日高ツーデイズエンデューロレポート その①

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

今年も何とか日高に行く事が出来ました。

そんな訳で、少し時間が経過していますが、今年の日高ツーデイズエンデューロ

(以下、HTDEとか日高と表記)を振り返っていきましょう!

昨年は、胆振東部地震が発生し、開催自体が危ぶまれましたが、無事開催。

その前には、レース後の帰りのタイミングで台風がやってきて、

フェリーが欠航したり、もっと前には往きのフェリーな時間に

これまた地震の影響で津波を警戒してフェリーが接岸できずに

沖合で待機して会場入りが遅れたり・・・

自然相手の事なので、当然コントロールなど出来る訳がないのですが、

色々ありましたね。

さて今年は・・・

少し前の天気予報では、雨予報となっていて、

まぁ、それぐらいは仕方ないと思っていたら、

観測史上初という事を何回も聞いた大型の台風15号がやってきました。

千葉方面では、大規模な停電に加え、強風による被害も

たくさん出てしまいました。

被災された方へはお見舞い申し上げます。

千葉方面からの参加のライダーは、とても大変だったと思います。

そういう自分もお店が少し、いや結構な影響を受けてしまいまして、

出発数日前には丸一日費やして片付けしたり。

まぁ、それは私的な事なので割愛するとして、

レースレポート自体が私的という声もあるとは思いますけど・・・

とはいえ、何とか準備を進めて、

準備万端!

今回の遠征は、お客さんと3台3名のライダーで行ってきました。

別に現地に向かうお客様も入れると、ウブカタジャパンからは4名のライダーが

日高に参戦です。

新潟のフェリーターミナル到着の図。

レース自体は、9月14日(土)、15日(日)に二日間ですが、

トランポにバイクを積んで北海道を目指すので、

他のレース会場とは異なり、フェリーに乗らないと北海道にたどり着けません。

以前に少し詳しく書いたので、簡単に書きますが、

自分の住む神奈川辺りからだと、

北海道に車で行く為には、いくつか選択肢があります。

近いのは、茨城の大洗から、苫小牧の航路。

宮城の仙台から、苫小牧の航路。

新潟から、小樽の航路。

そんな感じですね。

もっと自走して青森からというのもありますが、

あまりいないでしょうね。

ここ数年は、同じですが新潟~小樽をチョイス。

フェリーは1日の本数も少ないので、

出発の時間がまちまち。

当然、到着する時間も異なります。

車での移動距離は、大洗が圧倒的に近いですが、

出発の時間、到着する時間、またフェリー代金など、

色々な条件を比較して、新潟便を選んでいます。

レースは土日の二日間ですが、このフェリーの時間もあるので、

前日の金曜日に会場入りできるように、

木曜日に出発して、お昼の出航のフェリーに乗り込みます。

他の遠征と違うのは、やっぱり時間が掛かりますが、

フェリーに乗ってノンビリ出来る事。

レースも楽しみですが、自分なんかは旅行も最近は行く事がないので、

ちょっとした旅気分です。

16時間ぐらいフェリーに乗ってる感じですから、

当然、こうなりますね。

フェリーはレース仲間もたくさんなので、楽しいひと時を過ごします、

今年は、フェリーA級なメンバーが不在で少し寂しい感じでしたが、

それでも、当然楽しみます。

別に写真撮るの好きという事はないですが、何となく撮る。

ちょっと遅かった夕暮れ時。

柄にもなく、キレイだねー、なんて思ったり。

満月かー?と撮影したみたり。

そして、早朝に小樽港に到着。

これも、また何となく上陸の瞬間は写真を撮ってしまいますね。

そして、早朝から営業している市場的な食堂に行き、

せっかくなので、それっぽい物をいただく。

普段のレースでの遠征は、ほぼコンビニですからね。

たまには。

苫小牧から会場の日高までは、高速道路でも行く事が出来ますが、

朝も早いし、道も混んでないので、ノンビリ下道で日高を目指します。

おー、見えて来たぞ!

遠くにコーステープが見える。見えたはず。タブン。

到着!

おー、天気最高です。

明日も明後日も、これぐらいだと最高なんだけど・・・

予報では、土曜は持ちそうだけど、日曜は雨っぽい。

早速パドック設営。

というか、すでに設営されていました。

自分たちがお世話になってるBetaパドックですね。

一人で、単独参戦というのも、もちろん可能ですが、

やっぱりレースに行くショップさんだったり、

レース仲間がいると随分と楽になりますね。

天気も良く、すでに日高に到着した事で、かなり満足してしまっているので、

いくらでもウダウダ、ノンビリ出来てしまいますが、

そこはムチを入れて、テストの下見に出かけます。

コレ見てくれてる方は、ご存知の方ばかりだと思いますが、

やっぱり、これからやりたい!出てみたい!なんて方への

アピールだと思いますので、

何度も書いてる事ですが、

JECの場合は、順位の優劣をテストと呼ばれる短いループのコースで

タイムアタックを行います。

それ以外の移動区間は、ルート、もしくはリエゾンなんて呼ばれます。

通常の大会では、クローズドコースが多く、

テストもルートも全部歩いて下見する事も可能ですが、

日高は公道もルートとして走り、今回も1周が120キロ超と、

特別な感じです。

なので、下見はテストのみを行います。

map2019_all_0826small-web

 

これは、今回のコースマップ。

画像下に矢印みたいのがありますが、触ると次のページになります。

上位クラスとなるIA、IB、NAクラスは、

初日のみ2周目(テスト区間をメインにショートにしたループ)を走ります。

NBクラスやW(女性)クラスや承認クラスは両日とも1周です。

テストは、全部で4カ所あり、走行順で書くと、

会場となる日高高原荘の裏のスキー場エリアを使用したゲレンデCT(クロステスト)、

一番遠くになる三島ET(エンデューロテスト)、

若葉団地XT(エクストリームテスト)、

貯木場CT(クロステスト)、

これで4つですが、

会場に戻ってきた所で、最初に走るゲレンデCTを

もう1度走って、パドックに戻り1周となります。

これで120キロ超という感じです。

NBクラス、Wクラス、承認クラスは、テストを5回走って1日のレースが

終わる感じです。

IA、IB、NAクラスは短いループでテストをつなぐ

2周目を走り、

若葉団地XT、貯木場CT、ゲレンデCTを走り、

テストは合計で8回走る事で初日のレースが終わります。

※二日目は、IA、IB、NAも2周目は走らず、1周で終わりです。

言葉で書くと、長くなりますね。

という訳で、下見に出発!

まずは、会場となる日高高原荘のゲレンデCTから。

いやー、今日にでも走りたい最高のコンディションです。

パラグライダーで良いんでしたっけ?

プロペラが付いたエンジンを背負って、パラシュートで空飛ぶやつ。

タンデム飛行というのか、体験会やってました。

超気持ち良さそうですが、ビビりなので、怖くてトライできませんね。自分は・・・

全然関係ないけど、先日この背中に背負ってるエンジンのチャンバーを

修正したなー。

以前の大会では、もっとゲレンデの高い所まで登っていましたが、

中腹ぐらいで下り始めます。

かなり景色も良いのですが、レース中はタイムアタックとなるので、

全く見る余裕がありません。

コンディションが良ければ、大した事ありませんが、

ゲレンデを横切るキャンバーが続くので、

雨に降られると草地帯は、かなり滑るので注意が必要そうです。

昨年までと比べても、コーナーが割と緩く取ってある感じだし、

ストレートも長めな感じ。

ハイスピードな設定のようです。

とっても苦手なやつですね。

続いては、会場の日高高原荘から一番離れた場所にある

三島ETに車で移動して、下見開始。

ずーっと昔にも、ここはテストとして使われてたらしいのですが、

昨年から復活したポイントですね。

ここは、狭い林というかウッズの中をクネクネと走るテスト。

パイーン!とスロットル全開とはいかない感じ。

自分は、開け開けより、こういう狭-いテストが好きです。

テストの途中に沢を渡るポイントが2カ所ありました。

浅いし、短いですが、油断してると・・・危ないやつです。

ここは、道路の橋から見えるポイントなので、レース中もギャラリーがいますね。

沢を渡ると、開けたサンドというか砂利というか、そんな路面のエリアで

石がゴロゴロしてたり、倒木がポロポロあったり。

石がゴロゴロしてるポイント。

ラインの幅も広く取られているので、どこを通るか?

タイムに影響するポイントですね。

下見を終えて、道路の橋から、さっきの沢を見たの図。

どうも、だれか徒歩で転倒してたらしいけど・・・

これは、先ほどの三島ETを走る直前に通りタイムチェック1の所にある

一つ目の給油ポイントです。

サポートの方やチームの方にガソリンを運んでもらう場合もありますが、

ライダー自身が可能ならば確認しておきたいポイントです。

タイムチェックで時間があまり余っていない、もしくは遅れてしまっている、

そんな場合に慌てない為ですね。

給油ポイントは、もう一カ所あったので、ちゃんと確認しましたが、

昨年と同じだった事もあり写真撮り忘れちゃいましたね。

実際に走行する順番でテストを下見したので、

今度は若葉団地XTです。

フラットな砂利のエリアに起伏が多くある感じで、

路面的には、次に走る貯木場CTと似てますね。

自分はスピードレンジが高いテストより、

障害物が多い速度域の低いテストが好きなのですが、

今回のXT(エクストリームテスト)は、丸太やタイヤといった

人工的なセクションは無かったですね。

限りなくクロステストっぽかったです。

そして、最後に貯木場CTを下見。

これは、昨年とほぼ同じでしたね。

走行自体は全く難しくない分、タイムを縮めるのが逆に難しいパターンのやつです。

テストタイムも短いですが、ワンミスが順位を落とす事になってしまいますね。

下見も終えたので、近くのコンビニのセイコーマートでお買い物。

おっ!日高のポスター貼ってあるね。

こういうのは、嬉しいですよね。

お、マシンはBetaだな・・・

って、お客様じゃないか。

これは、記念にポスターもらうしかない!

会場の日高高原荘に戻り、マシンを最終確認して、

受付など済ませます。

車検を受けて、パルクフェルメに車両を入れる事も可能ですが、

やっぱり当日の朝にエンジン掛けてから入れたいですからねー。

自分は当日朝に車検を受ける派ですが、

当日の朝に何か車両の手直しが必要になったりすると、

バタバタするので、

それを嫌って前日に車検を受けるライダーも多く、

その辺は、まちまちですね。

そして、夕方になり、開会式が行われました。

前日に開会式は、JECでは日高ぐらいですが、何かシャキっとしますね。

準備から運営をメインで行う日高モーターサイクリストクラブ代表の

神保さんのご挨拶から。

大会にご協力いただいてる森林管理の方や、

警察、自衛隊の方など様々な方が駆けつけてくれてます。

写真が大変がピンボケですが、

今回で3回目かな?のカナダから参戦のレクシィー選手のご挨拶。

一生懸命に日本語でスピーチ。

何だか嬉しいですねー。

日高ぐらいは・・・

と奮発して、今年も高原荘に宿泊。

美味しいご飯をたくさん食べて、ビールで明日からのレースを楽しむぞー!

と乾杯です。

ジョッキもキンキンに冷やしてくれているので、

下見でたくさん歩いた体には染みわたりますねー。サイコー!

タイム設定は当日の朝に発表ですが、

先にA、B、Cタイムとコンディションに応じて3パターンの

タイム表は受付時にもらっているので、

スマホの天気予報を見ながら、Cタイムは無いだろう・・・

一応AとBを用意しておくか・・・

なんて準備をしながら、夜が更けていくのでした。

つづく。

 

 

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