競技規則の改定など!
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
2023年一発目のブログですが、1月終わってましたね・・・
JECのサイトやMFJのサイトなど、新しい情報がアップされていますねー。
そんな中で、気になる情報をピックアップして、ご説明など。
さて・・・
今回は、競技規則など。
競技規則は、以前はライセンス保持者には冊子が送られていましたが、
現在はWEB上での閲覧のみ。
違いをチェックするのは冊子の方が便利ですが、
今やスマホが発達してますから、WEBオンリーでも問題なし。
MFJホームページからトップメニューのモータースポーツから、
国内競技規則を閲覧する事ができます。
今年はモトクロスなんかも色々改訂されていたみたいですねー。
ちなみに、見方としては、
緑字:前年度からの改定箇所 太点線は該当箇所参照へのリンク
赤字:年度途中の改定箇所 赤取消:年度途中の削除箇所
という感じ。
まずは、MFJ全体での共通規則だったりする総則から。
エンデューロに関する項目のみをピックアップ。
8-11-4 エンデューロ国内B級ライセンス
16歳以上で、下記要件を満たしている者。
MFJの公認する当該ライセンス取得講習会を受講していること。
ライセンス申請の有効期間は受講日から1年以内とする。(対面講習会)
または、MFJホームページ[https://www.mfj.or.jp]上の当該ライセンスWEB講習会を受講し、
受講後のテストに合格していること。
ライセンス申請の有効期間は受講日から1ヶ月以内とする。(WEB講習会)
説明
国内B級ライセンス(NB)、といっても、ここでは新規取得者の場合です。
すでにNBライセンスを所持している方が更新する場合は、WEB講習会はないようです。
次につづく、ピットクルーライセンスやエンジョイライセンスも同様で、
新規に取得する方は、事前にWEB講習会を受講し、テストに合格する事が必要になったようです。
8-12
ピットクルーライセンス
ピットクルーは競技者のサポートとして競技に参加するための資格である。
ピットクルーの登録が必要な競技においては本ライセンスを要し、16歳以上であることを条件とする。
ピットクルーは AタイプとBタイプに分かれる。
Aタイプ:ピットクルーの活動および承認競技会に選手として参加できる資格(承認ロードレースは除く)
Bタイプ:ピットクルーの活動のみの資格(承認競技会に選手としての参加は不可)
8-12-1 ピットクルーAタイプ
16歳以上で、MFJホームページ[https://www.mfj.or.jp]上の当該ライセンスWEB講習会を受講し、
受講後のテストに合格していること。
ライセンス申請の有効期間は受講日から1ヶ月以内とする。(WEB講習会)
受講する講習はエンジョイ講習会(競技ライセンスを取得する際の基本講習会)
8-12-2 ピットクルーBタイプ
16歳以上であれば申請のみで取得可とする(講習会の受講は不要)。
※ 競技ライセンス(エンジョイライセンス除く)、
ピットクルーライセンス所持者は以下条件で競技会のオフィシャル業務に従事することができる。
1 年齢18歳以上(当該競技会開催日時点)
2 自身が参加者として出場している競技会ではオフィシャル業務に従事できない。
3 従事可能なオフィシャル業務は競技役員3級が従事できる役務に限られる。
4 競技役員ライセンス所持者がオフィシャル業務に従事した際に付与される等級昇格に必要な実務ポイントは与えられない。
説明
ピットクルーライセンスがAとBの2種類に分かれるようです。
Aは、ピットクルーとエンジョイの組み合わせという感じなんでしょうね。
Aタイプを取得していれば、承認競技会に参加出来る。
けど、新規取得の場合は、WEB講習が必要。
Bは、ピットクルーのみで、競技には出れない。
代わりに、WEB講習は不要。そんな感じ。
今回自分も初めて知りましたが、以前からAタイプ、Bタイプがあったみたいですが、
免許証が無い場合にBタイプだったみたいですね。
ピットクルーライセンスは、ライダーのメカニックとして登録する場合に必要なのですが、
エンデューロの場合は、IA、IBクラスのライダーのメカニックとして登録する場合に、
このピットクルーライセンスが必要になります。
また、ピットクルーライセンスがなくても、エンデューロ競技ライセンスを所持していれば、
IA、IBクラスのメカニックとして登録が可能です。
つまり、承認クラスやW、NB、NAまではライダーのサポートをするのに
ピットクルーライセンスや競技ライセンスは不要という事ですね。
大会によっては、事前に登録だけ必要になる事もあった気がするので、
それは、大会ごとの特別規則を要チェックとなります。
この内容については、エンデューロ競技規則6ライセンスによる区分
(こちら)に記載がありますので、気になった方はチェックですね。
8-13-1 エンジョイライセンスの取得条件
競技会主催者(当該競技会を開催する)等で行われるエンジョイライセンス取得講習会を受講していること。(対面講習会)
または、MFJホームページ[https://www.mfj.or.jp]上のエンジョイライセンスWEB講習会を受講し、
受講後のテストに合格していること。ライセンス申請の有効期間は受講日から1ヶ月以内とする。(WEB講習会)
説明
これも、同じで、エンジョイライセンス取得の場合も、新規取得の場合は、
事前WEB講習とテストが必要。
13-1-1-3 満18歳未満の者で、親権者による競技会参加承諾書・印鑑登録証明書(ライセンス申請時必須書類)を提出した者。
※ 提出義務対象者はクラスを問わずロードレース、モトクロス、トライアル、スノーモビル、
エンデューロ、スーパーモト競技ライセンス申請者とする。
説明
18歳未満が競技に参加する場合、ライセンス申請時に印鑑証明書が必要になったみたいですね。
9-1 国内B級→国内A級
全日本での自動昇格は、ランキング8位まで。は、変わらず。
エリア戦の一部地域の昇格人数(自動昇格)が変更になっています。
北海道:6人/東日本:6人/中日本:6人/西日本:5人/九州:3人)
西日本が4人から5人に昇格人数が1人増えました。
九州は逆に5人から3人に昇格人数が減りましたね。
9-2 国内A級→国際B級
全日本での自動昇格は、ランキング5位まで。は、変わらず。
エリア戦の一部地域の昇格人数(NAからIBは昇格申請)が変更になっています。
北海道:3人/東日本:3人/中日本:3人/西日本:2人/九州:1人)
九州が2人から1人に昇格人数が減りました。
次は、エンデューロ競技規則をチェック。
7-5 ランキングの決定方法
7-5-1 2023年全日本選手権対象の全クラスのランキングは、
全5大会8ラウンド中上位の6ラウンド分の合計得点(有効ポイント制)により決定される。
7-5-2 2023年エリア選手権対象の全クラスのランキングは、
7-1によって与えられた全ラウンドの合計得点により決定される
(別途各エリア選手権シリーズ特別規則により規定される場合がある)
(県大会が開催される場合は、別途県大会のポイントスケールが適用される)。
説明
昨年にもお伝えしてましたが、全日本は今年から有効ポイント制となる点が
最大の改定ポイントですね。
35-3-12 パルクフェルメまたはワーキングエリアに規定時間より早く入場する。
説明
これは、ペナルティーリストに追加された項目ですが、パルクやワーキングエリアへの
早着(決められた時刻に入場しないといけないけど、間違って早い時刻に入場しちゃう事)
に対して、今までペナが無かったのかな?
まぁ、あまり無いとは思いますが・・・
次は、エンデューロ技術規則
7-2 サイレンサー後端の排気出口中心軸は、車輌の中心軸に対して上下、
左右共に平行でなければならない(許容誤差は±15°とする)
サイレンサーの後端部は事故等により接触した場合に、
ライダーの身体を守る為に危険な形状であってはならない。
サイレンサー後端のパイプが3mm以上突出している場合は、
その後端部は180°の角度で曲げられるか、R形状に加工されていなければならない。
どちらの形状の場合も、端部の厚さは最低3mm以上なければならない
7-3 排気ガスは後方に排出しなければならないが、ほこりを立てたり、
タイヤやブレーキを汚したり、またパッセンジャーや他のライダーに
迷惑をかけるような放出の仕方をとってはならない。
後続ライダーに迷惑をかけないようにするために、
オイルの飛散を防ぐ措置を施さなくてはならない。
説明
サイレンサーに関する内容ですが、ちょっと分かりにくいんですよねー。
基本、最近のマシンの純正サイレンサーなら問題はないかと。
アフターメーカーのパーツに変更している場合などは、注意が必要ですね。
あとは、破損してる場合とか。
と、そんな感じですね。
まぁ、こういうのはチェックするの苦手な方もいるでしょう。
が、しかし!
以前にも書いていますが、
レースで少しでも上位を目指す!ランキングを上げたい!
昇格したい~!
なんて事を考えてるライダーは、ライディングスキルを磨く、
マシンをメンテする、というのも大事ですが、
これら競技規則をシッカリと把握する!事も落とさない為には必要ですね。
まぁ、今回の要点をまとめると・・・
・ライセンス新規取得者(NBやピットクルー、エンジョイ)は、事前のWEB講習&テストが必須。
・エリア戦での昇格人数が一部変更。
・全日本は全8ラウンド中の6ラウンド有効ポイント制に。
この3点ですね。長々と書いたんですけど・・・
本当は、他の事も一緒に書くつもりでしたが、
長くなり過ぎたので、また別途アップするので、
今回は、これでおしまい。
と、言いつつ追加のご案内。
レース自体は、エリア戦だと早いレースは、もう始まりますね。
すでにライセンスをお持ちの方は、4月以降のレースに向けて、
ライセンスの更新時期という事になりますね。
ですが、新たに参戦を始めようとする方は、
2023年3月末までのライセンスが必要になります。
2022年度+2023年度という事になるのですが、
これには、割引制度がありますので、ぜひ、そちらのご活用を!
2022+2023MFJライセンスパッケージ申請受付のお知らせ
(WEB限定・申請料金割引キャンペーン)(こちら)
新規取得の方は、先に書いたWEB講習など必要になりますから、
お早目に~。
と、いう事で、今度こそ、おしまい。