MFJ国内競技規則を読んでみよう!

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

新しい年となりましたね。

年末年始のお休みも終わり、お仕事始まっている方も多い事でしょう。

昨年はコロナの影響により、今までとは違った生活となった年でしたが、

まだ、しばらく続きそうですね。

そういう状況下でレースやってる場合か?と思うところもありますが、

予定は立てておかないと、急には出来ませんからね。

そんな訳でレーススケジュールもボチボチと出始めています。

さて・・・

今回は、ライセンス保持者の方のお手元には届いているだろう、

MFJ国内競技規則について、ちょっと書いてみます。

2021年版の冊子が、自分の所にも届きました。

お手元にないかたは、MFJのホームページで、閲覧可能です。

こちら。

ライセンス更新の時に、冊子が必要か不要か、なんてチェック項目が

あった気がしましたが、それはさておき、

いくつか、変更点があったようですね。

ちょこっとチェックしておきましょう!

先に言い訳めいた事を書いておきますが、

競技規則の改定等について、もちろん自分は何も関与している訳もなく、

ざざっと、目を通したに過ぎないので、見落としもあると思います。

その辺は、ご了承くださいね・・・

 

MFJ国内競技規則は、MFJ傘下?管轄?管理?の競技である

ロードレース

モトクロス

トライアル

エンデューロ

スーパーモト

スノーモービル

の各種目全体に共通する規則と、

各競技の細かい規則とに分かれていますね。

当然ですけど、ここではエンデューロのみ書いておきます。

 

9 エンデューロライセンスの昇格(冊子67ページ)

国内B級(NB)→国内A級(NA)への昇格について、

自動昇格となる、全日本選手権での年間ランキング1~8位というのは、

変更なし。

エリア選手権シリーズでの自動昇格のランキング上位者で、一部変更あり。

変更なしは、

北海道、東日本、中日本・・・6人で昨年同様(順位じゃなくて人数みたい)

変更ありは、

西日本・・・4人(昨年までは、3人でした)

九州・・・5人(昨年までは、4人でした)

 

国内A級(NA)→国際B級(IB)への昇格、

国際B級(IB)→国際A級(IA)への昇格については、

昨年と同じとなっています。

ただし、各クラス共通で、

※昇格対象者の最下位の者と同点の者は昇格者に含まれる。

(昨年までは、同点者がある場合は、この人数を越えることができる。という文面でした。)

という事らしいです。

同点の場合の条件が、最下位の者に限定されたって事でしょうか?

実際には、なかなか同点というのは、起きにくいので、

とりあえず、そういう事と覚えておくぐらいでしょうか。

NBからNAへのエリア選での昇格で、西日本と九州が1名枠が増えたという事ですね。

 

あと、エリア選手権におけるボーナスポイントが、

3点(昨年までは、5点)に変更されています。

ボーナスポイントというのは、知らなかったのですが、

エリア選の場合、年1戦のみボーナスポイントが加算される大会があるんですね。

知りませんでした・・・

 

9-5 エンデューロ委員会指名昇格

エンデューロ委員会から指名された者は、昇格を義務づけられる。

この通知は別途対象者に通知される。

というのが、新しく追加されてます。

これは、新しい項目なのと、文面が短いので分かりませんが、

次の特別昇格およびその手続き、が廃止された事に関係しているのかもですね。

例えば、他の競技種目の国際A級(モトクロスやトライアル、ロード)の方は、

エンデューロライセンスの追加する場合、初回のみIA、IB、NA、NBから

選択して申請が可能です。(要は、いきなりIAで出れる)

ですが、例えばモトクロスのIBや、IAだったけど、ライセンス失効してるなど、

そういうライダーは全員じゃないですけど、超絶速かったりしますよね。

今までだと、NBからのスタートで、ライダー自身が特別昇格などの申請をしていたのが、

エンデューロ委員会の方から指名できるようになった、という事だと思います。

過去には地道に昇格をして、IAまで登り詰めたライダーもいる訳ですが、

明らかに実力があるライダーについては、それに相当するクラスで走ってもらおう!

という事でしょう。

昇格目指してるライダーにとっては、規格外に速いライダーがいると、

昇格指定席みたいな感じの予約がなくなってヤル気が出るかな?

ただ、シーズン中でも通知が出るのかは、不明ですね。

詳しく書いてない、という事は、きっと自由度があるんでしょう。タブン。

 

11 特別昇格およびその手続き

2021年度から特別昇格制度は廃止された。

廃止されたそうです。

ロードだと、けっこう細かく対象がありましたが、

エンデューロについては、書いてないので、曖昧な感じでしたからね。

 

さて、お次は、今回の1番の変更点といえるでしょう。

エンデューロ競技規則

7 ポイント集計方法(361ページ)

2021年より

ちなみに、昨年までは、

と、ポイントの付与が15位までとなり、

1位を除き、他の順位はポイント数が減っています!

ポイントの差がつきやすくなるって事ですね。

クラスによっては、参加台数が減っている事もあり、

完走すれば、最下位でもポイントGETなんて事が多かったのですが、

そうはならなくなりましたね。

NBクラスでポイントGETが目標!なんて方も多いと思いますが、

ハードル上がりましたねー。

それだけポイントの重みが増した感じでしょうか。

 

29 タイムリミット(375ページ)

これは、変更というのか分かりませんが、

下記の青文字の文言が2021年より削除されました。

「オリジナルタイムより60分オーバーした者、および早・遅着のペナルティ合計が

60分以上となった者は失格とされる。(但し、対象選手は競技を続行する事ができる)

大会により、IA・IBクラスではタイムリミットの設定が変更される場合がある。

変更される場合は、大会特別規則(SR)または公式通知により公示される。」

上記、IA・IBクラスでは、という文言が削除され、全クラスで変更される場合がある、

という形になりましたね。

昨年のルスツの時がそうだったのですが、大会特別規則(SR)で、

タイムリミットが30分とあったんですが、元々60分から変更できたのは、

IA・IBクラスのみで、記載はなかったのですが、他のクラスは60分の

タイムリミットだったんですよね。

ややこしいので、変更になったんでしょうね。

ちょっとマニアックですが・・・

変更になってると気づきやすい(基本太文字表記されてる)ですが、

削除された文言に気づくのは、気にしていないと分からないと思います。

大会ごとの特別規則をきちんとレース前に理解しておくことが大事ですね。

 

他にも変更点はあるかもなのですが、

自分が気づいたのは、こんな所でしょうか。

 

それ以外で、今まで通りなのですが、かいつまんで知っておいても

良い点をピックアップしておきます。

 

14-3 ゼッケンナンバープレート

これは、ゼッケンのバックグラウンドの色と、数字の文字色に関する

事項ですが、

今まで通りで変更なし。

わざわざ書いたのは、昨年話題になってましたが、

希望ゼッケンの廃止があったからですね。

ロードなんかは、希望ゼッケンなどがあり、ランキングとは関係ない

数字を選ぶ事が出来ましたが、

エンデューロでは、そもそもランキング順なのと、色も決まっていましたからね。

昨年同様という事です。

 

19 禁止事項(371ページ)

19-1

「エアまたは電動工具の使用は禁止される(バッテリーパワー工具は認められる)。」

19-5

「タイヤに空気を入れるためのコンプレッサーの使用は認められる。ただし、朝の

ワーキングエリアへのコンプレッサーの持ち込みは禁止される。」

バッテリータイプの電動工具はOK、パドックでのコンプレッサーもOK。

という事ですね。

コンプレッサーは、なかなか個人では持ち込まないですけど、

チーム単位だとあり得えますね。

 

21 外部からの援助(371ページ)

「1台の車両に同時に接触できる人数は制限しない。」

これは、自分も詳しく知らないのですが、

ISDEかな?世界戦かな?だと、1台の車両に接触できるメカニックの人数に

制限があったりするみたいですが、MFJでは、人数に制限がありません。

21-1 外部の援助が認められる行為

21-1-1

「ゼッケンプレートとプラスチックパーツに貼り付けられたスポンサーステッカーに

対する布やスポンジ・ブラシでの清掃行為」

いわゆる泥落とし的な行為ですが、難しい部分ではありますが、

ガッツリはいけませんよー、という事ですね。

ブラシって良いんだっけ?と自分も曖昧でしたが、ブラシはOKみたいです。

ライダーがやる分には、ゴリゴリ泥を落とすのはOKという事ですね。

洗車機や水道から直接ホースを使用しての洗車等はライダーでもダメですけどね。

19の禁止事項に書いてあります。

 

22 外部通信(372ページ)

22-2 携帯電話の使用

22-2-2

「パドックおよびタイムチェックに限り、エンジン停止状態で携帯電話を使用する

ことは認められる。」

基本は、他者との無線通信は禁止されてますが、

いわゆるライブリザルトのチェックは、OKですよ。という事ですね。

以前には考えれない事ですからね。スマホの進化のおかげです。

22-2-3

「緊急事態(自分自身の救護を求めるため、他人を救助する為の行為)での使用は

例外とし、当該大会の審査委員会で判断される。」

携帯の使用は基本は禁止だけど、人命に関わる場合は、その限りではないよ、という事ですね。

個人的な考えですが、クローズドコースでの開催は、まだしも、

日高などの場合は積極的に携帯を持って走る方が良いと思います。

けが人や事故が発生した場合、マーシャルなどのスタッフに伝えるにしても、

時間が掛かりますからね。

崖落ちとか、自分の命を守るためにも、携帯があれば助かる事もあると思いますので。

 

エンデューロ技術規則

16 エンデューロ用タイヤ(FIMスタンダード)(384ページ)

16-1

「全日本インターナショナルA・Bクラスに適用される(他クラスは、大会特別規則

に則る)。」

IA・IBは常にタイヤ規制がある、という事ですね。

FIMスタンダードとありますが、

これまた近年タイヤの種類も増え、色々とややこしくなってますが、

これについては、以前にブログで書いています。

参照してみてください。こちら。

 

と、こんな感じでしょうか。

個人的に変更して欲しかった点がありましたが、

そのままでしたねー。

エンデューロ競技規則

8 再スタート(362ページ)

8-1-1

「最初に主催者から与えられた当該選手のフィニッシュ時刻から60分以内(フィニッシュ

時刻前は不可)に当該選手自身が車両を提示し再車検を受けること。

ただし、特別規則(SR)によって再車検の時刻が規定されている場合は特別規則(SR)に

従うものとする。」

1DAYの大会では、関係がなくて、2DAYの時のみですね。

初日に何かしらの理由(たいてはマシントラブル)でリタイヤした場合に、

二日目を走るための規則です。

昨年の最終戦、このルールで時間に間に合わず、二日目を走る事が出来ないライダー

がいました。

上記の規則が当該選手のフィニッシュ時刻から60分以内、とあるのですが、

限られたフィールドでのレースならば問題ないのかもしれませんが、

エンデューロのレースだと、ほとんどの場合で、まず不可能な事が前提になっています。

ほとんどの場合はマシントラブルな訳ですが、

車両を回収するのにテスト内だったりすると、レースが終わらないと無理な事が多いです。

レース序盤でのトラブルなら、フィニッシュ時刻まで時間があるかもしれませんが、

レース終盤なら、1時間ちょっとしか時間がないですし、

遅着してたら、そもそも時間がない訳です。

何を前提に、この規則が決められたのか不明ですが、

(これもISDE的な考えかな?6日間で1大会ですからね。)

再スタートがあるのは、2DAYの場合だけであり、

全日本の場合、そもそも独立ラウンドですからね。

1DAYの場合は、基本当日朝の車検な訳で、

DAY2の朝までに再車検、としてくれたら良いのですけどね。

遠い所まで遠征に行き、トラブったとしても、復旧できる、

問題なく走る事が出来るにも関わらず、スタート出来ないのは悲しすぎます。

ルールと言われれば、それまでなんですけどね・・・

大会特別規則(SR)で再車検の時刻が規定する事ができる、と

あるので、過去の大会では翌日の朝に再車検もありましたが、

おそらくですが、各大会の運営も同じ人が続けてる訳ではないので、

再車検の時刻について記載漏れとかがあるのかもしれません。

今回では規則に変更はなかったので、今まで通りという事になりますが、

各大会の特別規則(SR)で、2DAYの時は、

再車検をDAY2の朝〇〇時まで、と変更していただけると、

我々参戦ライダーは嬉しい限りです。

限られたスタッフでの運営で、忙しいとは思うのですが、

DAY2の朝に少し時間を確保していただけるよう、お願いします!

出来れば、規則書で、基本をDAY2朝の所定の時間までに、

など変更があると良いのですけど。

 

変更点の紹介を書いたつもりで、

最後のお願いが長くなってしまいましたね。

何度も書いているのですが、

速くなるには、トレーニングしかありませんよね。

しかし、ミスしないという意味では、

こういう規則書の内容をシッカリ理解しておけば、

ウッカリミスを減らす事が出来ますよね。

お時間のある時にでも、お手元に届いた冊子に

目を通してみてください。

きっと、知らない事がたくさん書いてあると思いますよ!

自分も全部読んだ訳ではないのですけどね。

 

今年1発目の投稿でした。

今年も宜しくお願いします!

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