JECエリア戦 中日本 Rd2イオックスアローザ(富山県)に行ってきました!
こんにちは。
JECエリア戦の中日本の第2ラウンドとなる、
イオックスアローザ(富山県のスキー場)に行ってきました!
エリア戦は、本来IBまでで昇格を目指すライダーが参戦する感じなのですが、
IAクラスも章典外という感じでエントリー可能な大会が多いんですよね。
と、書いておきつつ、今回自分はエントリーせずに、
お客様のサポートで行ってきたので、せっかくですから、大会の様子をご紹介。
梅雨の晴れ間で、最高の天気!前日土曜日は・・・
さて・・・
会場となるイオックスアローザは、現役稼働中のスキー場。
高速のインターから10分ぐらいかな?アクセスも良好の立地です。
ただ、自分たちが住んでる神奈川からだと、まぁまぁ距離ありますね・・・
エリア戦は、2022年から開催されていて、今年で3回目。
初開催の時に、自分もエリア戦に参戦しましたね。
その時は、前日が警報級の大雨で、スーパーマディーしたね・・・
昨年も富山県(イオックスから、とても近い)に本拠地を構える、
ベータモータージャパンさんが試乗会を行ったので、その時も来ていますから、
自分は、今回で3回目のイオックスですね。
梅雨時期のど真ん中での開催という事で、
天気予報も目まぐるしく変わります。
少し前の予報では、土曜雨で、日曜晴れ、なんて予報だったし、
土曜日に現地に向かう道中も雨。
しかし、日本海側に近付くにつれ、めっちゃ晴れてる~。
現地に到着すると、カラカラのスーパードライでした。
エリア戦だから、という訳でもありませんが、
テストが1つのシンプルコース。
JECのエリア戦と言っても、全国を5つに分けて行っておりますが、
オンタイムレースでの開催は、実は限られてるんですよね。
全戦オンタイムを行っているのは、この中日本だけかな?
東日本もオンタイムがメインですが、過去にはクロスカントリー形式の
ラウンドもありましたね。今年は、全戦オンタイムかな?簡易オンタイムもあるけど。
北海道や、西日本、九州は、クロスカントリー形式でエリア戦が行われていたりします。
そんな訳で、実際にオンタイムレースを体験するには持ってこいの大会です。
お昼ぐらいに会場入りして、早速テストを下見です。
ちょうど、同じ神奈川でオートバイショップを営む、
リッジサイクルの馬庭選手(IBクラス)もいたので、一緒に下見です。
カラカラのスーパードライ路面なので、
この時点なら、どこでも走れるんですけどねー。
翌日のレース当日は、一日朝から雨予報なんです。
まさに、前回の広島のテージャスの時と同じ・・・
イオックスは、スキー場全体は、かなり広いんですが、
現在はレースの時に使うエリアは、そのごく一部という感じ。
縦長のゲレンデの中間地点をパドックとして、
上半分がテスト、パドックから下に行くのがルート。
そんな感じ。
基本的にゲレンデの斜面がコースな訳で、全体的に常にキャンバーという感じですね。
ウッズはないのですが、ゲレンデの端の方を利用して、
ちょっとしたテクニカルな部分もあったり。
ドライであれば、どこでも走るぐらいの斜度といった感じですが、
全体的にグラストラックなイメージで、
雨が降れば、緩い斜度とはいえ、ゼロ発進が困難になる感じですね。
なので、ライン取りが重要になってくるだろう・・・
と、想像しながら、下見しましたね。自分は走らないけど・・・
一昨年参戦した時も、スーパーマディーで、
何気にルートが難しかったんですよね。
自分はハマる事は無かったですが、それでもかなり苦戦した記憶があるのと、
完走出来なかったライダーも多くいました。
時間に余裕がありましたから、
ルートも下見行くぞ~!と、お客様と二人でルートも下見です。
2年前より、かなり荒れてるけど、大丈夫かな?
この状態で走れたら、相当気持ちの良いコースなのは、間違いなし。
が、この草原みたいなのが、曲者なんですねー。
雨降れば、滑るに決まってます。
あまり幅のないゲレンデを使用しているのもあり、
基本、下って、あとは登るのみ!
そんな中でも、少しコーナーを作り、
ウネウネしながら登るのと、
スキー場特有の水切りの溝があるんですねー。
下りは良いですが、登りの水切りを超えるのに、
あまり減速し過ぎてしまうと、勢いが無くなってしまいます。
この手の滑る登りは、当然ですが、止まらずに勢いを常に残しておくことが、
最大のポイントになりますからね。
バイクなら、実際には数分の登りも歩いてとなると、
完全に登山です。
かなり疲れますよねー。
ルートまで下見してたのは、他にはいなかったかもですが・・・
下見も終えて、会場をウロウロ。
off1.jpの稲垣選手を発見。
SUGOに続き、マシンは、YZ450FX。
おっ!何やら見慣れないバーパッドにモニターが・・・
どうやら、ZETAの新製品のようですね。
以前にもありましたが、クロスモニターだっけかな?
手元でラップタイムが測れる優れもの。
でしたが、廃盤になってしまっていたんですよねー。
そのニューバージョンみたいです。
写真には無いけど、ハンドルから手を離さないで操作できるスイッチもあり。
クロスモニター欲しかったけど、廃盤だったので、
これはオンタイムエンデューロライダーには、マストアイテムな予感。
他にも、DGFのACEヘルメットなんかも使ってたので、
見せてもらったり。
そんな感じで、土曜は終了。
で、レース当日朝のブリーフィング。
当初はエントリー少なかったけど、結果的には54台かな?のエントリー。
エリア戦としては、盛況な感じですね!
もっと増えて欲しいけど。
この時点では、まだ雨降ってない。
予報だと、8時ぐらいから降るらしい。
先日開催されたエルズベルグに参戦したり、
若手育成に力入れたり、スクールを開催したり、
色々頑張るIAライダーの大神選手。
つい先日の北海道での日高ロックスを終えて、そのまま準備してくれてたみたいですね。
雨は、降るけど、Aタイムで!(AとBがあって、Bの方が時間的に余裕あり)
テストもルートもそのまま行きますので、頑張ってください!との事。
とはいえ、そこはシッカリと考えてあるので、
途中でコースカットが入るかもしれない、との前提です。
ここが、オンタイムエンデューロの難しいところですねー。
あまり簡単にし過ぎたら、面白くなくなるし、
難しすぎて、スタック車続出になると、
基本的に走らないといけない周回数(同様にタイムアタックの回数も)が決められていますからね。
クロスカントリーだと、途中でコンディションハードになっても、
周回できるライダーは、何とか周回する。
回れないライダーは、それまでの周回数でリザルトが出るけど、
周回数決まってるし、1周の時間も決まってるだけに、
レースが成立しなくなってしまいますからね。
コース変更も、不公平にならないような配慮も必要になってきますからね。
面倒なレースだなぁー、と思う方もいるかもですが、
クロスカントリー形式とは違った楽しさが、そこにはあるんです!
で、今回のタイム表。
1周は、全クラス共通で、25分のタイム設定で、
周回数も全クラス共通で7周となります。
ブリーフィングの前になるけど、
パルクフェルメにマシンを入れて、準備オッケー!
そして、いよいよスタート。
画像では分かりにくいけど、予報通りに雨がポツポツ降ってきました・・・
off1.jpの稲垣選手も。
背は大きいんですけど、それでも、新型の450FXは、コンパクトだなー。
まだ年齢的にライセンスを取得できない中学生ライダー。
もっと小さい小学生ライダーもジュニアクラスで参加。
つーか、めっちゃ速いんですけどね・・・
エンデューロは、モトクロスなどと違って、どうしても広いコースを見守るスタッフが少ない関係もあり、
身体が大きく育っていない若手ライダーは危険という考え方もあり、
MFJのエンデューロだと参加できるレースが無いのが現状。
承認クラスという感じで、ジュニアクラスを併催する大会もありますが、
それでも全部じゃないですからね。
少し難しい問題かもですが、
やはり技量がある程度、認めらるレベルにあれば、
もう少し年齢制限を下げも良い気もするんですけどねー。
今回は、実際にトップ争いをしてる訳ですからね。
そんな雨の降り出した中、レース開始です。
最初の1周目は、下見ラップといって、
テストも走りますが、その走行タイムはリザルトに反映されません。
雨が降ってきたと言っても、それまでスーパードライだったのと、
ポツポツ程度なので、思ったよりはコース状況に変化が無いのか、
かなりタイムを残して各ライダーが戻ってきます。
序盤は、10分以上残って、戻ってきてましたね。
お客様も順当に戻って来て、まずは一安心。
無事に2周目に突入。ここからが、本番です。
YZ65で参戦のジュニアライダーも、元気に走っていました。
85でも大変なコンディションとコースだと思うんですけど、
さらに小径で排気量小さい65で、ちゃんと走り切ってましたね!すごい!!
序盤にパンクトラブルに見舞われるライダーも。
雨の中は、何とか修復して、レースに復帰。
最終的には、タイムオーバーになってしまいましたが、
それでも諦めずに走るのは、大事だし、
今後の糧にもなりますね。
レースの方は、雨が強くなったり、弱くなったり、
終始雨の中での走行が続きます。
サポートで行っているので、パドックから見える範囲しか観戦出来ませんでしたが、
転倒するライダーも続出。
やはりルートの登りでスタック車が出始めたのか、
終盤にコースカット。
今回は、雨が降り続いていたので、
比較的シャバシャバなコンディションだったかな?
逆に晴れてしまっていたら、まとわりつく泥になって、
もっと苦しくなったと思いますが・・・
お昼前には、レースも終了。
数名完走出来なかった方もいましたが、
このコンディションなので、走り切った方は頑張りましたね!
(エラソーで、すみません)
最後にコケたわ~。
と、言いつつも、楽しかった様子のIB#154尾仲選手(総帥)。
皆様、お疲れ様でした!
(ちょっと、まだ反映されてませんね・・・)
ざっと、リザルトチェックしてみましょう!
IAクラス
IBクラス
NAクラス
NBクラス
承認クラス
ジュニアクラス
と、いう感じ。
さすがは、IAクラスは、合計タイムも21分台と、荒れたコンデションでも
3分半ばぐらいのタイムでまとめて、速いですねー。
しかし、今回もっとも注目すべきは、ジュニアクラス。
1位の#63 橋本 大喜選手は、IBクラスで2位というタイムです!
残念ながら、ラストのテストで前走者が2台かな?ハマっていて、自身もそこでハマり、
1分近くタイムロスして、2位となったのが、
#804 藤岡 丈瑠選手。
それまで、ブッチギリで1位だったんですが、これもレースという事でしょうか・・・
レースにタラれば、は無いのですけど、(自分は、結構好きだけど)
6周目終了時点でタイムを計算してみると、
IAトップの馬場選手の12秒落ち、
実際には、6周目終了時点のトップは、IA#16世利選手なんですが、
世利選手の15秒落ち、
という、IAライダーと互角のバトル!
うーん、スゴイです。
ライセンス取得に年齢制限があるのも理解出来るけど、
まぁ、もうちょっと何とかなると良いんですけどねー。
他のスポーツでも、あまりに若い世代が活躍していると、
選手寿命が縮むとか、身体的に成長過程の年齢が無理し過ぎるのも良くない、
なんて事もあるんでしょうけどね。
確か、オリンピックのフィギュアスケートとか、そんな感じだった気が。
かと思えば、スケボーなんかは、12歳で金メダルとか?
色々あるんでしょうけどね・・・
頑張ってるライダーを目の前で見ると、何とかなればなぁ・・・
と、思ってしまう事も。
でも、自分も子を持つ親でして、もう子供は成人してるけど、
スピードを競う大人たちの競技の中で、子供が・・・と思うと心配でもあるし。
中学?高校になってからかな?レースは走らせてましたけどね。
この日の、あのコンディションを走る姿を目の前で見てしまうと、
考え方も変わるかもですけど。
と、そんな感じのレースでした!
サポートオンリーなレースは、たまーに、という感じですが、
頑張るライダーを応援して、サポートするのも楽しいですねー。
今回は、1周が25分の設定でしたが、何だかんだ10分ぐらいは余る感じだったので、
ライダーを送り出したら、15分ぐらいで戻ってきますから、
中々、忙しかったですね。
さて、今回は中日本の第二戦でしたが、
次戦は、2週間の短いインターバルで、
7月14日(日)に、三重県のいなべモータースポーツランドで、第三戦が開催。
現在、エントリー募集中です。(7月9日まで)
エンデューロライセンスを取得しなくても(MFJのエンジョイ以上は必要ですが)、
参戦出来る承認クラスも開催ですよ。
ご興味ある方は、ぜひ!
そして、明日、7月7日(日)の七夕は、
東日本エリア戦の勝沼大会が開催ですねー。
勝沼もジュニアクラス開催で、#804 藤岡 丈瑠選手も参戦みたい。
ジュニアクラスがある大会が少ないので、出られる大会は積極的に参戦らしい。
要注目のヤングライダーですね!(言い方が古いかな?)
頑張れ~。でも、無理するなー。勝沼濡れてたら、滑るぞ~。
そんな感じの中日本エリア戦のイオックスアローザでした~。
おしまい。