HTDEゲストライダーLexi Pechout、成田MXパークで来日初ライド
ブログ担当ののIAワタライです。週末に迫った日高2daysエンデューロ(HTDE)に先立って、来日したゲストライダーLexi Pichout (レクシー・ピショー)選手が9月10日に千葉県成田MXパークで開催されたイベントにゲスト参戦したので簡単にレポートします。
すでにいろんなところで紹介されていますが、彼女はカナダ出身の20歳。2013年ISDEイタリアではシルバーメダル獲得(当時16歳ってこと!?)、2014年はAMA ENDUROCROSSウィメンズのチャンピオンなど、実績も充分。HTDEでは全日本ウィメンズクラスにハスクバーナFE250で出場。ゼッケン#150です。
今回のイベントは学生の運営による“キャンオフ東日本”の第3戦。私も運営に関わったのですが急遽彼女のゲスト参戦が決まって、突発的にハードエンデューロのエキシビジョンを開催することを決めました。エンデューロクロスエリアとEDコース内の難所をつなげたショートコースを30分。
レクシーも日高前の調整という感じでガツガツ走る感じではなかったですが、一緒に走った学生ライダーたちもあちこちで転んで、結果は彼女が独走でトップフィニッシュ。
では肝心な彼女のライディングですが、会場で見た誰もが認めると思いますが超絶スムーズでした。乗り方は体幹・下半身が強く、姿勢もマシンも全然振られないところが印象に残ります。上級者に共通ですがスタンディングしている時間が圧倒的に長くて、“ガチッ”っと決まったステップ荷重。そして適度にヒジ上がっていて背筋がまっすぐでカッコ良かったですね。
日本人の女性の乗り方とは違う。かと言って男性ともちがう感じ。YouTubeで見る欧米の女性トップライダーの走りですね。わかりづらい(笑) あと凄く目線が遠いのも感じました。
丸太は何本か敷いたけど一か所くらいは2本まとめて飛んでくれるかなと思ったけど、その辺は慎重でしたね(^^; あとは1周目に土手を駆け上がるセクションで転倒したんですが、急斜面でのリカバリーが冷静で早くてそれもカッコ良かったです。
当日朝にピカピカの18’FE250を受け取り、20分ほどのウォームアップとスプリントレース走ってお昼にハードエンデューロ。結構条件はきつかったと思うけど世界の走りは見せてくれました。タイヤも含めてオールスタンダード。
午前中のスプリントにも混ざって走っていたけど、このときはそこそこ攻めてる感じがしました。角度のきついジャンプはしっかり減速するし、飛びすぎとかもなかったですね。
明るく優しく人柄も最高でした。タイムスケジュールの関係で、申し訳ないとは思いつつフィニッシュ直後に炎天下でスピーチしてもらったのですが、嫌な顔ひとつせず笑顔で対応してくれました。
即席で作ったエンデューロクロスのセクションも、朝イチ見て「Cool!」「I’m so excited !」って言ってくれたし(笑)。
成田に来てくれてありがとー!って気持ちになりました。週末に日高で会う皆さんも、きっと彼女のことを応援したくなるでしょう。
さぁ、HTDEは今週末です。レクシーの走りも注目しつつ、一緒に走る全日本ウィメンズのみなさんも是非頑張ってほしいです!
PHOTO/ANIMAL HOUSE