさないかが
キモなんだと思います。
8分52秒辺りが、トップスピードになる所だと思います。
速いライダーは100キロ越えてるでしょうね。
下り切ると、今度は沢エリア。
通り抜けるのは難しくありませんが、タイムを出すのは難しい~。
沢をバッシャーンと入ると、レンズに水滴が着くんですよねー。
拭き拭きするから、1秒ぐらいタイム落ちてるかもしれない。
まぁ、関係ないけど。
最後はウッズエリアを抜けてテストは終わり。
これまた、どうでも良いけど、
両日の自分のベストが、7分43秒68
最速タイムはIA#6前橋選手で、6分49秒06
自分もけっこう頑張っていますし、IBでは9番タイムですが、
1分ぐらい速い・・・
西山ETを抜けると、次の貯木場CT(クロステスト)まで沢が続きます。
貯木場CTは、昨年はエクストリームテストとして、
テクニカルな感じのコース設定でしたが、
今年はモトクロスチックなコースに変身。
残念ながら、キャンセルとなってしまったマイク ブラウン選手の
見せ場?となるような大きなダブルジャンプやステップアップジャンプなどが
ありましたね。
他のテストと比べると、短く、タイムも3分切り。
なので、転倒しちゃったりすると、順位がガクっと落ちますね・・・
動画はDAY2ですが、DAY1は2回倒しましたね。
またまた自分のベストタイムが、2分49秒80
ここの最速タイムは同じくIA#6前橋選手で、2分23秒17
うーん、タイムが短いけど、26秒差。速いですねー。
貯木場CTを終えると、次のTC4まで、沢が続きます。
この区間が沢が長いかな?
水没した方も多くいたみたいですね・・・
次は、TC4からとなるのですが、
TC4から5は撮影しなかったみたいです・・・
なのでTC5の先からですね。
昨年もありましたが、TC5を抜けると、
民家の庭先を通らしてもらい、
公道での左折、右折を回避させてもらいます。
55秒辺りから、昨年同様の大きなU字溝の脇を通り抜けます。
大丈夫だと思いつつも冷や冷やです。
この動画の区間ですが、動画内でも説明している通り、
TC6が給油ポイントなので、少し時間を余らせたいんですね。
が、DAY1でTC5からTC6までの移動路、
このU字溝エリアですが、慎重に走ってしまったら、
給油ポイントで2分ぐらいしかTC6のタイムチェックまでの
時間が余りませんでした。
なので、DAY2となる動画では、
けっこう飛ばしています。
その甲斐あって、DAY2では5分ぐらい余りましたね。
そして、動画だと6分17秒辺りから、最後のテストとなる
三島ET(エンデューロテスト)に到着です。
もうクネクネのテストです。
チョイチョイ石あり、倒木ありだし。
スロットル開けきるポイントはゼロ。
個人的には、すごく好きなテストですね。
なので、タイムも絶好調!
自分の両日ベストタイムは、5分21秒31(IBで4番タイム!嬉しい)
ここの最速タイムは・・・
なんとIBクラス#100飯塚選手で、4分46秒69
IA含む、オーバーオールでトップタイムを叩き出してます!
IBで4番タイムと喜んでいますが、同じクラスのライダーと
35秒差・・・
厳しいですね。
この三島ETを終えると、割とすぐに最後の1周では最後のTCとなる
TC7に到着です。
TC7からは、高原荘までは1周の内の最後の区間となります。
主に林道がメインで、ビッグオフで走破が可能なレベルかと思います。
すんごい長いですけど。
しかし、動画はDAY2の物なので、
後半のパリティを抜けた後に
高原荘に戻るのですが、DAY2では一部コースがカットになっていましたね。
ゴルフ場近辺のエリアが例年グチョグチョなのですが、
そこはDAY1でスタックする車両が多かったせいか、
カットになっていましたね。
ホッとしましたね。
そして、高原荘に戻ると、最後に高原荘CTを走る。
こんな感じの1周となります。
コンディション次第というのもありますが、
今年は1周が120キロぐらいと長いですが、
林道区間がメインですね。
沢が鬼門といった感じでしょうか。
もちろん、どこかでハマったりすると、一気に体力を奪われてしまうので、
決して簡単ではないのですが、
挑戦しがいのあるコースと言えますね。
しかし、ダラダラと長くなってしまいました。
DAY1とDAY2の内容がごちゃませな感じもしますが、
長く書き過ぎなので、
後編へ続く。