日高ツーデイズエンデューロ参戦レポート DAY2!

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

日高ツーデイズエンデューロのDAY2編です。

と書いておきながら、DAY1で書くの忘れてた分の追記です。

全日本クラスはWクラス(女性)を含め、2周目のショートループがあるので、

IBクラスな自分は割と早い段階レース終了。

普段だと、IA、IBクラスだけ周回数が多かったりするので、

IBクラスは実質最後に競技が終わる事が多いんですけどね。

そんな訳で、自分はDAY1を終えてたので、パドックをウロウロ。

お、何やら人だかり・・・

カナダから参戦の女性ライダーのレクシィ選手がタイヤ交換中です。

さて・・・

おっ、さすがにワールドクラス。

もちろんタイヤも交換するんですね。

自分は国際ライセンスだけど、国内クラスなので、交換してませんけど・・・

出来るんですよ。15分、実質移動を考慮すると13分ぐらいですが、

さすがにお仕事としてやってる訳で、タイヤ交換はまぁまぁ早いと思います。

タイヤ買ってないしね。と一応言い訳を。

そんな関係ない事はどうでもよくてですね、

レクシィ選手のタイヤ交換です。

おー、さすがに手際良くやってる、と思っていると、

片側のビードをめくり、タイヤをひっくり返してチェンジャーで

タイヤを落とそうとするのですが、

何かチェンジャーのアームが短くタイヤが落ちない。

と、ハプニングもありましたが、もちろん無事に交換完了。さすがですね。

日本の女性も負けていません。

近藤選手もタイヤ交換中。

この日の為か分かりませんが、練習してたみたいですねー。

健二さんが厳しく?指導してるのかな?

同じく、Wクラスの菅原選手もタイヤ交換。

慣れた手つきで、バイクにホイールセット。さすがですね。

二日間のレースといっても、タイヤ交換はマストではありません。

二日目の走りを考慮した上で、より良い成績の為といった感じですね。

いざ交換をするとなると、空気を入れなくて良いし、交換中にパンクさせてしまう、

そんな事がないムースがやっぱり定番ですね。

最近はあまりいないかもしれませんが、

以前SUGOを観戦してた時などは、

前後チューブ仕様で15分のワークタイムに交換してる方もいましたね。

出来なくはないですが、なかなか難しいでしょうね。

DAY1を終えた夜。

高原荘のロビーにはBetaのRR2Tが展示してありましたが、

タックさんの大きなパネルが追加されてました。

ん?昨日は無かったぞ。

と、ご本人がいましたので、スリーショットで撮影です。

羨ましいですねー。

そんなこんなのDAY1の振り返りは、このぐらいにして、いよいよDAY2です。

DAY2も晴天!最高。

金曜から3日間、雨らしい雨が降らないなんて、珍しいです。

朝パドックをウロウロしていると、ハスクバーナテントで、

最新マシンのTE250iを発見。

KTM同様にインジェクションとなった2ストロークモデルですねー。

今回のレースでもすでに走っていたんじゃないかな?

パッと見は、外装も変わっている訳ではないので、

分かりませんが、フレームにオイルの給油口がついていたり、

エンジンにもセンサーが色々とついているし、

なかなかに興味深いですねー。

KTMとは兄弟のような関係ですが、

今年からブレーキやクラッチなどの油圧系がハスクバーナは全てマグラ製に

変更になってますね。

色々と違いが出てきて面白いです。

まだ2ストインジェクションを試乗してないので、

そんな機会が来たら楽しみです。

まぁ、話が脱線してしまいましたが、

二日目のタイム設定も発表されました。

DAY1がコンディションも良く、タイムにかなり余裕があったので、

てっきりAタイムかと思っていましたが、DAY1同様にBタイムとの事。

自分的には、余裕あるタイム設定の方が楽しく走れるので、嬉しいですね。

DAY2は、IA、IBのみがショートループとなる2周目を走ります。

それ以外のクラスは1周で終わりとなりますが、

DAY1よりも1周のコース全長が伸びています。

DAY1のマップと比較すると、

赤い丸の部分が異なります。

TC1に到着するまでの後半部分がDAY2のみ走るルート区間となります。

ジュナイトと呼ばれるエリアで、

以前に日高で3DAYSをやった際の3日目のルートだった部分ですね。

しかし、今回は逆走する感じです。

3DAYSに参加した方は覚えていると思いますが、

すごく幅の広い砂利道というのか林道で、

とても景色が良かった所ですね。

だが、しかし!

今回はそのエリアで新設エリアがありました。

高難易度に指定されているIA、IB、Nクラスのみが走るルート分岐です。

ここもシッカリと動画に撮れたので、それは後ほど・・・

とりあえず、スタートして、DAY1と同様にすぐにクロステストです。

その後、TC1までの間のルートでDAY1には撮影してなかった所かな?

 

 

少し登りがあった区間ですね。

そして、TC1までの区間の後半部分。

ジュナイトのエリアの動画です。

 

 

ここが、その数年前の3DAYSの時にも走った林道ですね。

幅も広く、スピード出したら、相当出ちゃう感じです。

でも、ルートですからね。楽しいぐらいで。

と、言ってもついつい試しにスピード出したくなっちゃいますね。

そして、動画だと6分25秒ぐらいからですね。

IA、IB、Nクラスだけが走る高難易度のルート分岐です。

こんな感じの岩ゴロゴロエリアです。

右横には川が流れているので、一応沢になるのかな?

石というか、岩です。

これがまた、動画や画像だと大した事ねーじゃん!

って見えるんですけどねー。

そこそこな感じです。

動画でも喋ってますけど、エルヅベルグ見すぎじゃないの?

カールズダイナーならぬ、ヒダカイナーですね。

カールズダイナーは、こんなもんじゃないでしょうけどね。

これがけっこう長く続くよ、なんて言われたので、マジか~?と

思いましたが、大きな石がゴロゴロしてるのは、最初だけでしたけどね。

すぐ横に川がある訳で、このルートは上流から下流に向かって走っています。

なので、ほんのわずかですが、下っています。

大きな岩も乗り越えるというより、下りていく感じです。

これが雨で濡れていたり、

逆走だったら、きっと悶絶エリアとなった事でしょう。

難しいと言いながらも、トコトコと進む事ができました。

ここを走り抜けると、TC1となった訳ですが、

みんな口をそろえて、楽しかった~と言ってましたね。

DAY1とDAY2で、こういう違うエリアを走れるように用意してくれているのは、

本当に嬉しい限りですねー。

とっても手間が掛かる事だと思います。感謝ですね!

次は、このTC1の後の動画です。

 

 

ここは林道といっても、途中アスファルトなんかも出てくる所で、

途中でスイッチを切ってしまいましたね。

 

 

これは、DAY1にも撮影しているエクストリームテスト後のTC4から宮川の沢に

向かっての動画です。

2分40秒過ぎぐらいで、いきなり掘れたワダチが目の前に現れて、

転んでしまいましたね。

次は、TC5からTC6までのルートですね。

道路での右折を回避する為だと思いますが、

道路沿いの民家の土地に進入させていただき、

道路を交差するように渡ります。

 

 

まぁ、そこは前日も走っているはずなのですが、

同じ組のヤングライダーは、間違えて道路爆走です。

ホーン鳴らしますが、気づかず・・・

追いかけるか・・・と思った矢先に、田中選手が颯爽と追いかけて行ってくれました。

そして、その後に道路を走り泥だらけにならないようにだと思いますが、

大きなU字溝を渡ったり、そのすぐ横を走ります。

まぁ、なんて事ないんですけどね。

動画だと、1分44秒あたりですね。

こんな感じ。

落ちたら嫌だな・・・と思える感じですが、

まぁ、実際に落ちてましたけど。

バイクが溝の中走れるぐらいのやつですからね。

落ちてるの見ちゃってるから、ここは妙に緊張しました~。

そして、動画は最後になりますが、

TC6の後のホロナイ林道という所ですね。

これは、DAY1も走っていますが、1周の後半部分で撮影出来てなかった場所です。

個人的には、ここの林道がすごく楽しかったですね。

 

 

感じ的にはエンデューロテストの林道に似た感じでしたけど、

小さなアップダウンが多く、コーナーも多い気がしました。

登りから下りに変わる部分なんて、

ジャンプって程ではないですが、少し車体が浮く感じがしたりね。

時間的にも余裕あると思ったので、

5分05秒あたりで、バイクから降りて、みんなを少し撮影です。

本当は、ビャーっと速い速度で走り抜ける皆を撮影したいんですけどね。

前もって伝えてないから、

みんな、あれ?何止まってんの?トラブル?みたいな顔して通過していきます。

もっと手前で撮れば良かったですねー。

そして、電池切れ。

この後に、少し速度制限がある区間などを走って、高原荘に戻る感じです。

DAY1よりも全体的に長くなっているはずですが、

走り易い所も多かったので、そんなに距離が変わった感じはしませんでしたね。

どこも楽しく、あっという間といった感じでしょうか?

テスト区間は、スキー場のクロステストが朝イチは少しだけ滑りやすかったですが、

2回目、3回目と徐々に乾き、コンディションも最高に。

その分、テストタイムもみんな上げていきましたね。

自分も最後の最後に少し良い走りが出来ましたが、時すでに遅しでした。

エンデューロテストは、速度レンジが高いせいか、

初日にはなかったブレーキングギャップなどが多く発生し、

速度の乗った所で、ここからブレーキング!なんてポイントで、

ちょうどギャップが大きく育ってきていて、

リアタイヤが跳ね上げられ、

たぶん一瞬なんでしょうけど、まるでストッピー状態。

うわー、止まらない!と思わず声が出てしまう程。

絶対止まり切れなくて、落ちた人いるんじゃないか?

と思いましたが、落ちた人はいないっぽいです。

エクストリームテストは、前日にそのライン遅いよ!と

指摘を受けたガレキの木の山エリアは、

カット気味の直線ラインを選ぶ事で、一気にタイムが上がりましたね。

もう、これは初日に同じラインならタイム縮まったし、

順位も上がっただろうに・・・とタラレバを考えてしまいます。

少しグチョグチョだった登りも、さらにひどくなり、

失敗したライダーもいたみたいですね。

その登りの後もワダチが深く、ドロドロのヤチみたいになってたので、

ハマッてたライダーもいましたね。

しかし、全体的にはDAY1同様に極端にハードな所もないし、

全日本クラスのNクラスやWクラスも1周でしたからね。

Nクラスのライダーは少し物足りなかったかな?

 

そんなDAY2の結果は、こちら。

IAクラス

 

1位 #1  鈴木 健二選手

2位 #35 石戸谷 蓮選手

3位 #3  前橋 孝洋選手

1位は、健二さん。初日の鬱憤を晴らすように見事1位をGET。

2位は、初日にブレーキトラブルで下位に沈んでしまった石戸谷選手が、

得意のエクストリームテストで1番時計を奪取して、2位。

3位は、初日に優勝したものの、少し攻めきれなかったのか前橋選手が3位。

チャンピオン候補の釘村選手は、6位と少し順位を落とすも、

DAY1に鈴木 健二選手が3ポイントに終わった事で、

15ポイントの差を広げて、ランキングトップを守っています。

最終戦も2DAYとなりますから、まだまだ分かりませんが、

チャンピオンに向けてリーチを掛けた状態ですね。

 

IBクラス

1位 #97 新沼 光選手

2位 #84 大神 智樹選手

3位 #57 毛利 真悟選手

IBクラスは、初日の1位と2位が入れ替わり、

新沼選手が6秒差で優勝。

惜しくもピンピンを逃したのは2位の大神選手。

3位は、DAY1と同様に毛利選手。

IBクラスは年間チャンピオンと合わせて3位までが来季IAに昇格となりますので、

そちらの戦いも目が離せません。

1位、2位は同ポイントの87ポイントで新沼選手と大神選手が

IBチャンピオンを競っています。

面白いですねー。互いにライバル視してる感じだし。

年間ランキング3位までがIA昇格となりますが、

3位には、シェルコに乗る秋山選手が62ポイント。

ランキング上4位になっている中島選手は先に特別昇格で、

すでにIAに昇格してますから、実質関係なし。

5位には、毛利選手が40ポイント。毛利選手は日高だけで、このポイントですからね。

最終戦に出るのか分かりませんが、

十分に逆転に圏内ですね。

そして、余談ですが、ウブカタジャパンが何と現在ランキング6位!

ここまでシングルフィニッシュをしておらず、全戦チマチマとポイントを

取っており、何か速そうな人の雰囲気を出してますが、

36ポイントと少なっ!

非常にアホらしい話で、他のライダーがトラブる事が前提で、

何かの間違いでIAになったりして・・・

と、妄想しない訳がありません。

だが、しかし!すでに最終戦のSUGOであり得ないピンピンを獲得したとしても、

トップ2人にはポイントが届かないという・・・

まぁ、ないな!そんな話は。

 

くだらない話はこの辺にして、次は、

Nクラス

1位 #347 木村 吏選手

2位 #204 佐藤 裕二選手

3位 #202 坂本 裕輔選手

初日に3位だった木村選手がDAY2は優勝。

2位は、ピンピンとはいかなった佐藤選手。

そして、3位は池町選手を退けて、坂本選手。

やるなー!

NクラスもIBへの昇格が年間ランキング8位までとなっていますから、

こちらも年間チャンピオンと合わせて熱いバトルが繰り広げられていますね。

以前1位は、坂本選手ですが、

3位に木村選手がつけています。木村選手は初戦を欠場してますが、

1位の坂本選手とは、わずかに4ポイント差。

日高の2DAYSだけで、佐藤選手がランキング4位で47ポイント。

それ以降の選手もポイント差が少ないんですねー。

最終戦のSUGO次第では、全く読めない状態ですね。

来季からNAとNBに分かれるNクラスですが、

ポイントを獲得して来季のNAのゼッケンを取得しようとする

ライダーも多かったと思いますが、

Nクラスは完走58台で、ポイントは20位までですからねー。

北海道に行った甲斐があったぜー!と喜ぶライダーもいれば、

残念だったライダーもいる事でしょう。

なかなかに厳しいですねー。

 

そして、Wクラス

1位 #150 Lexi Pechout(レクシィ)選手

2位 #151 福田 雅美選手

3位 #152 菅原 聖子選手

こちらWクラスは、DAY1と変わらずのメンバー。

やはりレクシィ選手が優勝!

順位は同じでも、DAY2は接戦で、2位の福田選手は途中で

右手の小指だったかな?を負傷してしまいましたが、

気合でカバーしたのか、何と最後のクロステストで3秒ぐらい差をつけて、

最終的には1秒のリードで菅原選手に競り勝ったようですね。

指見ましたが、パンパンに腫れあがってましたねー。お大事に~。

Wクラスの年間チャンピオン争いも過熱。

日高ではレクシィ選手が参戦した事で、両日とも表彰台を逃してはいるものの、

両日4位と確実にポイントを獲得して、現在ランキング首位は近藤香織選手で86ポイント。

2位、3位が同ポイントの82ポイントで、福田雅美選手、菅原聖子選手。

こちらも4ポイント差に3名のライダーがいますからね。

誰がチャンピオンを獲得してもおかしくない状況です。

 

承認Bクラス

1位 #513 竹村 元伸選手

2位 #511 太田 尚志選手

3位 #515 有田 光義選手

 

承認Cクラス

1位 #608 田中 利明選手

2位 #602 門間 弘志選手

3位 #604 吉田 共哉選手

 

承認C-Wクラス

1位 #621 手塚 信子選手

2位 #613 小川 澄佳選手

3位 #620 佐伯 奈美選手

という結果に。

会場で良く会いますから、DAY2でC-Wクラスで手塚選手が優勝というのが、

嬉しいですねー。

初日の完走から、二日目には優勝ですからね。おめでとうございます!

 

と、まぁ二日目こんな感じ。

表彰式は、二日間の総合で行われたので、上記の順位とは

また異なった順位になっていると思いますが、

総合リザルトは、こちら。(一番下の方です。)

これは、長くなるから、割愛で。

でも、1枚だけ。

タフネス賞には、Nクラスの佐藤選手が選ばれてましたね。

CASIOからG-SHOCKが贈られました。

いいなー!羨ましい。

そして、表彰式の最後となりましたが、お馴染みの神保さんからご挨拶。

ここ数年だけですが、日高に訪れ、レースが終わり、

神保さんの挨拶を聞いていると、

大変だけど、また来年来るか!そう思ってしまいますね。

日高モーターサイクリストのメンバーはじめ、

多くのスタッフの方々、今年も最高の大会でした。

ありがとうございました!

 

さようなら、日高。

さようなら、北海道。

タブン、また来年。

 

しかし、今年はこれでは終わらなかったですね。

一番最初に書きましたが、

日高が終わった直後は、こんなにも晴天だった訳ですが、

台風が刻一刻と迫って来てたんですねー。

家に帰るまでがエンデューロ。

そう、まさに帰るまでがハードエンデューロでしたね。

本編とは、あまり関係がないので、このお話はウブカタジャパンのブログの方に

書きますね。

そんな今年の日高ツーデイズエンデューロでした。

 

そうそう、最後ですが、日高のレポートがワールドワイドなENDURO21.COMに

掲載されています!

こちら。

全日本クラスの2日間の総合順位が良かったライダーは、

名前が掲載されてる~。

羨ましいなぁー。

おしまい!

 

 

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