JEC 東日本エンデューロ選手権 第一戦日野カントリーオフロードランド
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
4月13日(日)に群馬県の日野カントリーオフロードランドで、
東日本エンデューロ選手権(エリア戦)の開幕戦が行われました!
ウブカタジャパンのお客様も複数参加する事となったので、
サポートがてら、現地に行ってきましたので、その様子をご紹介。

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前日となる土曜日は、超快晴!
桜も満開でしたねー。
さて・・・
いつも、このブログでご紹介しているのは、
JEC(全日本エンデューロ選手権)であり、いわゆる全日本ってやつですね。
今回の東日本選手権は、エリア戦とか、地方戦と呼ばれるもので、
日本全国を5つのエリアに分けて行われる選手権です。
北海道、東日本、中日本、西日本、九州という5つのエリアとなります。
全日本で参戦するクラスで昇格基準を満たすと、基本自動昇格といって、
上のクラスに昇格する事が出来ます。
エリア戦の場合も同様に、昇格基準を満たす事で、上のクラスへの昇格が可能です。
少し違うのは、その昇格基準(年間ランキング〇位以内)だったり、
NB→NAは、自動昇格。(本人の意思とは関係なく、昇格です)
NA→IB、IB→IAは、申請昇格という、本人に昇格の意思があれば、
申請を行う事で昇格する、という点が異なりますね。
エリアの大きさというか、エントリー数を想定してですが、
各エリアで昇格できる人数が異なるのも特徴となります。
詳しくは、MFJの競技規則にありますので、こちらをチェック!
(ページをスクロールして、9の項目がエンデューロライセンスの昇格説明です)
エリア戦の場合は、地域が限定されるので、
全日本に比べると、年間を通じて参戦しやすく、
かつ、昇格も狙える!という感じですね。
もちろん、近場のレースという事で、楽しみで出たり、腕試しで出たりと、色々だと思います。
今回は、そんなエリア戦の東日本選手権の開幕戦となります。
今回のコースマップ。
開幕の舞台となる日野は、お山の上のコースであり、
ハードエンデューロの舞台としても有名な屈指のマウンテンコース。
全日本は、全戦オンタイム方式のレースフォーマットですが、
エリア戦は、その限りではなく、簡易オンタイムだったり、クロスカントリー形式で
行われる事も多いですが、
今回は、全日本と同じオンタイム方式。
コース1周の中に、ルートとテスト(1つ)があり、
タイムチェックも1周につき、1箇所という感じです。
本来なら、テストを下見となる感じなんですが、
自分達より、先に到着していた初参戦組のお客様は、テストをすでに下見済みだったので、
ルートを少しチェックしに行く事に。
日野は何度も遊びで走りに行った事がありますが、
レースの時にしか走れないエリアもあり、
今回は事前にアナウンスがあった、イシー教ヒルというのが難しそうなので、
チェックしに行く事に・・・

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イシー教ヒルの入口に到着。
コースを設定する上で、どうしても全クラスが通る事となった登りですね。
いきなり、木の根っこ&ワダチです。

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2~3本はラインがある感じで、しばらく、というか、かなり続きます。

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そして、一気に視界が広がり、コース幅もめっちゃ広くなりますが、
登り上がりが見えないぐらい、そのまま登りが続きます。
何度も日野来てますが、レースは数えるぐらいしか出た事ないので、
こんな長い登りがあるのか!と、ビックリしましたねー。
このドライの路面なら、登れるだろうけど、
明日は雨なんですよねー。
本当に登れるんだろうか・・・?
ハードエンデューロのレースでは良く使うらしいけど。
どうせ、歩いて戻らないといけないので、
そのままルートを辿ってパドック方面へ。

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ラストヒル近辺。
助走たっぷりあるし、イシー教ヒル見た後だと、簡単に見えてしまいますね。
今回は、珍しいんですが、テスト内に分岐が2箇所ありました。
お祭り広場という段々な登りのエリアと、
テキサスロデオをいう連続丸太エリアの2箇所。
そこを通らない場合、遠回りになる迂回ラインを走る感じです。
ちょっと引っかかるぐらいなら、ショートカットなラインの方がタイム的に有利ですが、
完全に失敗してやり直し、となると、迂回の方が速かったり。
しかも、翌日レース当日は雨予報。悩みますよね・・・

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左が迂回ラインで、右がお祭り広場へ。

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ラインは複数ある短い登り。
登り上がると、少しだけ平らな部分があって、
さらに同じような斜面を登る段々ヒルクライムって感じ。
このドライな状況なら、特に難しくないと思うんですけど、
雨ですからね・・・
さらに!
レース当日のブリーフィングで伝えられましたが、
分岐で完全にラインが分かれてしまうので、
失敗して、どうしてもショートカットラインで抜けられない場合は、
迂回に回っても良いが、1分のペナルティーが加算されるとの事。
うーん、厳しい~。
パドックに戻ると、テストを下見してた別のお客様と合流。
NAクラスのライダーもいたので、
NA以上が走るルートの段々畑というエリアをチェックしに行く事に。
ここも、普段は入れない場所なので、自分も初めて。
奥の細道のガレを下り切ってから、ガレ林道を左に上がるらしいけど・・・

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おー、こんな感じですか・・・
少しガレてて、斜度もまぁまぁある。
これまたドライなら問題なさそうだけど、それでも長いのと、
直登ラインは難しそう。
迂回っぽいラインもあるけど、
雨でゼロ発進出来るのか?難しいのか?
なかなか厳しそうです。
自分は出ませんが、一緒に下見してアドバイス。
たくさん歩いて、疲れましたねー。
そして、一夜明けて、レース当日。

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車検を終えて、パルクフェルメにバイクが集合。
雨は小雨なんですが、すごい霧。

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朝のブリーフィング。
注意点や、少しルートの変更などがあった事が説明されました。
序盤のルートが少しカットになったらしい。

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続々とスタートしていく選手たち。
うーん、みんな戻ってこれるだろうか・・・?心配だぁ・・・
今回、1周目だけ、少し変則的で、
ルート走ってから、最後にテスト、そしてパドック経由でタイムチェック。次の周回へ。
2周目以降は、そんな感じ。
テストの回数を増やしたかったんだと思いますが、
1周目だけ、スタートしたら、すぐにテスト(ここは下見ラップ)。
その後ルートへ、そして戻ってきたら、再度テスト(ここからタイム計測開始)、そしてパドック。
という感じでした。
ルートカットしたのもあるのかもですが、
想像以上に?IAやIBクラス(IAは章典外)のライダーが早く戻って来てしまい、
エンジョイクラスのスタートと少し被ってしまいました。
たぶん、たくさん走って欲しいという運営サイドの思いがあったと思いますが、
少し詰め込み過ぎたのかも。
でも、無事に全員スタートしていきました。
ちなみに、今回は、
IA(章典外) 9周
IBクラス 9周
NAクラス 8周
NBクラス 7周
エンジョイクラス 6周
の規定周回数で、タイム設定は全クラス共通。
1周目のみ、35分で、2周目以降は30分というタイム設定でした。
タイム設定は全クラス同じですが、
NA以上は一番長く。
NBクラスは、少しカットで短い。
エンジョイクラスは、さらにカットで1周が一番短い。
そんな感じで、分岐が2箇所ある感じでした。
ここからは、お客様のサポートという事で、パドックに張り付きです。
NAクラスに参戦のお客様が、無事に戻ってきました。
が、2分ぐらいしか余りがなく、慌ただしく出て行きます。
1周目は先に書いた通り、タイム設定が35分と5分長い設定なんですけど、
テストを2回走っています。
2周目からは、テストが1回に減りますが、タイム設定も5分短くなるので、
実質的には、あまり変わらないので、
もうちょっとプッシュするように伝えます。
実際はテストでエンジョイクラスとバッティングしてしまった事で、
少しタイムロスしてたのですが、
余裕がある感じではないですね。
そこからは・・・
オンタイムで戻ってくるお客様、少し遅れて戻って来るお客様や、全然戻ってこないお客様・・・
サバイバルだな・・・やはり・・・
本来なら、クラス毎にパドックに戻ってくるはずが、
回りのパドックを見ていても、
ルートが短いNBクラスが先に戻って来て、NAクラスのライダーが後から戻ってきたり。
だいぶ遅れて、戻ってきたお客様もあきらめずに2周目へ突入したり。
なかなかバタバタです。
しばらくすると、全クラス2周減らす、とアナウンスが入りました。
戻ってくるライダー達に2周減るみたい、と伝えます。
中盤からは、レース続行困難なライダーが出始めたのか、
回ってこれるライダーは、安定して周回を重ねるような感じに。
回れるライダーは、IBだと10分ぐらい余り。
ウチのお客さんがNAで、6分ぐらい余りで、周回を重ねてましたね。
周回数が減った事で、レースの終わりが前倒しになり、
エンジョイクラスやNBクラスのライダーがフィニッシュし始めました。
その辺りかな?それまで小雨だった雨が、
少し降りが強くなってきました。
その雨の影響か、テストでミスも出やすくなったのか、
順位も変動がある感じでしたね。
そして、レースが終了するのでした。
ウブカタジャパンのメンバーは、
オンタイム完走が1名。
遅着しての完走が1名。
JEC初参戦組は、漏れなくリタイヤという結果に・・・
かなりハードな開幕戦となりました。
スタート前から、レース終了まで雨という、かなり厳しいコンディションという事で、
走り切れなかったライダーも多数でしたが、
そんな中でも、シッカリと走り、オンタイムで走り切るライダーもたくさん。
素晴らしいですねー。
エンジョイを除いた、完走率が、ざっとこんな感じ。
NBの完走率が高いですが、NA以上は、ルートが長いので、直接的な比較は出来ませんけど。
条件が同じレースというのは、まず巡って来る事はないのですが、
レース続けていけば、様々なコンディションでのレースを経験していきます。
確実に、その経験が次戦以降活きてくると思いますので、
完走出来なかったライダー、オンタイムを逃したライダーは、
ぜひ、またチャレンジしてくださいね!
レースの方は、そんな感じだったのですが、
最後にお詫びを・・・
表彰式に残られていた参加者の方たちは、ご存知だと思いますが、
自分が外部からの援助にあたる行為をしてしまいました。
フィニッシュとなるタイムチェック前の坂をエンジンが掛からないライダーがいたので、
押して手伝ってしまいました。
まったく面識のなかったライダーに対して、自分の余計なおせっかいのせいで、
大変ご迷惑を掛けてしまいました。
ルールがどうのと、毎回偉そうに書いてるのに、
初歩的なミスをしてしまいました。
手伝って良い訳ないのです。
最終的には主催者側の判断でのリザルトとなりましたが、
結果が出るまでに時間が掛かり、表彰式を遅らせてしまう事態となり、
直接的に手伝ってしまったライダーはもちろん、
NBクラスの全ライダー、
表彰式をお待ちいただいた皆様、
本当に申し訳ありませんでした。
東日本選手権の開幕戦は終了しましたが、
第二戦は、5月10日(土)、11日(日)に福島県のチーズナッツパークで、
チーズナッツ2DAYSエンデューロが開催です。
こちらは、全日本と東日本エリア戦との併催となります。
両シリーズのポイントとなります。
すでにエントリーが始まっていまして、
4月21日(月)がエントリー締め切りとなります。
今回の日野が終わってからエントリーされる方もいるかと思います。
もう1週間ないので、お早目に!
おしまい。