全6ラウンド、4大会で戦われる全日本エンデューロ選手権も、はやくも折り返し地点。日本のエンデューロを象徴する、日高ツーデイズエンデューロが今年も開催される。昨年、災害によって通行止めになった日勝峠はいまだ復旧作業に追われるところだが、大会のインフラには影響せず、予定通り開催前日を迎えた。

 100km超と言われた今回のルートは、実際には90km超レベルにとどまるが、近年まれに見る長距離。タイムスケジュールの都合上、テストの回数を増やすために1周+ショートループといったスタイルをとっている。クロステストは、日高高原荘のスキー場へ設置されるもの。エンデューロテストは、例年同様の西山林道をつなぐもの。それに加えて、廃材置き場をアレンジしたエクストリームテストが用意された。

 選手会のコースインスペクターである大川原潤によれば「クロステストは、ウッズなどもそう多くは無く、スピード重視といったところです。エンデューロテストに関しては、いつも荒れる路面を巧みに回避していて、きれいな路面を走らされるため、こちらもスピードに乗るテストになるでしょう。エクストリームテストはかなり難しいと思いますね」とのこと。鈴木健二も「クロステストとエンデューロテストはいつも通りですが、エクストリームテストはなかなか走りごたえがありますね」と言う。


エクストリームテストに使われる、アスファルトの残骸山


同じくエクストリームテストの廃木材山

 今大会には、カナダからエンデューロクロス全米チャンピオンのレクシィ・ピショーが来日しており、ウィメンズクラスに参戦。1週間前には学生レースのキャンオフで華麗な走りを披露したばかりで、今大会も規格外の好成績が期待されるところ。

 ランキング争いの激しいIA1クラスは、トップ2がトレールマシンでの参戦となる。特に面白いのは、鈴木健二のマシン。

ダートフリークが市販を発表したばかりのレトロ外装を身に纏ったWR250Rで、古めかしくも弾丸のような走りが見れること請け合い。目下Rd.1・2を圧勝している釘村忠は、昨年の反省をうまくフォローしたCRF250Lで日高に挑む。日高初参戦の田中教世は、なつかしのKDX220SRでエントリー。