JEC第二戦近畿大会inプラザ阪下プチレポート!

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

行ってきました!JEC第二戦近畿大会。

大阪の駅前モトクロスコースなプラザ阪下が今回の舞台です。

魅せるレース!が目標と言わんばかりの気合の入った大会でしたね。

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IAライダー#6小菅選手のジャンプ!

いきなり最後のファイナルエンデューロクロスの1コマですけど、

レッドブルアーチをバックに、このヒネリ。日本じゃないみたいですねー。

超カッコイイです。

さて・・・

今回は昨年までの7月開催から少し前倒しされて6月の開催となった近畿大会。

梅雨の時期という事もあり、天候に翻弄された大会となりました。

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前日となる土曜日は、ご覧の通りの快晴です。

路面はパサパサの超ドライコンディション。

カチカチ路面に浮いた砂でドライだけど、滑りそうです。

以前に関西のライダーに聞いた事がありますが、阪下はいつ来ても滑ると。

「今日の阪下ほんま滑るわ~」と、晴れていても、雨でも同じセリフが出るとか出ないとか。

多くのライダーが前日入りして、テストを下見していましたね。

少し歩くだけで、汗がポタポタ落ちる暑い一日でした。

今回は、事前にマシンチェックのできるテストトラックの用意はありませんでしたが、

その代わり、コース走行料を払えば、一部コースを走る事が出来ました。

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マシンのチェックをする人、路面の感触を確認する人、純粋に楽しいから走ってる人。

けっこう前日でも走る方がいましたね。

コースもすごく整備されている感じだったし、散水車も出ていたりと、

町中にこんなコースがあるとは羨ましい限りですね。

コース走行があった為に、その部分をテストとして使う事から、

上のテストは夕方に完成。

自分も下見に行ってみると、何やらルートもチェックした方が良いとの情報をキャッチ。

確かにコースマップを確認すると、IA、IBクラスのみが通るルートが

2カ所ほど設定されてるではありませんか!

当然、それは難しいという事ですね。

コースマップ

基本、赤線がルートですが、よく見ると黄色はN/W/B/Cと書かれています。

黄色線がカットラインで、その部分の赤線が逆にIA、IBだけが通るという事ですね。

紫の〇の所です。

基本がモトクロスコースの阪下なので、ルートは問題ないだろう?なんて考えていた方も

多いのではないでしょうか?まぁ、自分もその一人でしたが・・・

それなら、テストより、そっちのルートをチェックした方が良いかな?と行ってみる事に。

すでに夕方でしたが、まだコーステープが張っていなくて、

なかなかこのルートの入口というか分岐を見つける事ができませんでしたが、

何かタイヤの跡があるぞ!と行ってみると、オンコースのマーカー発見。マジ?

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こんな感じ。上から下るんですねー。

しかも写真で見ると右側に向かって斜面となるキャンバーです。

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上から見ると、こんな感じ。

画像だと伝わりにくいんですけど、路面は根っこもあるし、

なかなかの急斜面だし、左側に落っこちるイメージしかありません。

もう一カ所のルートは、少し急な登りでしたが、短いので、何とかなりそうでしたが。

どうなる事やら・・・

 

天気予報では、レース当日に少し降るかも?なんて言われていましたが、

いざレース当日になると早朝からの雨。

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降ったり止んだりの中、受付車検を終えて、パルクフェルメにマシンが保管されます。

KIMG3659朝のブリーフィングの様子。

IAライダーの吉川選手が今年も大会スタッフとして頑張っていました。

ご覧の通り、傘をさす感じで雨の中のブリーフィング。

注意事項に皆、耳を傾けます。

この雨だぜ~。あのルートの下りはカットじゃないの?と心の中でブツブツ言っていると、

IA、IBのみ通るルート分岐は1箇所です。なんて説明だったので、

期待してたら、2箇所の間違い・・・トホホ。通るのね。

 

今の所、この阪下の大会のみですが、

承認クラス+全日本ウィメンズと、N、IB、IAとが時間を分けて競技が行われます。

と、いう訳でNクラス以上のライダーは、しばらく時間が空きます。

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全日本ウィメンズクラスから順にスタートしていきます。

大変ラッキーでしたが、この時間帯というか、承認クラスのレースの間は雨も持ちこたえてくれました。

後半に行う全日本クラスとは、テストが一部コースがカットになっていたのかな?

タイム設定などの詳細は把握しておりませんが、

1周の間にテストが2箇所とルート走行というのは、同じです。

全日本ウィメンズ、承認Bクラスの規定周回数が4周(タイム計測は3周分でテストは6回分)

承認Cクラス、CWクラスは規定周回数が3周(タイム計測は2週分でテストは4回分)

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承認Cクラスで見事3位を獲得の林選手。中学生ですよ~。

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同じく承認Cクラスで、前回広島に続き連続優勝の山西選手!こちらは、高校1年生。

若い子がレースに出て頑張っていると嬉しくなってしまいますね。お父さん達は大変ですけど。

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テストにはエクストリームなセクションも用意されています。

全日本Wクラス2位だった石槫選手。

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同じく全日本Wクラスに北海道より参戦の福田選手。

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これまた同じく全日本Wクラスで福岡より参戦の菅原選手。

皆さん、上手に越えて行きますねー。

写真はこのぐらいしか撮ってませんでした・・・

天候が何とか持ちこたえてくれたまま、前半の競技が終了です。

 

そして、いよいよ全日本クラスが始まります。

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そろそろだぜ!と準備をしていると、盛大に雨が降ってきました。

ガックリ肩を落としたライダーもいれば、荒れたコンディションを得意とするライダーの中には、

この雨で喜んだ方もいた事でしょう。もちろん自分は、前者ですが・・・

さて、後半の組となる全日本クラスは、

IA、IBクラスの規定周回数が9周(タイム計測は8周で、テストは16本)

Nクラスの規定周回数が7周(タイム計測は6周で、テストは12本)

で、競技が行われました。

ちなみにタイム設定は、変則タイムが設定されていて、

タイム設定

こんな感じです。

IA、IBは、後半に19分と最終周に20分というキツそうな設定がありました。

Nクラスでも、同じく後半と最終周が23分という設定。

最初の下見ラップからすると10分ぐらい短くなる設定です。

このタイム設定により、遅着(中には早着)によるペナルティーがついてしまい、

リザルトが大きく変わってしまう事に。

 

レースの方は、スタート前から降り出した雨が、しばらく続き

コースコンディションも激変。

多少の雨ならば、グリップが逆に良くなると言われる阪下でも、

ある程度の雨量を超えると、大きな水たまりなどが出てきて難しくなっていきました。

まず、IA、IBだけが通る下りのルートは、2周でカットに。

さらに前半のテスト内にあったヒルクライムも、

IA、IBクラスではCT5にあたる周回、NクラスではCT4にあたる周回からカットとなり、

承認クラスで使っていたアスファルトへの迂回路と変更になりました。

カット前にヒルクライムを登ったライダーと迂回したライダーとでは、

条件が同じではなくなる為に、カットとなったテストはキャンセルされて、

結果リザルトからは除外される事になりました。

また、IA、IBのみが通るもう一つの登りルートも、最終的にはカットとなり、

全クラスが同じルートを走行する事となりました。

この為、IA、IBクラスは多少なりタイム設定に対して余裕も生まれる形に。

しかし、レースも終盤を迎えると、それまで降っていた雨も上がり、

路面も徐々に乾いていきました。

いわゆる雨上がりの後の晴れといった具合で、タイヤに土がまとわりつくコンディションと

変化していきました。

自分の車載カメラとなりますが、IBクラスの最終周(20分)の動画がこちら。

お暇な時にどーぞ!

 

レースの方は、Nクラスは規定周回数を終える事で、フィニッシュとなりますが、

IA、IBクラスは規定周回数を終えてパルクフェルメに車両を入れた後に、

ファイナルエンデューロクロスが待っています。

エンデューロクロスとは、エクストリームセクションを用いたモトクロス形式のレースの事で、

今回の周回数は5周となりました。

これもテスト(タイムアタック)である為に、順位ではなく、

実際のリザルトに反映されるのは5周を周回したタイムが、それまでのテストタイムの合計に

加算される事により最終順位が確定します。

丸太やヒューム管などの障害物を乗り越えてのレースですから、

失敗すると、それだけタイムが遅くなってしまうという訳です。

また、速いライダーにラップされてしまう事で、規定周回数である5周に満たないで

フィニュッシュとなった場合には、足りてないない周回数に見合うタイムも加算されてしまいます。

つまり、逆転劇が起こる訳です。

IA、IBクラスが混走となるので、台数が多すぎるので、それまでのテストタイムの合計の

暫定リザルトで3組に分けられて争われました。

一組目は自分が走っていたので、二組目がこちら。

レッドブルアーチがカッコイイですねー!

自分もここを走った訳ですが、気分は最高だけど、飛べないので、

ちょっと恥ずかしくもありました。

今回のブログの冒頭でも上げましたが、何と言っても一番キメてくれたのは、

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IA#6小菅選手!

これは、レース終了後にウイニングラップとでも言うのかな?

アーチをくぐって、戻ってね。という場面。

それまでも、かなりジャンプしていた小菅選手は、前のライダーと少し距離を明けていたので、

おっ、これは何かやってくれるぞ!と待って撮影したのが、コレです。

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しかし、ヒネリ過ぎたのか、着地で転倒。

でも、今回一番の歓声は、この時でしたね。カッコイイぞ!

 

そして、最終組の様子がコチラ。

どうしても、携帯のしょぼいカメラなので、イマイチかもしれませんけど、

実際に目の前で見てると、かなりの迫力なんですよ!

しかも、見えてないけど、裏のモトクロスコースも、みんな飛ばしてますからね。

疲れるんですよ。ホントに。

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最終組は、トップ3の写真撮影があったので、ウイニングラップみたいのは無し。

ちょっと残念?

順位は関係ないとはいえ、やっぱり名誉はありますよね。

1位:鈴木健二 選手(IA)

2位:沼田誠司 選手(IB)

3位:石戸谷蓮 選手(IB)

 

今回は、IBクラスで参戦していたMXIAの沼田選手の活躍ぶりが目立ちましたね。

IBクラスでの優勝かつ、IAも含めたオーバーオールでも5位以内の成績を収め、

IAクラスへの特別昇格の権利も獲得しました。次回からは、IAクラスですね。

おめでとうございます。

そんな形でレースの全行程を終えました。

 

そして表彰式。

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今回のアムズオイルアワードは、4ストロークマシンが対象でした。

やったね!ラッキーなNクラス坂本選手。(写真間に合わなかったので、一人だけ)

KIMG3694承認Cウィメンズクラス。

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承認C2クラス。2位の稲葉選手は、めっちゃ嬉しそう!

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承認C1クラス。山西選手は、前戦広島に続き、連続優勝!

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承認B2クラスかな?すみません・・・

KIMG3698承認B1クラス。

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そして、全日本ウィメンズクラス。

地元、河内長野の酒蔵 天野酒さんから、甘酒サイダーの副賞が贈られました。

羨ましい~。

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そして、最も激戦区と思われるナショナルクラス。

今年の昇格争いは、大変ですよー。

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これは、クラブチームの表彰ですね。

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そして、IBクラス。

いつになったら、自分はあそこに立てるかな?遠いなぁー。

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最後は、IAクラス。

優勝は、#2 鈴木健二選手!おめでとうございます。

2位は、#1 釘村忠選手。

3位は、#31 熊本悠太選手。

熊本選手は、今年のIAルーキーなんですが、前回広島は10秒のペナルティーに泣いて、

4位でしたが、今回は3位表彰台をGET!

マシンがBetaだけに応援しちゃうぞ。

 

公式リザルトは、こちら。

近畿大会終了後のランキングは、こちら。

 

と、長くなってしまいましたが、こんな感じの近畿大会でした。

次回JECは少し間が空いて、9月17日、18日の日高2DAYSエンデューロです。

エントリー開始は、8月1日からを予定しています。

IAクラスのトップ2は、市販トレールマシンでの参戦を予定しているようですよ!

楽しみですねー。

おしまい。

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