胆振地方を中心とする北海道地震の影響が残る中、全日本エンデューロ選手権第4-5戦、日高2デイズエンデューロが開催されようとしている。近年、徐々にそのルートの長さを伸ばしているHTDEだが、今回は1周なんと121kmの発表。昨年同様、IA/IB/NAクラスは1周と約半分のルート設定をこなす。下見周は無い。

例年どおり、参加者はこの金曜日に続々と集まって、下見と車検を終わらせるものが大半だが、あるものは車両整備にてこずり、あるものは明日朝の現地着となる。

このたび、4つのテストが用意されているが、多くのライダーにとって注目されたのは10数年ぶりに復活した「三島エンデューロテスト」だ。15kmほど本部から外れた場所にあるこのテストは、チロル川ほとりにある笹の中のブッシュがメイン。細かいコーナーを多く含み、倒木などの罠も多いこのテストは、走破は難しくないが攻めあぐねる類のもの。テクニックの差が如実に出ると思われる。

また、豪雨で流れた木を集めた「貯木場」は昨年のエクストリームテストからクロステストに変更されている。

トップライダーの多くは、地震の影響を加味して自粛や参戦とりやめの決断をしているが、ヤマハの鈴木健二はヤマハとも相談した上で参戦を決断。セロー250で本戦に臨む。「地元の決定、喜んでいただける人々、いろんなことを考えて参戦することにしました」とのこと。レースマシンでは無いトレールバイクでの勝負は困難を伴うところ。

昨年、ISDEワールドトロフィーのチームメンバーでもあり、2016・2017のDAY1を優勝している前橋孝洋も参戦を決意した一人。万全を期して日高へ臨む。

ゲストライダーとして、昨年も来日したレクシィ・ピショー、そしてジャーナリストのローレンス・ハッキングが出場。グローバルな交流にも期待がかかる。