会場のプラザ阪下は、30度以上の真夏日となった大会前日。 
 例年、ログで組まれたスペシャルセクションが設けられるテストが近畿大会の特徴だが、今回はいつもにまして工夫をこらした縦丸太のプールや、ウォーターセクションなどが目立つ。見た目を派手に、しかし確実にテクニックでタイム差がでるレイアウトは大阪独特のディレクション。

 今回のテストは2カ所。プラザ阪下の上下に分かれたルートをとり、上はモトクロスコースベースのテスト。下が丸太セクションを含むもので構成されている。鈴木健二は「吉川和宏プロデュースらしいコース。差が付くのは、細かいところですかね。コーナーの出口にギャップがあったり、リズムにのってそういった部分でタイムを詰められるかどうかが課題になると思います。丸太セクションに関しては、難しくはないですし、ほとんどのライダーが飛んでいけるようなレベルですが、見応えはあるはず。例年にくらべて、スピードコースといえるかもしれませんね」とのこと。

ディレクションした吉川は「テストは7分と5分の2本で、ルートは短いです。IA/IBにはピリ辛のルートを用意しました。目玉は、本部から見えるエンデューロクロス風のテスト。特に、ファイナルクロスはいつもにまして見応えがありますよ」と言う。メインのタイヤジャンプは、外注を一切つかわずダンプ15杯分の土をいれた力作。アクションスポーツの作るJEC近畿大会もこれで3年目、進化してきておそらくこの大会が過去最高にみておもしろいものになるだろうとのこと。「集大成としての3年目を、ぜひみてほしい」と吉川。

 開幕戦は、鈴木がYZ250Xで着実にこなして優勝。今季からCRF450Rにスイッチした釘村が、この大阪にあわせてどこまでつめてこられているかがトップ争いのキーポイント。

 また、タイム設定で緩急をつける阪下スタイルと、暑さとの戦いとなることは、必至。なお、当日の天気予報は降水確率50%で少し強めに雨が降る可能性も。