2024競技規則が発表になっています!

あけまして、おめでとうございます。

昨年は、個人的に色々お騒がせ、ご心配を掛けてしまいました。

たくさんの方からご支援をいただき、2024年を迎える事が出来ました。

本当にありがとうございました!

また、新年から震災の影響を受けている方もいると思いますが、

心より、お見舞い申し上げます。

さて、全日本が昨年9月に終わって以来、ご無沙汰しておりました。

まぁ、なかなかネタが無いもので・・・

ちょっと退屈なお話にはなりますが、競技に参加する上で重要となる

競技規則が2024年度版として、リリースされています。

と、いう事で、ちょっと見ていくとしましょう。

さて・・・

以前は、ライセンス保持者に冊子が送付されていましたが、

現在はWEB上での案内となっております。

MFJの公式サイトで見る事が可能です。

こちら。

全競技共通な事などが、総則に記載され、

各競技ごとにさらに、細かく、といった具合です。

まったくノーチェックな方は、面倒でも一度目を通しておく事をおススメしますよ。

おそらく、知らない事がいっぱいあると思います。

何度も出てて、だいたい知ってるぜ~。

と、いう方には、変更点だけチェックするのもアリですね。

ちなみに、文面上で赤文字が変更点となっております。

そんな訳で、全体を通すと普通に読む事になるので、

ここでは、その変更点についてチェックしていきましょう。

※については、自分の補足文面です。

 

まずは、総則から。

16  ライダーの装備(MFJ公認ヘルメットおよびレーシングスーツ)

16-1-4 競技会の車両検査の際、ヘルメット検査が行われ、MFJが公認したものであっても、損傷しているなど
著しくその機能を失っていると認められるものは、ライダーの安全上その使用が禁止される。
〈推奨〉ヘルメットは、使用頻度や保存状態で経年劣化に差があるが、使用開始後10年を経過した製品
は使用しないことを推奨する。

※今までは、年数に関する記載がなかったのが、目安が追加されてますね。

 

3   昇格、降格の種類と手続き
3-2 申請昇格とは
昇格対象期間内に規定の申請昇格の資格、得点または順位を得た場合、ライセンスは申請すれば上位区
分に昇格する。 明確な基準が定められている申請昇格については、 その対象者にはその年の 12 月中に
MFJより通知される(ロードレースフレッシュマン→国内の場合および年齢昇格は除く)。
申請昇格の権利を得て、申請昇格期間内に手続きをしなかった場合は、申請昇格の権利はなくなる。なお、
昇格後の区分が有効となるのは2025年1月1日からとする。昇格を希望する者は昇格手続きが完了する
までの競技会に出場できない。
また、申請昇格の手続きを行った後、昇格の取り消しは一切認められない。

※エンデューロだと申請昇格の対象は少ないので、該当する人はまずいないので、気にする必要ないかな?

 

9   エンデューロライセンスの昇格(ここは、自分の文章で書いちゃってます)

NB→NA

全日本での昇格は、ランキング1~8位までが自動昇格(強制的に)

エリア戦の昇格人数が一部エリアで変更になっています。(シリーズランキング上位者)

北海道6人→4人

東日本6人のまま

中日本6人のまま

西日本5人→6人

九州3人のまま

※昇格枠が、北海道は2人減り、逆に西日本は1人増える形に。

他のNAからIBや、IBからIAへの昇格人数については、変更なし。

昇格とは逆の降格なんていうのもあり、降格した場合の年度中の再昇格という規定も

ありますが、エンデューロだと、まず該当者がいないと思うので、ここでは省略。

 

あとは、アンチドーピングについて、文面が大幅に変更されていますが、

ここでは省略しますね。

長々と書いてますが、大きなトピックは、NBからNAへのエリア戦での昇格人数の変更ですね。

 

つづいては、エンデューロ競技規則について。

3   大会特別規則(SR)の発行
主催者は、大会特別規則(SR)を発行しなければならない。大会特別規則(SR)には、運営組織図、コース、平均ス
ピード、エントリー料金、宿泊施設等、開催地に関する必要な情報が含まれることとする。

※あまり良く分かっていませんが、運営組織図なる物も情報として追加されるようです。

 

7 ポイント集計方法
7-5-1  ランキングは、全4大会7レース中上位5レース分の合計得点(有効ポイント制)により決定される

※大会数が昨年と異なるだけで、有効ポイント制は継続という事ですね。

7-5-3  2日間で構成された競技会の1日目を「DAY1」、2日目を「DAY2」とカウントする。

※ちなみに、去年までラウンド1、ラウンド2と呼んでいて、呼び名が変更

7-5-4  シリーズを通して、競技会の1日ごとにレース1、レース2……とカウントする。

※これも呼び方が変わっただけですね。

 

8 再スタート

8-2  DAY1を完走し車両がパルクフェルメに保管された場合、何らかの理由でDAY2の自身のスタート時間
よりも前にパルクフェルメから車両を持ち出した場合、DAY2に再スタートすることはできない。

※これは、新規に追加のようですね。

2DAYSの場合、ポイントはそれぞれ別に集計されますが、大会としては2日間なんですよね。

DAY1を走り終えたからといって、一旦車両を夜に整備して、DAY2を走るのは無し、という事ですね。

今までも出来なかったと思いますが、明確にされていますね。

DAY1をリタイアした場合のみ、再車検を受ければDAY2走れるという事ですね。

 

16 大会運営について

16-2-4-1  DAY1の競技終了後にパルクフェルメに保管された車両は、当該クラスの最終ライダーがパルクフェル
メに到着してから30分経過するまではパルクフェルメから持ち出すことはできない。

16-2-4-2  16-2-4-1 に従い 30 分経過後に車両を持ち出した場合、DAY1 の成績は保持されるが DAY2 に再スタ
ートすることはできない。 8 再スタートを参照のこと。

※上記2つは、追加な文面ですが、何かしらの理由でDAY1だけで帰らないといけない、

そんな場合に当該クラスの最終ライダーがパルクに到着してから30分経過してたら、

パルクから出してもDAY1のリザルトは確保される、そういう事みたいですねー。

(最終ライダーが遅着して遅れていると、タイム表通りにはいかなので、要注意)

2DAYSの場合、DAY1終了後にパルクから出せない、つまり出すとDAY1のリザルトも

無くなってしまう事を改善してくれたみたいです。

でも、当然DAY2はスタートできない、という事。

 

17  スタート、ゼッケンナンバー

17-5-3 第 2 ラインまでにエンジンが停止してしまった場合、その場で再始動させスターティングシグナル提示
から1分以内に第2ラインを通過すればペナルティーは科せられない。

※これはスタート時の話ですね。第二ラインとは、いわゆる20メートルラインの事で、

その場で、という文面が追加されています。

今までも押し掛けは禁止とあるのですが、スタート後のエンスト時に明確にダメ、という記載が

無かったので、その場で、が追加されたのかな?

押しながらセル回すとかも裏技的にありますが、それはダメという事。

17-5-5 スタートラインと20mラインの間においては、車両への作業は一切禁止される。違反した場合、失格ま
たは他のペナルティーが科せられる。

※これは、新規の文面ですね。これもスタートから第二ライン間で、作業は禁止と明確に書いてなかったですからね。

しかし、実際には数十秒なので、作業できないですけどね。

17-5-6 スタートラインが2本用意されている会場では、スタートライン上でエンジンを始動できずに車両を押
してスタートラインを通過した時点で10秒のペナルティーが科されるものとする。

17-5-7 スタートラインが1本しか用意されていない会場では、スタートライン上でエンジンを始動できない場
合に次のスタートライダーに場所を明け渡すため、前方にある始動用のエリアに移動してエンジン始動
を再度試みることができる。この際、スターティングシグナル提示から1分が経過するまではペナルテ
ィーは科せられないが、1分が経過した後は速やかに車両を押して20mラインを通過しなければならない。

※上記2つも、追加文面ですね。

スタートラインが2本というのは、今までも文面としてありましたが、

実際の大会では無かったので、ちょっと理解できませんでしたが、問い合わせをして確認。

本来は、上記のように3台1組の場合、横に2列に並ぶ。これが本来の姿で、

この状態がスタートライン2本との事。

Dがスタートラインで、1本なんですが、これが2本という意味。

図の状態でスタートエリアが用意されていた場合は、次の組がすでに並んでいるので、

先の組で、すぐにエンジン掛からずに、その場で始動に時間が掛かっても

邪魔にならない。

なので、この場合は、スタートラインを押して超えた時点で、ペナルティー対象になる。

17-5-7でいう、スタートラインが1本しか用意されていない場合、というのは、

今までの大会が基本的に、それでした。

要は、3台1組ずつ並んでいる状態です。

この場合は、スタートラインが1本という解釈で、

スタート後にすぐにエンジンが掛からなかった場合、

次の組の邪魔になってしまうので、

前方にある始動エリアに移動して、つまりスタートラインを押して超えても、

すぐにはペナルティーにならない。という事。

前方にある始動エリア、というのも今まで特になかったと思いますが、

今後用意されていくのかな?もしくは、スタッフの指示に従う感じですね。

その始動エリアでスタート時刻から1分経過してしまったら、

(ここでは、プラグ交換等の作業はできない)

第二ライン(20Mライン)を超えて、エンジン始動を試みてください。

そして、ペナルティーがつく、という事ですね。

まぁ、なかなかスタートエリアを広く取る事も難しいので、

現場次第という感じになってしまうかもですが、

理解しておくのは、大事ですね。

今回で変更された、というより、明確じゃなかった文面を細かく説明した、

という事のようです。

しかし、あまり気にしない事ですね。スタートのペナは、10秒ですから。

 

21 外部援助
21-2 ライダー本人だけが行なえる行為

※本人、という文面が追加されました。

今までは、ライダーだけが、という文面でした。

広く解釈しちゃうと、参加ライダーなら、自分以外のマシンに対して作業できちゃう、

というのを規制するための文面かと。

マシン整備とか、タイヤ交換とかですね。

これで、自分自身のマシンに対してのみ、という意味が明確になりました。

21-3 ライダー本人またはメカニックが行なえる行為

※これも同じことですね。

 

22 外部通信

22-2-3 メインのパドックに限り、携帯電話の使用に一切の制限はないものとする。

※今までは、ライブリザルトのチェックなどはOKだが、相互通信、通話、メール、SNSはダメだったが、

メインパドックのみ、規制なしということ。

メインパドックでSNS等を発信する事もOKとなり、

プロモーションなどに活用できるという事です。

 

31 テスト
31-12-6 ファイナルクロスにおいて不足周回数が発生した場合、(不足の)1 周につき規定時間(分)(大会特別
規則または公式通知で公示)が加算される。

※これは、書き方が変わっただけで、内容については特に変わってない。

 

35 ペナルティーリスト
35-3-7 スタート後、スタートラインと第2ラインの間で車両のへの作業を行う

※これは、先にも説明してますが、新規文面です。第二ラインとは、いわゆる20Mラインのこと。

35-3-12 当該クラスの最終車両がパルクフェルメに到着してから30分が経過する前にパルクフェルメから車両を
持ち出す(失格)

※これも、先に説明したのと重複してますが、30分経過してれば、DAY1のリザルトは確保される、

というやつで、30分経過前だと失格ですよ。という事。

書いてないですが、2DAYSのDAY1だけの話かと。

1DAYで、30分経過してからなら失格にならない、という事になると、

みんなパルク解放前に車両出しちゃいますからね。

エンデューロの競技規則については、こんな感じ。

エンデューロ技術規則(車両について)については、昨年同様で変更なし。

 

役員に関する事とか、外国から参戦のメカニックついてとか、

細かい、というか該当する事がまず無いだろう~というのは省略しちゃってますが、

今年の変更点は、こんな感じ。

大筋では変更は無いものの、やはり細かい部分で補足的に追加されてますよね。

まぁ、知らないよりは知ってる方が良い訳です。

お暇潰しになったでしょうか?

 

すでに案内出てるので、チェック済みの方が多いかと思いますが、

今シーズンの全日本については、日程と会場が発表されてますね。

◎全日本エンデューロ選手権シリーズ

開催日 レース 会場

第1戦 4月27日(土)~28日(日) ①② スポーツランド SUGO(宮城)

第2戦 6月 9日(日) ③ テージャスランチ(広島)

第3戦 9月21日(土)~22日(日) ④⑤ 日高町(北海道)

第4戦 10月26日(土)~27日(日) ⑥⑦ プラザ阪下(大阪)

※7ラウンド中上位の5位レースを有効とする有効ポイント制で行われます。

開幕戦が広島じゃないのは、いつぶりかな?

SUGO開幕で、4月末ですから、まだしばらく先ですねー。

今年から全日本参戦するぞー!という方には、

2024年度のライセンスを取得すれば良いので、少し負担が小さいかな?

今までだと、3月が開幕だったから、

年度途中からのライセンス取得が必要でしたからね。

北海道ラウンドは、昨年に続き、日高という事で、

昨年の久しぶりの日高に参戦出来なかった方には、チャンス到来です。

そして、久しぶりにプラザ阪下が復活!

過去には、阪下で全日本もやったんですよー。

 

先日発表されてましたが、

IAクラスでは、昨年の開幕戦のみスポット参戦で優勝を飾った、

田中 教世選手が、有効ポイント制を利用して、参戦を表明してましたねー。

また、釘村選手のBetaからの離脱も発表されてました。

新しい体制は、まだ発表されてませんでしたが、気になりますねー。

2年連続チャンピオンとなった馬場選手とのバトルが激しくなるのかなー?

他にも渡辺 学選手もJEC出るような事を言ってくれてましたし、

楽しみですねー。

 

エリア戦についての情報が、まだ発表されていませんが、

そろそろ出てくると思います。(北海道は、発表済み)

エリア戦に関しては、MFJの公式サイト内の地方選手権をチェックする感じとなります。

こちら。

各エリアを開けば、情報が出てきますから、

たまにチェックしてみてくださいね。

 

とりあえず、新年1発目のブログ更新でした。

退屈な内容だったかもですけど。

おしまい。

 

 

Follow me!