JEC第二戦 中日本大会 アルコピアオフロードランド後編!

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

前編では土曜日のレースの様子などをご紹介しましたが、

後編では、日曜日のレースに参戦した様子を引き続きご紹介。

これまた晴天!

パドックもレース独特の雰囲気がグっと濃くなった感じ。

さて・・・

個人的には、前回の開幕戦の広島でクラッシュしてリタイヤしてしまったので、

今回はシッカリ完走するぞ!と気合十分。

レース用の外装も壊してしまったので、交換です。

キレイなウチに写真に・・・

白だった外装を赤に。

手持ちであった物を装着しただけですけど。

前日までにシッカリ準備しているはずが、

レース当日の朝はバタバタしちゃう事もありますね。

Betaピットもそんな感じ。

お向かいは、GASGASチームでした。

そのお隣は、シェルコチーム。

土曜のレースでもシェルコを何台か見かけたし、増えて来てます!

ちょっとピンボケですが、今回のタイム設定はこんな感じ。

パルクフェルメインもIA一組目が9時30分だったので、少しノンビリ。

IAのみ6周で、IB、NAはともに5周の周回数。

NAクラスは1周のタイム設定が40分。

IBとIAは、途中で35分に短縮されます。

変則タイムというより、下見段階の最初の2周だけ、

余裕がある感じですね。

これだけ見ると、ボリュームが少ない感じですが、果たして・・・

車検も受けて車両をパルクフェルメに保管して、

ブリーフィングまで時間に余裕があったので、パドックウロウロ。

JEC初参戦となるIA#47馬場 大貴選手を発見。

お着換え中でしたが、少し話を聞いてみました。

以前からJNCCには参戦していましたが、モトクロスを引退してからは

楽しむ感じでレースに出ていて、今回は予定があったのでJECにも参戦してみました。

との事です。

JNCCでも今年からYZ250Xにマシンスイッチして、調子が良さそうですが、

その辺を聞いてみると、

軽くてパワーがあるので、乗っていて楽しい。

音も気分が上がるし、楽しく乗っていると結果もついて来た。

との事。

JECに参戦という事は、ISDEとか興味があるのか聞いてみると、

興味はあるけど、世界のレベルは相当高いので、まだそこまで考えていない。

今は楽しんで色々なレースとかには出てみたいです。

との事でした。

JECへの参戦は、今年の残りは予定が合いそうも無いとの事でしたね。

うーん、でも色々と期待しちゃいますよね。

ブリーフィングの時間となりました。

ライダーが続々集まってきます。

今回メインで指揮を取っていたと思われるご存知の方も多いでしょうけど、

愛知県でKTMディーラーを営むオープンエリアの代表中嶋さんから

コースの注意点などが説明されます。

コースの準備に何回も足を運んで、何十回とこの山を登ったって言ってましたね。

ありがとうございます!

救護の方から安全に関わるご説明が。

前回広島では、大変お世話になってしまいましたからね。

お世話にならない事が一番ですが、

たくさんのスタッフがレース運営を支えてくれている、

と前回広島でのリタイヤの際に思いました。

今回はお世話にならないように気をつけます!

そして、ISDE代表チームもご挨拶。

前橋選手は、膝の手術の影響で今回が復帰戦となりました。

前編でも書きましたが、応援企画のお知らせも。

写真集を購入してくれた参加者も多かったみたいですね。

 

さぁー、そしていよいよレーススタート!

お客さんが観戦に来ていて、写真撮ってくれました。

ありがとうございます!

まずは、スタート直後はクロステスト1までルートを走行。

歩いて登った時は、すごく大変でしたが、

やっぱりバイクだと楽チンですねー。

下見したので、分かっていましたが、

遠目に見るゲレンデは平らなんですが、

実際走ると、ボコボコなのと、やはり転がってる石が気になりますね。

すぐにクロステスト1に到着。

好みもあるでしょうけど、自分的には、このクロステスト1が難関だと

思っておりました。

速度レンジがクロステスト2と比べると圧倒的に高そうだったから。

普段だったら、1周目のタイム計測をしない下見ラップの時でも、

それなりにプッシュするのですが、

今回は、どうしても様子を見てしまう。

最初の下りのストレートで抑え気味でも速度が出る。

そして、緩い右コーナー。

うっ、やっぱり減速しづらい・・・

危うくオーバーラン。

だよなー。早めのブレーキングでシッカリ減速しなければ、

間に合わないよな。

そして、時々ある水切りと思われる溝。

そのまま突っ切っても問題ないかもしれないけど、

タイヤがけっこうな勢いで当たりそうなので、

やっぱりフロント軽く上げ気味にして通過。

また、路面の凸凹への進入やブレーキングのタイミングでは、

不意にリアが跳ね上げられて、ヒヤっ!としたり・・・

こ、これは・・・

次の周回からアタック出来るんだろうか?

クロステスト1を通り抜け、

今度はルート。

ルートは下見してないのですが、前日下見をした参加者の情報によると、

どうやら長い激下りがあるらしい・・・

草刈りしてあるけど、その刈った草がかなり滑るうえ、

石もあって、途中何回か急な斜度になるらしい。

まぁ、でもルートだからな・・・と思いつつ先に進みます。

下見ラップとはいえ、スタート直後という事もあり、

クロステスト1では、軽く腕があがっていますので、

少し休憩のつもりでノンビリ走ります。

がっ!

路面のボコボコが下のゲレンデに比べ、上側のゲレンデの方が激しい。

頂上へ向けて基本まっすぐ登って行く感じです。

斜度がキツイ訳ではないのでエンジンを回さずとも登ってくれるのですが、

速度がゆっくり過ぎると、

その路面のボコボコを1個1個拾ってしまいます。

上下に激しく揺さぶられます。

これは、疲れる。

エンジンをもう少し回して、いつでも加速できるぐらいの状態で

凸凹を突っ切るような走りの方が圧倒的に楽です。

でも、そうすると、腕を休ませる事が難しい。

ありゃ、これはどっちにしても疲れるじゃないか!

しばらく我慢して走っていると、凸凹区間も終わってくれたので

一安心。

そこからは、砂利道をつづら折れで登っていきます。

この砂利道が、もっとガレガレだったら、ヒィーヒィー言ってしまう所でしたが、

幸いにも砂利道程度で良かったです。

そして、眺めの良い頂上に到着して、下りに入ります。

しばらく同じような砂利道で緩やかに下りましたが、

あ、ここから激下りなんだな。と一発で分かる所に到着。

先にIAクラスが走ってくれていたおかげで、

うっすらとラインがあるというか、見えるので、

もちろんそこに進入。

草がある所は石が見えないですからね。

思ってたよりは斜度が無かったので、大丈夫じゃねーの?と

思ったけど、やはりそんなに甘くはなかった。

止まるぐらいの速度でゆっくりと下ります。

止まれるか?というと、完全停止出来ない訳じゃないけど、してしまうと、

逆にその後難しくなっちゃうんじゃないか?という感じ。

埋まってる石で、微妙にリアが向きを変えてしまうので、

集中してラインをコントロール。

これ、絶対ライン外せないぞ。

すると、明らかに、ここからもう少し急になります!

というポイントにスタッフが待機してる。

無理に止まるぐらいの速度を維持しちゃうと、

逆に転ぶパターンな感じのやつです。

その急な区間だけは、少し速度が上がるけど、我慢我慢。

そんな感じを2~3回繰り返すと、

ようやく普通の下りというエリアに。

距離にしたら、100~150Mあるかな?ってぐらいですけど。

その後も下りがしばらく続くけど、もう問題なし。

下りを抜けると、クロステスト2に到着。

序盤は緩やかなコーナーもありつつ、

スロットル開け開けの登りが続きます。

路面がボコボコなので、いかに速く、そのボコボコで加速できるか、

って感じですね。

そして、今度は下り。

下見の時に動画撮ったあたりですね。

下りで路面がボコボコなので、速度出すのが怖いです。

そして、蚊取り線香のような感じのグルグルエリアが2カ所待っています。

個人的には、このグルグル蚊取り線香的なやつは好きなんですねー。

スロットル開け切る感じないですからね。

そして、ゴール。

やっぱりクロステスト2の方が速度レンジも低く、テクニカルな感じでしたね。

その後は、もうゲレンデの端をまっすぐ下るとパドックという感じでした。

今回も動画を撮影しておきました。

動画は3周目ですね。

前回の広島の時と比べると、

やはり画面が揺れています。

Go-Pro7のハイパースムーズは作動してるはずですが、

これだけ路面の凸凹があると、やっぱり揺れますね。

車体装着ですからね。

 

2周目以降は、テストはタイムアタックとなるので、

頑張らなくてはいけません。

下見ラップでは心配していましたが、

実際走ってみると、気合が入っているのか、何とかスロットルを

開ける事が出来ましたね。

が、ゴール直後に自分のタイムが出るまで、前走者のタイムが表示されていますが、

それを見ると、

うん?だいぶ遅いかも・・・

土曜日のNBクラスも同じテスト走ってたんだから、

タイムは参考に見ておくべきだった。

普段だと、これ以上は自分では無理だな。

と思う所までは攻めているはずですが、

今回に限っていうと、もっとプッシュは出来るけど、

失敗しそうだ・・・というのが、ずっと頭をよぎります。

あと、怖い。

この速度レンジに目も頭も心もついて行けてない。

クロステスト2の方が、幾分マシな感じ。

あれ?もうあと2周しかないの?

あ、もう最終周か・・・

タイム設定に余裕もあったのと、テスト攻めきれてないからか、

思ったより体は疲れてない。

でも、神経はすり減ってる感じでした。

そんな感じで終了してしまいました。

前回、ぶっ飛んでリタイヤしてるから、

今回は無事に終えられた事で満足でしたけど。

走り切るだけなら、難しいという事はない。

だけど、タイムを出そうとすると、思い通りにいかない。

まさにそんな感じ。

 

さて、伝わったかどうか分かりませんが、

そんな中日本大会の結果は・・・(もう知ってると思いますが)

公式リザルトは、こちら。

まずは、IAクラス。( )内は、ベストタイム(クロステスト1/クロステスト2)トータルタイム

1位 #2 鈴木 健二選手(5:11.60/4:59.10)51:50.44

2位 #3 釘村 忠選手(5:12.35/5:03.07)51:58.39

3位 #35 保坂 修一選手(5:27.82/5:19.64)54:29.75

前回の広島に続き、健二さんが2連勝!

最終ラップのクロステスト2は、驚愕の4分台に突入。

上位3人には、レース後に少しお話しを聞く事が出来たので、少し書くと、

健二さん、釘村さんは互いにタイムを確認していて、

最終ラップに入る前で2秒差だったとの事。

健二さん曰く、これだけ走って2秒差ってねぇ~。やるしかない!と思ったとの事。

クロステスト1を終えた時点で、さらに健二さんが1秒突き放す。

それでも、3秒のリードだと、無いに等しいと全開プッシュ!

結果的には、8秒差で健二さんの勝利。

健二さんも、釘村さんも二人とも最終ラップの両テストが、

ベストラップになっているので、その辺が物語っていますね。

釘村さんは、450RXから250RXに乗り換えた事で、

まだ250での乗り方を掴みきれていない、と話しをしていましたね。

でも、これが今の精一杯なので、ISDEでは、こんな状態では

世界レベルと戦えないので、体作りを始め、ピークをISDEに

調整していくとの事でした。

ピークをどこどこに合わせる。

うーん、アスリートっぽいですね。カッコイイです。言ってみたいです。

対して、3位の保坂選手は、終盤まで4番手だったのですが、

その時点で3位だった#9中島選手が最終ラップのクロステスト1で

ハードクラッシュ!ブレーキホースが千切れてしまったらしい。

気づいたら、地面にいた・・・と中島選手は言ってましたね。

その影響でタイムを落とし、クロステスト2もペース上がらず。

そこで保坂選手が最後まで集中力を切らさず走り切った事で、

逆転の3位となり、最高峰IAクラス参戦2戦目にして、

表彰台をGET!おめでとう~。

ランキングも3位に浮上です。

保坂選手にも話聞くと、

スタートの組は違ったけど、ルートを全開で飛ばして、健二さん達と

一緒に走らせてもらい、テストも先に入れてもらいました。

想像以上にすぐに追い抜かれてしまいましたが、

すぐ後ろを走る事で、色々見る事が出来たので、とても参考になったとの事。

どこもスロットルの開け始めが早いのが印象的だったとか。

その影響なのか、健二さん、釘村さんとは対照的に、

保坂選手のベストタイムは、両テストとも計測一発目。

良く言えば、早い段階でテストを攻略してるとも言えるけど、

後半にかけてのタイムアップが課題と言えるかも。(自分が言うのもエラソーですが)

前回の広島では同期昇格の飯塚 翼選手に溝を開けられた事もあり、

今回は事前にフリー走行でアルコピアを走りに来るという

気合の入れようで、シッカリと結果を残す形となったようです。

飯塚選手にも話を聞きましたが、クロステスト1で腕上がりがひどく、

クロステスト2を序盤で攻略出来なかったようでした。

クールな印象の飯塚選手ですが、悔しそうな表情に見えたのは気のせいでは

ないでしょうね。

若手ライダーが活躍するのは、嬉しいですからね。

次戦に期待です。

注目選手の#47馬場 大貴選手は初JECで、7位という結果に。

途中転倒もあったようで、クロスカントリーとは異なる短いスパンの

全開アタックで、今回のコースでは攻め切れなかったようですね。

また機会のある時に参戦してもらいたいですね。

うーん、ちょっとのつもりが、長く書いてしまいました。

 

続いては、IBクラス。

1位 #155 榎田 諒介選手(5:36.17/5:29.50)44:54.57

2位 #141 菅谷 栄美選手(5:47.69/5:42.00)46:41.15

3位 #100 赤堀 吉功選手(5:52.34/5:43.46)46:45.50

前回広島で2位だった榎田選手が見事に優勝!

2位に1分半以上の差をつけての圧勝ですね。

広島で優勝した村上選手は、広島だけの参戦なのかな?

そんな感じで、ランキングもこの表彰台の順番通りとなっています。

IA昇格者は上位3名ですからね。

とはいえ、2大会終わってますが、残りは2DAYSですから、

まだ3分の1を消化しただけ。

まだまだこれからですね。

自分もここに加わりたいなぁー。

さて、IBクラスでは、注目の選手が参加していました。

そう、#164 河村 広志選手。

現役モトクロスライダーらしく、1番時計も出していますが、

途中で転倒してしまったようですね。

ぜひ、また参戦して欲しいですけど、現在モトクロスでIA1に参戦中です。

頑張ってください!応援しています。

 

最後はNAクラス。

1位 #323 渡邉 誉選手(5:44.60/5:39.25)46:00.65

2位 #328 菅原 悠花選手(5:54.25/5:42.05)46:55.99

3位 #324 田村 公邦選手(6:05.52/5:52.66)49:01.37

上位2名は、相当速いですね。

テストは5分台でまとめています。

今回は、周回数がIBと同じなので、単純に比較しやすいですが、

1位の渡邉選手は、IBでも2位のタイムですね!

そして、2位には女性ライダーがランクイン。

JNCCでも活躍する菅原選手ですが、めっちゃ速いです・・・

今回の上位2名は、開幕の広島は参戦していないので、

ランキングには影響が少なく、

今回手堅く4位に入っている#335佐藤選手がランキング首位。

IB昇格へ向けて、今後も熱い戦いが続きそうです。

 

と、いう結果に。

全日本は、これでしばらくお休み期間となりますね。

次戦は、9月14日~15日の日高2デイズエンデューロです。

まだまだ先ですが、楽しみですねー。

 

 

えーっと、だれも気にしてないでしょうけど、

今回の自分の結果も書いておきますと、

19位です・・・

タイムも6分半ば。

自分的には、良い走りが出来たと思った訳ですよ。

細かいミスはあるけど、大きなミスもなくて。

いつもだと、この感触なら、もうちょっと良い順位だと思ったんですけどね。

うーん、次だな次。

日高楽しみだなー。

おしまい。

 

 

 

 

 

 

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