日高2DAYSエンデューロ レースレポート その②
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
日高2DAYSエンデューロの続きで、レース当日DAY1です。

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レース当日の朝は、早い。まだ真っ暗な早朝。
14度しかありません。涼しいを通り超して、Tシャツでは寒い~。
さて・・・
今回は、久しぶりに日高高原荘に宿泊しました。
快適でしたねー。
朝起きて、車検など済ませてから、朝食を食べに戻る。
そんな事が出来るのも、高原荘ならでは。
ちょっと、コスト掛かりますけどね。

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明るくなったパドック。
当日車検を受ける前に、再度エンジンに火を入れて、マシンを最終チェック。

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何度もチェックしてるけど、やはり少し心配になってしまう。
とはいえ、車検落ちた事ないと思うけど。
無事にTTR125もパルクイン。
IAクラスの列に小さいバイクが並ぶ。
大きいのは、500がいますからね。
排気量1/4です。パワーは、1/5ぐらいかな?

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開会式。
公道を走るというのが大きいけれど、
警察や、町役場など、行政の方の理解とご協力あっての日高です。
もちろん、スタッフの方たちもですけど。
注意事項などの説明も終わり、開会式も終了です。

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今回のDAY1のタイム設定は、こんな感じ。
自分のタイム表だと、
8時50分パルクインで、スタートが9時05分。
フィニッシュ予定が、15時05分。
6時間という競技時間。
まぁ、6時間ずっと走ってる訳じゃないですけどね。
後で、また説明書きますが、1周終わってパドックで、かなり休憩時間がありますから、
実際走ってる時間は、4時間半ぐらいかな?そんな感じです。
そして、いよいよスタート!
お写真いただきましたので、せっかくなので。
IAクラスでのTTR125での参戦。ちゃんと完走出来るのか?レッツゴー!
2025rd3cmapクドイけど、一応、コースマップ。
1周目は青マーカー。コースマップの1ページ目。
NAクラス以上が走る2周目が、赤マーカー。コースマップの2ページ目。(左下の矢印でみくれる)

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日高出発前から分かっていたので、バーパッドに、こんな風に書いておきました。
レース中、おいていかれて、お一人様になって、慌てふためかないように・・・
と、いう訳で、まずは最初のタイムチェック、TC1を目指し、スタートです。
スタートして、すぐに高原荘のCT(クロステスト)を走ります。
走る回数が少ないので、日高は下見ラップ無しで、
リザルトに反映される、タイムアタックがいきなりです。
その後、ルートを走り、三島ET(エンデューロテスト)を走り、
またルートを走行。そして、最初のタイムチェック(TC1)に到着です。
今回は、TTR125での参戦ですので、リザルト狙える訳もなく、
完走、できればオンタイムでの完走が目標です。
そして、欲を言えば、どこかのテストで1回でもビリタイムを回避出来たら・・・
そんな妄想をしていました。
オンタイム完走を狙う上で、最も重要なのが、この最初のTC1までとなります。
一昨年かな?最初のTC1までの区間タイムがギリギリだったんですよねー。
TTR125は、走破性は良いのですが、いかんせん排気量も小さく、
巡行速度が限られます。
なので、長い距離を速く移動するのが、一番苦手です。
このスタートから、最初のTC1までの区間タイムは、今回は81分。
これが余裕あるのか?無いのか?
コースは、コースマップ見る限り、昨年とほぼ同じ。
では、昨年はどうだったのか?
うーん、全く覚えていません・・・
と、いう事で、そういう時に役に立つのが、このブログ。
事前に見返しておきましたが、昨年は、TC1までの区間タイムは80分。
そして、けっこうギリギリだったと書いてありました。
なるほど~。
今回は81分なので、1分長いのか・・・
ギリギリだとすると、1分は貴重だ。
なので、頑張りました。
高原荘CTと、三島ETとテストが2つあります。
トップライダーや、タイムを狙うライダーは、
普段の大会より荷物の多くなる日高は、特にですが、
テストの前に荷物を置いて、走り、
テストが終わったら、荷物を回収して、ルートを走る。
そういうライダーが多いです。
ですが、自分は、そんな時間すら大事にしたいのです。
実際昨年は、パンクして途中で修理したりしてますが、
あらゆる事態を想定して、自分は荷物がかなり多く、重たいんですけど、
そのまま背負ってタイムアタック。
ルートの林道も、全開!ではないですが、
かなりプッシュして走りました~。
それでも、後ろの組のライダー達に抜かれますけど。
最初の高原荘CTは、走りやすいですが、ビリタイムを回避するのは難しい。
三島ETは、アップダウンもなく、超狭いウッズ走行が長いので、
ここはワンチャンあり!と気合を入れて走りました。
そして、TC1に無事に到着。
おー、何と10分ぐらいの余りで、到着する事が出来ました。
頑張った甲斐がありました。
これは、オンタイム完走は十分狙えるぞっ!
そして、次に向かいます。
コースマップ見てたら、沢沿いを走るから、沢があるのかな?と思っていましたが、
沢を走るのは、西山ET(エンデューロテスト)の直前だけでしたね。
タイムチェック2(TC2)までの区間タイムは、31分。
西山ETの走行も含まれますから、距離は短いですね。
沢の走行も、水量が少なく、問題なし。
そして、西山ETへ。
ただでさえ、速度レンジの高いテストですが、
今年は、前回のブログでも書いたように、
西山ET中の沢の走行が無くなり、林道区間が長くなっています。
まぁ、とにかく頑張るだけですが、
やはり、後ろのライダーに抜かれてしまいますよね。
邪魔にはならないように、走ったつもりですが。
西山ETを走り終えると、すぐにタイムチェックとなります。
そして、タイムチェック2(TC2)にも無事オンタイムで到着。
いやー、西山ETは、ハイスピードなので、体力もそうなんですけど、
精神的に削られますね。
そして、次。
タイムチェック2(TC2)から、タイムチェック3(TC3)までは、
ほぼ、アスファルトの移動のみ。
最後に沢を一瞬越えるけど。
そして、TC3~三岩エクストリームテスト~TC4までが、
区間タイムが最長の87分となります。
当然、距離も長い感じですね。
TC3直後の町牧エリアが少しお山っぽいエリアですが、
やはり林道多め。
とにかく、林道を頑張ります。
走る事自体は、難しい事はないですね。コンディション良ければ、なおさらに。
三岩エクストリームテストは、
三島ET同様に、1日1回しか走らないですし、
ビリタイム回避を狙えそうな、数少ないチャンス。
TTR125で、頑張りました~。
後半の下って、急に登るを繰り返すポイントで、ちょっとミスって、
登りが届かず・・・
何とか押して通過して、ロスを最小限に。
そして、三岩XTを終えたら、すぐに、
沢渡りが待ち構えてます。
動画で見ると、大した感じじゃないですが、
他の沢の走行と比較すると、少し深いんですよねー。
バイク倒したら、かなりの確率で水没となりそうなので、
慎重になります。
そこを抜けると、しばらく続くガレガレのロックセクション。
セクションという程でもないですけど。
そして、日高ロックスの予選タイムアタックを行ってる、
超フラットダート。
最高速アタックなんかしたくなりますよね。
昨年は、この辺りでパンクに気づき、苦労しましたが、
今年は、大丈夫でした。良かった~。
ひたすらに、林道を頑張る。これが、なかなかキツかったですね。
バンバン後ろのライダーに抜かれるので、
時間が心配になります。
TC3とTC4は、同じ場所となるので、
後半は、また町牧エリアを走行しますが、
お山っぽいエリアは、最高に楽しい~!コンディションも良いし。
雨降ってたら、かなり難しくなりそうでしたけど。
熊笹かな?足元が全く見えない状態での走行なんかも、
普段はめったに走る事ないので、楽しいような、
見えない根っことかで、転んだら嫌だな、とかビビったりもしますけど。
そして、無事にTC4に到着。
TC4から、高原荘に戻るまでは、ほぼアスファルトと、
ちょっとした林道のみ。
高原荘に到着したら、パドックに戻る前に、
再度、一番最初に走った高原荘CTでタイムアタックです。
そして、パドックに到着。
この区間タイムは、72分と長いのですが、
実際には、1時間近くパドックで休憩となります。
昨年も同じでしたね。
これは、時間調整だと思うのですが、
以前は、この休憩時間みたいのが無くて、
そのまま2周目に突入していました。
2周目は、ショートループで、距離が短く、
単純に、もう一度、西山ETを走ってくる為に回る感じです。
そして、高原荘に戻り、3回目の高原荘CTでタイムアタックとなる訳ですが、
休憩を挟まないと、
IAトップ陣が2周目を走り終えて、最後の高原荘CTに到着すると、
承認クラス(今の呼称は、エンジョイクラス)が、1周目の終わるタイミングで、
2周目終わりのIAクラスと、高原荘CTバッティングしてしまったんですねー。
なので、そうならないように、
パドックで休憩というか、時間調整が入るようになったみたいです。
さすがに1時間近く休憩があると、間延びしちゃう感じはありますが、
天候も良いので、ノンビリ休憩です。
軽く食事取ったり出来ますしね。
そして、DAY1のラスト。
2周目に突入です。
序盤アスファルトを移動して、1周目のTC1の後から、林道などへ合流し、
2回目の西山ETへと向かいます。
そして、西山ETで事件が起こります。
ここまで来ると、もうオンタイム完走も楽勝だぜ。
西山ETのタイムを、もうちょっと頑張るぞ!
と、調子に乗っていたのかもしれません。
序盤のウッズは快調に抜け、高速林道ステージへ。
頑張った所で、大したタイムが出る訳でもないのに、頑張ってしまいました。
ん?何か石かな?黒っぽい塊が見えました。
それを右手に避けて通過。
すると、げっ!
なんか路面がめっちゃ凹んでる。というか、えぐれてる?
これ絶対に前転する~!
と、思ったら、前転してしまいました。
さらに、
バイクが背中から降って来る!と直感しました。
当然、何も出来る訳なく、
痛い・・・
起き上がれる?
手足は動く?
息は少し苦しいけど、何とか動ける。
後ろからライダーが来るので、
急いでバイクをどかさないと・・・
もう必死です。
バイクの所には、ヘルメットのバイザーや、腕時計が落ちてました。
とりあえず、バイクを起こして、少し先の邪魔にならないだろう辺りへ移動。
バイザーや腕時計を回収して、
リュックに回収。
カメラの無事も確認して、少し休憩。
左腕が上がらないけど、
何とかバイクは転がせそうだ。
そこからは、徐行です。
後ろから来るバイクを気にしながら、
何とか西山ETをフィニッシュ。
タイムチェックには、バイクがたくさん並んで待っています。
あれ?まだIAクラスも並んでるぞ。
マジ~?ラッキー!
何とかオンタイムで通過出来ました。
とりあえず、テストは走ったけど、
タイムチェック後はアスファルトにすぐ出るので、
そこからパドック戻ってリタイヤも考えていたのですが、
ここまでオンタイムで、来れたなら、
あとは、高原荘に戻るまでは、移動ぐらいなので、
行くしかない!
しかし、転倒から時間も経過し、
徐々に痛みも強くなる。
左手はハンドルまで上げるの痛いし、
何よりギャップとか振動で響く。
幸い手は、グーパーすると少し痛いけど、出来るので、
ウエアの首元をつかんで、
左腕がプラプラしないように片手運転。
スタート以外はクラッチ使わずシフトチェンジ。
何とか高原荘に辿りつき、
最後の高原荘CTを走ります。
そして、何と天気予報通りなんですが、
雨が降ってきました・・・
ウソだろ。やめてくれ~。と、心の中で叫んだの言うまでもありません。
転んだら、かなり厳しいので、コーナーも大きくゆっくり走行。
4分ぐらいのテストですが、7分ぐらいで通り抜ける。
そして、プレフィニッシュ。
やったー!走り切ったぞー。
と、思ったら、
普段ならプレフィニッシュで、たくさんバイクが並んでるはずが、
ちょっとしかライダーがいない。
あれ?
と、いう事はオンタイムには間に合っていないぞ?
慌てて、そのままプレフィニッシュを通過。
あ・・・4分、間に合わなかった。
そして、パドック。
何か背中とかゴリゴリ音する感じだし、
さすがに、どこか骨も折れてるかも?
と、DAY2は諦める事に。
そのまま、すぐにフィニッシュして、バイクをパルクへ。
ここが、キツイ!
エンジン切って、バイクを押して、パルクに入れないといけない。
左手は上がらないので、右手1本と、
何となく身体全体でバイクを押して、パルクイン。
あー、DAY2を残して、自分の日高は終わってしまいました・・・
後から、色々なライダーと話をしたら、
同じIAクラスの#10内山 裕太郎選手も、
どうやら同じ所で前転したらしい・・・
と、まぁ、そんな感じのDAY1でした。
その後、救護にも行きましたが、
まぁ、折れてるかもねー。との事で、
人生初の三角巾をもらい、腕をぶら下げる事に。
三角巾してると、負傷したのバレバレだし、
そもそも歩いてる姿が、怪我人感を出しまくりだったので、
会う人、会う人に心配してもらう始末。
もう、ご心配お掛けしました~。
そんな話はさておき、DAY1が終了しました。
注目のIAクラスは、
#1馬場選手が、普段乗り慣れていないWR450Fでしたが、
見事1位をGETして、いよいよチャンピオンに王手を掛けました。
2位は、#20勝山 聖選手。
大排気量のKTM 500EXCで、1位の馬場選手とは、24秒差で2位。
3位は、2位の勝山選手から送れる事、5秒で、
#4保坂 修一選手という結果に。
これまた、どうでも良いですが、自分は・・・
24台中、24位で、当然ビリでした~。
何とか完走はしましたが、4分遅着で、オンタイムを逃す。
テストタイムは、三岩XTと、2回目の高原荘CTで、ビリを回避。
まぁ、これはタイムが良いというよりは、
テストでミスしたライダーがいたんでしょうね。
高原荘CTは、大神選手がトラブってたし。
これ、ライブリザルトの画面ですが、
赤枠が、1周目終わり時点の合計タイム。
まぁ、これで見ると、
タラればな妄想ですが、
NBクラスだと、11位ぐらいのタイムでしたね。
TTR125でも、それなりに走れるという事で・・・
レースが終わり、
その後、雨は降ったり、止んだり。
予報だと、夜中に物凄く降るような予報。
DAY2は、マディー決定の予感。
どうなる事やら・・・
痛くて、それどころでは無かったですけど。
その③DAY2へ続く。