日高ツーデイズエンデューロ参戦レポート DAY1!
こんにちは。
ウブカタジャパンです。
もうすでに日高に行ってたのが、過去の事のような気がしてしまう
日常を過ごしておりますが、思い出しながら書いてみましょう!
と、いう訳で、いよいよレース当日の朝です。
自分のバイクですけど。
準備もバッチリ!
心配性?なので、当日の朝に車検を受けてパルクフェルメに入れます。
さて・・・
JECの場合は、バイクをパルクフェルメに事前に入れるので、
スタート直前まで、バイクに触れる事が出来ません。
エンジン始動も実際にスタートフラッグが振られて、始めて始動します。
まぁ、キッチリ準備しておけば、始動が困難な事なんて無い訳なんですが、
一晩おくと心配ですね。毎回の事ですけど。
最近だと1DAYのレースは当日朝しか車検が無いから、
その心配も減りましたけどね。
パルクフェルメにバイクを入れました。
毎度書いてますが、何かこのパルクフェルメの雰囲気好きなんですねー。
これから走るぞー!と整備されたバイクがズラーっと並ぶ姿は、
何かカッコイイんです。
そして、タイム設定が発表されました。
JECの場合は、オンタイム制と言われるレースでありまして、
その詳細は以前にも説明してるので、省きますが、
レース直前の天候などにより、コースコンディションが変わってしまいますから、
同じコースでも難易度が変わってしまいます。
その為、
ベストコンディション:Aタイム
ちょっと悪いコンディションかも:Bタイム
けっこう厳しいコンディションかも:Cタイム
と、いうように3つ、もしくは2つぐらいタイム設定が用意されていたりします。
今回も受付時には、そのABCの3つのタイム表は配られていましたが、
レース当日の朝のコンディションを見極めてから、発表されます。
そんな訳で、今回はBタイム設定でした。
事前にABCのタイムが分かっているので、
前日にこのタイム設定が確認できる物を用意すると、当日バタバタしなくて済みますね。
と、いいつつ、3つも作るのが面倒なので、
やっぱり、朝作りました。
ガムテープに油性ペンで書いて、クリアテープを貼って、
文字が消えないようにしています。
これをハンドルとかにタイラップで固定します。
やり方は、人それぞれですね。
事前にコースマップが発表されていたり、
今回の日高では、サンプルなんてのも公開してくれてましたから、
ちゃんとパソコンとかでキレイな表を作っているマメな方も多いです。
自分の作ったものは、タイムチェックに遅れてしまった時の為に、
タイムチェック間の区間タイムを右側に書いてあります。
計算の早い方は、すぐに気づきますが、
スタートから最初のTC1までの区間タイムがすでに間違っています。
本当は78分ですね。計算間違いしています。
アホですねー。
実はスタート直前に気づきました。
この区間タイムは、何となくでも把握しておくと、
ここは、けっこう長い区間なんだなー。とか分かりますので、まぁまぁ重要です。
晴天に恵まれた中、ブリーフィング開始。
ビッグタンクマガジンでお馴染みの北の編集長こと、春木(ハルキ)さんがご説明。
みんなシッカリ聞いてますねー。
自分含めてですが、きっとこの中にちゃんと話を聞いていない人達がいたはずです。
イカンですねー。
カナダから参戦の女性ライダーのレクシィ選手もシッカリ聞いています。
タブン分からないんでしょうけど・・・
そして、いよいよスタートです!
Go-Proから画像切だしてみました。
何か保存がおかしくて空白ありますけど、気にしない~。
パルクフェルメからワーキングエリアへ移動します。
ワーキングエリアでは、本来スタート前に10分整備する時間がありますが、
DAY1は基本やる事ないので、ノンビリ待ちます。
先に作った自作のタイム表をバイクの見やすい所に取り付けるぐらいですね。
そうこうしてると、IAクラスは、もうスタートです。
これは、2組目かな。
内山選手と、KDXで参戦の田中選手。
今回は、周回数が少ないですから、テストの下見ラップはありませんでした。
その為、スタートから数秒で、いきなりクロステストです。
気落ちエンジンの暖気を行い、
ここから持てる限りの力を尽くし、全開アタック!
このタイムアタックから、リザルトに反映されますし、
朝イチの体の動きが鈍い時間でもありますし、路面もシットリしています。
赤丸のライダーは、今回はWR250Rで参戦の鈴木健二選手ですね。
当然ですが、いきなりイイ音させてます。
今回も何とか動画の撮影が出来ましたので、ここからは車載カメラで。
まずは、スタートからクロステストの終わりまで。
見た目は、グラストラックなゲレンデで、コンディション良さげに見えますが、
ゲレンデの下の方は、けっこう水分を含んでいるので、
滑る感じでしたねー。
クロステストは、5:26.82というタイム。
続いては、クロステストを終えた後のTC1までの動画です。
動画を見ていると、コースマーカーが、
青いやつと、赤いやつの2種類がところどころに見えますね。
これは、初日に全日本クラスは2ラップするんですが、
2周目は主に公道を多く使い、テストをメインに周回するショートループとなります。
そのショートループのマーカーが赤いマーカーで表示されています。
なので、1周目は青いマーカーに従って走行しないといけません。
続いて、同じくTC1までの途中となる続きの動画。
動画の2分ぐらいの所で公道に出るのですが、
この後、公道上で分岐となりました。
青いマーカーは〇で示されています。これは直進を意味します。
しかし、2周目のショートループとなる赤いマーカーは、
矢印三角マークで右折を示しています。
2分16秒あたりの所ですね。
赤い丸の部分ですね。
ここで、前を走る同じ組のライダーは間違って右折してしまいます。
自分もちょっと自信がありませんでしたが、
まっすぐだと思うと伝え、まっすぐ行きます。
ちゃんと朝のブリーフィングで言っていたと思うのですが、
聞いてなかったんですねー。
自分も赤は明日のコースだとか言ってますねー。イカンです。
実は、この分岐でIAの前半の組のライダーかな?
けっこう間違ってましたね。
途中で、某IAライダーが抜いていきますね・・・
続いて、そのまた先の動画です。
一気に撮ると、電池も持たないので、適当にスイッチ入れたり消したりしながら
走っていました。
これは短いですねー。撮影したものの、あまり面白くないので、
すぐにスイッチを切ったんだと思います。
TC1までが長いので、まだTC1に到着してませんが、
とても走りやすい林道ですね。
一緒に走る田中選手を動画で撮るから、と追いかけますが、
あんまり近くづと、けっこう飛び石が飛んできて、痛い・・・
しかし、油断してると、速いので、結局チギられてしまいました・・・
まだTC1に到着しません。
うっそうとした熊笹かな?のエリア。
撮影してて、あっ、これは去年も走ってるかな?とすぐにスイッチオフ。
まだ到着しません。
これは町牧のエリアかな?
以前は、ここがエンデューロテストで、
もっとこのエリアを長く走りましたねー。
めっちゃシンドイところです。
今回は、コンディションも良く、景色も良かったですねー。
日高っぽい感じですね。
そして、ようやくTC1に到着です。
タイム設定は、実はかなり余裕のあるものでした。
20分以上余りましたね。
でも、ここはパドック以外では唯一となる給油可能なタイムチェックとなります。
この後、自分ももちろん給油していますが、
その辺の余裕を見込んでのタイム設定でしょうね。
ルートを間違えたライダー達がお話しておりますね。
今回、1周が90キロ前後と、非常に長い設定でしたから、
ほとんどのライダーは給油をしたと思います。
4スト250やトレールバイクならパドックの給油のみで大丈夫だったかも
しれませんが、
今回のようにルートを間違えて余分な距離を走ってしまったり、
予想しなかったハマリなどがあった場合は、
やはりガス欠のリスクがつきまといます。
準備できる事はしておいた方が無難ですね。
そして、ここのタイムチェックの後は、公道区間を移動して、
2個目のテストとなるエンデューロテストです。
このエンデューロテストは、ループ状ではなく、
先のDAY0で書いたように、スタート地点とゴール地点が遠く離れた
通り抜けのテストです。
前半が速度が出るフラットな林道区間で、
後半に沢とウッズを走ります。
テストで攻めているので、速度を確認できていませんが、
トップスピードは80キロは軽く越えていると思います。
トップライダーは限りなく100キロに近いんじゃないかな?
テストの開始早々の1分10秒あたり。
道なりは左コーナーで、その後右に登って行きますが、
赤い矢印のショートカットがありましたねー。
ここは、以前から同じラインがありました。
連続で日高に参戦している方は見覚えがある所でしょう。
最初はビビって登りませんでしたが、
後半は登るようにしました。
けっこうタイム違うと思いますけど、
参加した皆さんは、どうでしたか?行きました?
動画だと、6分45秒辺りから、後半の沢に進入です。
下見で言っていた鉄パイプが気になり過ぎて、徐行するんですが、
まんまと、鉄パイプを越えたにも関わらず転倒してますね・・・
カメラも濡れちゃうし。
テスト終わった後も少し沢が続きます。カメラ濡れてるけど。
次の動画は、TC3からTC4までの区間で、後半に沢が続く感じです。
動画だと、7分45秒あたりから、沢に進入します。
なかなかに長い沢で、ガッツリと水の中を走ります。
場所によっては、転倒すると水没できちゃう深さですね。
1周目のこの動画かな?撮影してて電池が無くなりました。
パドックに戻った時にも、けっこう時間に余裕があったので、
電池を充電して、2周目に突入です。
途中で上手く電源が入らずに撮影出来なかったエクストリームテストの動画です。
エクストリームは、通り抜けるだけなら、そこまで難しくない設定でしたが、
嫌らしいヌルヌルの登りだったり、
ガレキのアスファルトも走りやすくは無かったですね。
問題のガレキの倒木かな?のお山は見た目よりも走りやすかったですが、
この動画のラインは、すごく遠回りをしていたみたいですね。
もっと直線的に抜けた方が、逆に簡単でかつタイムも良かったみたいです。
そして、同じく1周目で撮影出来なかったエクストリームテスト後の沢の動画です。
エクストリームテストは、承認のC/CWクラスは走行しませんが、
ルートとなる、この沢は走っているはずです。
なかなかに難しいですねー。
今回も水没者は何台かは出たはずですから。
と、動画はこんな感じ。
全体としては、コンディションが非常によく、
滑る感じだった最初のクロステストも後半にはかなり乾いて来て、
みんなグングンとタイムを縮める感じでしたね。
後で聞いた話でしたが、
1周の距離を長く設定するのは、
短いループを何周かするコース設定の場合は、
路面が、どんどん悪化してしまい、走行が困難になったり、
レース後の補修が大変になるからとの事でした。
なるほど~。
言われてみると、前半の長いルートは1回しか走ってない訳で、
それで走り易い印象があったのかもしれませんね。
当然、天候に救われた要素が大きい訳ですけど。
色々と考えられているんですねー。
ありがたい事です。
そんな訳で、今回は完走率も非常に高かったと思います。
全日本クラスは、二日間のレースとはいえ、
リザルトはそれぞれ独立した形となりますが、
日高の大会としては、二日間通してのリザルトとなる為、
この日の表彰式はなし。
規定周回を終えたマシンを最後のワークタイムで整備し、
翌日のガソリンなどを補給してパルクフェルメにバイクを入れて、
この日は終了。
正式リザルトは、こちら。
ざっとですが、リザルトは、
IAクラス
1位 #3 前橋 孝洋選手
2位 #4 釘村 忠選手
3位 #5 熊本 悠太選手
昨年に続き、ISDE帰りの前橋選手がDAY1を制して優勝です。
2位は、トレールバイクのCRF250Lで参戦の釘村選手。
この辺は、さすがっ!といった所ですね。
3位は、Betaの熊本選手。
あら?鈴木健二選手は・・・
タイム的には2位の釘村選手より早く、2位のはずが、
途中のタイムチェックかな?で、まさかの早着5分という痛恨のミス。
う、うん、やっちゃったね。と言ってました。
IBクラス
1位 #84 大神 智樹選手
2位 #97 新沼 光選手
3位 #57 毛利 真悟選手
今年エンデューロ世界選手権のイタリアGPにスポット参戦を果たした
大神選手がライバルな新沼選手を振り切って見事優勝です。
なんか、飛びぬけて来た感じですねー。
IAのタイムと比較しても、7位ですからね。
ちなみに・・・
同じIBであるウブカタジャパンは、今回はシングルフィニッシュを
目論んでいましたが、届かず13位。
うーん、みんな速いな。
Nクラス
1位 #204 佐藤 裕二選手
2位 #207 池町 佳生選手
3位 #347 木村 吏選手
1位は、地元北海道の佐藤選手。
佐藤選手のタイムは、IBで見ても2位のタイムですからね。
そして、2位は池町選手。日高は20年ぶりぐらいかな~?なんて言ってましたが、
今年は精力的にJECに参戦してますね。
ラリーのイメージが強い選手ですが、当然エンデューロでも速いですね。
3位は、JNCCやハードエンデューロで活躍する木村選手。さすがです!
Wクラス
1位 #150 Lexi Pechout(レクシィ)選手
2位 #151 福田 雅美選手
3位 #152 菅原 聖子選手
やはり、1位はレクシィ選手でしたね。
タイム見ても、速い!タイムを見てみると、IBで6位となるタイムです。
慣れない環境と借りたバイクだし、
想像ですが、おそらくテスト内で前のライダーを何台も抜いているはずです。
自分たちIB以上は、今年からランキング順のスタートとなり、
言ってみれば実力通りの順番で走る訳で、
テスト内で追いつく、もしくは抜かれるといったケースは、
ほとんど無くなったと思います。
それを考慮すると、本来の実力はもっと良いタイムが出るんだと思います。
2位は、地元と言えるのかな?福田選手で、
3位は、菅原選手。この二人は、バチバチのバトルをしてますからねー。
承認Bクラス
1位 #513 竹村 元伸選手
2位 #516 米田 史選手
3位 #515 有田 光義選手
承認Cクラス
1位 #604 吉田 共哉選手
2位 #615 鷲巣 直士選手
3位 #602 門間 弘志選手
承認C-Wクラス
1位 #620 佐伯 奈美選手
2位 #613 小川 澄佳選手
3位 #621 百武 郁美選手
という結果に。
承認クラスは、軒並み上位者は地元北海道勢が多いですね。
速度レンジの高いエンデューロテストなど、その辺がやはり得意なんでしょうか?
コンディションに助けられた部分は大きいと思いますが、
承認クラスは参加したライダー全員が完走してますね。
オンタイムとは行かなくても、やはり日高を完走できるというのは、
とても嬉しいですよねー。
大きな自信にもなると思うし。
そんなDAY1でした。
DAY2につづく。
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