ウブカタジャパンです!
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
この度、ウブカタジャパンこと、わたくし、産方 卓也は2023年2月17日(金)の夜に、
自分の不注意から店舗で火災を発生させてしまいました。
お店は全焼となり、お客様のバイク1台、自分のバイク2台とハイエースも
燃えてしまう結果となってしまいました。
幸い、自分が軽い火傷を負った程度で、近隣の方などには怪我はありませんでした。
火災により、近隣の方には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
そして、多くの方にご心配をかけてしまいましたこと、
心より、お詫び申し上げます。
また、JECを運営されるモータースポーツプロモーションの中西さんの
呼びかけで、皆様からのウブカタジャパン募金へのたくさんのご支援をいただき、
本当にありがとうございます。
本来なら、皆様お一人お一人にお礼をお伝えしたいのですが、
まずは、この場を借りて、お礼を申し上げます。
火災直後から病院に数日入院をしており、
退院後に直接お会いする機会があった方には、お伝えさせていただいておりますが、
一応、この場を借りて、経緯と現在の状況をご報告させていただきます。
SNS等で様々な情報も出ていたようですし。
事の発端は、2月17日(金)の夜。
あまり詳細な内容をWEB上に残すのも微妙なので、
詳細は省きますが、自分の不注意で店舗内で火を出してしまいました。
その時点で火傷を負った訳ではなく、
消火器を使った初期消火、それでも消えなかったので、水道にホースを接続しての
消化活動などを行いましたが、消すことが出来ませんでした。
その時点で、自力では無理と判断し、消防車を呼ぶことに。
店の中にバイクがあったので、まだイケると判断し、
バイクを1台店の中から出しました。
店舗前にハイエースと軽トラックを停めていて、火元から近いこともあり、
燃えたら大変なことになる、と軽トラックを鍵なしで移動。
ハイエースは鍵をかけていたのもあり(鍵は店の中で、すでに取りには行けない状況)、
テールゲート付近が燃え始めてしまいました。
その時点で、お店の前には、けっこうな人だかりが出来ていて、
通行人の方がハイエースの窓を割って、移動してくれました。
店の駐車スペースは道路からスロープ状になっていて、
道路を挟んだ反対側は、今まで田んぼだったのですが、
重機が入れるように現在はスロープになっていたので、
そのまま田んぼの真ん中まで移動してくれました。
(一部では、ハイエースが爆発して飛んで行った、となっているようですが、実際はこんな感じ)
ちょうど、そのあたりで、消防車や救急車が到着。
通行人の方に、救急車来たから、とりあえず診てもらえ、と言われたのですが、
自分では火傷をしたつもりもなく、全然大丈夫です。と言ったのですが、
大丈夫な訳ない、と救急車に連れていかれ、そのまま病院へ直行となりました。
火傷もありましたが、煙を吸っているので、
気道熱傷の恐れあり、とのことで、そのまま入院することに。
当初は大丈夫でも、容態が急変する恐れもあるから、とのことでした。
ここで集中治療室(ICU)に入った訳でなく、
生命の危機とまではいかないけど、急変のリスクあり、という方が入る
HCU(高度治療室)に入院したようです。
この治療室にいると、基本的に外部との接触や電話等も
完全に遮断されてしまうようで、家族とも、このHCUに入る直前に
少し会っただけとなりました。
一夜明け、火傷の状態を初めて自分で鏡で確認しましたが、
あらら、これはTVとかで見る顔が火傷してしまった感じそのままだ・・・
しかし、幸いなことに息苦しさや、火傷が痛くて眠れない、そんな事はありませんでした。
火傷の状態によっては、皮膚移植なども話が出ていて、
入院が2週間から4週間などの話も出ていたようです。
これが、話が伝わるにつれ、どこかで話が大きくなり、
4か月の入院なんて話も出たいたようです。
話は少しさかのぼり、火災当日。
どうもウブカタジャパンが火事になったようだ。
という情報をキャッチして、自分に連絡したけど、連絡が取れない。
心配してくださり、夜遅くにもかかわらず、
お客様やレース仲間のショップの方(リッジサイクルの馬庭さん)が
現地に駆けつけてくれていました。
店の外に出してあったバイクや、軽トラック(ハイエースは燃えて動かせず)などの
回収にご協力いただきました。
さらに馬庭さんにいたっては、その後もバイクを預かってくれていました。
自分の長男がバイクに乗って、お客さん達と遊んでいたので、
その方たちとの関係を警察などに説明してくれたようです。
長男はシッカリしてくれていたようで、不謹慎かもしれませんが、少し嬉しい気持ちになりました。
その後も、自分が入院している間に、
店舗周辺に飛び散った火災の残骸や、風で飛びそうな建物の屋根や壁などを
二次災害防止の為に片付けなどを常連さん達が行ってくれていました。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
自分は、HCUにしばらくいて、いつになったら一般病棟に移れるのか?
店はもちろん、近隣の被害など、どうなっているのか?
この後、どうしたら良いのだろうか?
TVも携帯も何もなく、体は動くのにベッドに寝ているだけの時間は、
それそれは長く感じました。
そして、ようやく一般病棟に移り、家族とも電話で話すことができました。
それまでも点滴を打つ、火傷の薬を塗るぐらいで、
治療らしい治療はしていなかったので、
しびれを切らして、いつ頃退院できますか?と尋ねると、
あと3~4日かな?とのこと。
治療や検査が必要なら、すぐに病院には来るので、
すぐにでも退院したい旨を伝えると、
なんと、バタバタとその日の夕方に退院することに。
それが、2月22日(水)でした。
たくさんの方が火災のことを知っていて、心配してくれているかもしれない、
と、すぐにでも無事なことを伝えようと思いましたが、
それがなかなか出来ず。
今回、火災時に携帯を失い、普段使っているPCも店で焼失。
グーグルやSNS等に、違う端末からログインが出来ると思っていたのですが、
最近は2段階認証なるものがあり、
携帯がないと、それらを突破できませんでした。
長男がお客さん数名と連絡先を交換していたので、
まずは、それで退院したことを伝えました。
翌日にはシムカードだけの再発行はすぐに出来たので、
子供のお下がりの端末を使い、携帯復活。
かと思いきや、自動的に最新OSのインストールとか始まり、
何時間経っても終わらない・・・
そんなこんなで、二日後の24日(金)に
FACEBOOK上ですが、無事をお伝えすることが出来ました。
と、まぁそんな感じが実際の話であります。
その後は、当然ですが、毎日やる事も多く、バタバタした日を過ごしております。
そんな中、JECの中西さんから連絡をもらい、
途中だけど、会えれば募金の内容を渡したいとのこと。
出先でしたが、目録というか、リストを頂戴いたしました。
メッセージなどを入れてくれている方もあり、
本当にありがとうございました。
ビックリするぐらいの内容に正直驚いてしまいました・・・
この写真だど、顔の火傷も微妙な感じですが、
実際にはもう少し火傷の痕が分かる感じです。
冬で、ものすごく厚着(重ね着)してたのもあり、ニット帽被ったりもしていたので、
露出していたのは、手と顔だけ。
まさに、そこを少し火傷した感じでしたので、
夏だったら、もっと大変なことになっていたかもしれません。
載せるか迷いましたが、お店はこんな感じです。
今の海老名のお店では丸7年。
ここは、借りてる店舗ではなく、自分の所有物件です。
買えるなら、買ってしまおう!とローンを組めたので2016年に購入していました。
中古の小さな建物で、ボロいというより、暑くて寒いお店でしたが、
それでも自分で初めて所有した店舗だけに思い入れもあるので、
あー・・・
という気持ちです。自分が悪いのですけど。
火が出てしまえば、バイク屋に限らずですが、特に燃えやすい物ばかりだと、
改めて思いました。
ハイエースもテールゲートから火がつき、
内側から燃えた感じです。
ボディーも歪み、ゲートは開かずでしたが、
レッカー屋さんが中のバイクとか出したい?と、
火花などが出ない特殊な道具でカットしてくれました。
中に横たわる自分のバイク。
使えるパーツもありそうだったので、引っ張り出しておきました。
右側にあるのは、ヘルメットですね。
ブーツも2足入ってましたが、ソールだけになってました・・・
運が良かった?おかしな表現ですが、
不幸中の幸いというのか、店の裏においていた物置兼倉庫として使っていたコンテナは、
外側に少しダメージがありましたが、火や消火剤?水などの浸入はなく、
中身は無傷でした。
近くに別のコンテナを借りて、中身を移動し、スペースを確保。
しばらくの間は、ここが仮の作業場となる予定です。
これまた、有難いことに使っていない工具などあるよ、と譲っていただき、
今まで通りには今のところ無理ですが、簡単な作業はできそうです。
と、いうのが現状です。
解体屋さんも予定があるらしく、3月末から解体予定で、建物もまだ残っている状況です。
建物の火災保険なども入っておりますが、
それらもまだ時間がかかりそうで、どうなるかは、それ次第という状況ではありますが、
皆様からのご支援もあり、
今はとにかく再建に向けて出来る準備を行っています。
入院初日には、火災を思いだし、怖くなったのもありました。
救急車で運ばれる直前の店は、それはとんでもない大きさの火に包まれていました。
無我夢中でバイクを引っ張り出したりしていましたが、
一歩間違えて、あの中で倒れたりでもしてたら、と思うと背筋が凍ります。
しかし、注意していれば、十分に防げたとも思いますし、
日常生活の中でも、そこら中に危険は潜んでいるし、
そして、何よりも皆様からの温かいご支援もあり、
今はやれることを精一杯やる!という気持ちであります。
本当に色々な、そしてたくさんの方に支えられているんだと実感しました。
ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
そして、本当にありがとうございました。
頑張りたいと思います!
以上、簡単ではありますが、
ご報告とお礼とさせていただきます。
ウブカタジャパン
産方 卓也