JEC開幕戦 広島大会レポート!(前編)

こんにちは。

ブログ担当のウブカタジャパンです。

待ちに待ったJEC開幕戦が先日広島のテージャスランチを舞台に

開催されました。

毎度の事ですが、自分も参戦してきましたので、

その時の様子をレポートしたいと思います。

レース当日のパルクフェルメの様子。

スタートを直前に控えた整備されたマシンが整然と並ぶ光景は、JECならでは。

いつ見ても、いいねぇー。カッコイイねぇー。と思う瞬間です。

さて・・・

今回の開幕戦となる広島大会は1DAY開催。

レースは日曜日のみの大会ですね。

ですが、コースの下見や体調管理を踏まえ、多くの参加者は前日となる土曜日に会場入り。

自分も同様に土曜日の午前中には会場入りです。

レース当日の日曜は天気予報も晴れですが、前日土曜は雨マーク。

予報通り、会場に向かう道中は雨が降っていました。

会場に到着しても降ったり止んだりのイマイチな空模様。

テージャスは雨降ってマディーだと超手ごわいんですよね。

不安しかありません。

でも、予報通りお昼ぐらいには明るい空になり、一転して暑いぐらいの陽気に。

雨も上がったので、コースの下見です。

クロスカントリーレースやJECなどのエンデューロレースの場合、

その大会の為だけのコースだったりするので、

時間に余裕があればコースの下見をしたい所ですね。

JECの場合、主にタイムアタックをするテストと呼ばれる区間と、

テスト以外の走行する区間をルート、またはリエゾンなんて呼び方をします。

JECの場合、順位を決める要素はタイムアタックを行うテスト区間となりますから、

基本下見はテストがメインとなりますね。

チャレンジングなショートカットのようなラインを行くのか、

それとも安全、確実を重視して少しぐらい遠回りになっても走破できるラインがあるのか?

そんな事に注意しながら下見をします。

まぁ、実際にバイクで走ると何て事なかったり、バイクで走る速度と歩いて見るのでは

間隔も異なるし、そもそも下見しても忘れちゃう事も多いんですけどね。

今回テスト区間は発表だと4キロだったかな?

アップダウンもあるダート区間を4キロも歩くと良い運動になります。

さらにシッカリと下見したい場合や、順位よりも完走を目標にしてるライダーは

ルート区間も下見したりします。

今回のルート区間は7キロと出ていましたから、全部見ると10キロ以上。

なかなか大変です。

自分はテスト下見した後にルートも下見をしましたが、

長いので、途中までにしておきました。

 

またJECの場合は、今回も用意されていましたが、

前日にマシンチェックなどを行えるテストトラックも用意されていたりします。

レースギリギリにセットアップした場合などには助かりますよね。

天気も回復して、あっという間に路面もドライになったので、

自分はせっかく用意されているのでテストトラックを少し走行しておきました。

今回はサスペンションを少しモディファイしていたのもあり、

直前に完成したので一度も走行していなかったので、そのフィーリングを

確かめたかったんですね。

そんな風に上手くテストトラックも利用しましょう。

 

下見に疲れてパドック戻ると、

今回初開催の「絶対タメになる!参加者向けメンテナンス講習会」が行われていました。

今回IAで初参戦の田中教世選手や釘村忠選手のメカニックを長年務める、

肥後守さんによる講習会ですね。

マニュアルとメモを持って、みんな真剣です。

今回はレース前日という事で、興味はあるけど、下見行きたいし~という方もいた事でしょう。

そんな訳で第二回目があるようです。

今度はレースとは関係のない日程で行われます。

日時:5月28日(日)

場所:千葉県市原市

第二回目は単独開催ですから、メンテナンスに加え、

ライディングスクールや実走セッティングなんかも行うみたいですよ。

もう募集も始まっています。

詳しくは、こちら。

 

そして、レースとは直接関係がありませんが、

しばらく派遣されていなかったISDEのトロフィーチームが今年から5ヶ年計画で

派遣される事が決まり、今年のフランス大会のメンバー紹介などが行われました。

コレ読んでくれてる方のほとんどはご存知かと思いますが、

ISDE(INTER NATIONAL SIXDAYS ENDUROの頭文字)とは、

その名の通り、6日間エンデューロ国際大会って事ですね。

年に一度行われる国別対抗のエンデューロレースです。

国別という事で、参加国の代表ライダーがチーム戦で競い合います。

以前は6名の代表選手で構成されていましたが、何年か前から4名と人数が減りました。

この代表メンバーは、日本の場合は、JECの大会で年間を通して良い成績を収めた者が

代表メンバーとして選出される仕組みになっています。

まぁ、IAクラスのランキング上位者という事です。

ただ、代表に選ばれたからといって、皆さんお仕事もありますから、

その中から実際に調整のつくライダーで参戦する事になります。

今回のメンバー(順不同)は、

鈴木健二 選手

内山裕太郎 選手

滑川勝之 選手

前橋孝洋 選手

の4名がライダーとして参戦します。

さらに、チーム監督して平地直樹さん

メカニックとして、中嶋宏明さん、平田雅宏さんの2名

上記のメンバーがチームジャパンとして派遣されます。

ISDEの細かい話は、また機会を見つけて書いてみたいと思いますが、

今回のチーム発表にあたって、特に鈴木健二選手が語っていた事に注目してみると、

ゴールドメダルを獲る!

と言っていましたね。

普通ゴールドメダルというと、オリンピックなら優勝って事ですが、

ISDEの場合は、少し異なります。

国別の争いとしては、4名の全体の成績で順位が決まりますが、

その元となるリザルトでライダー個人の成績があります。

それが、ブロンズ、シルバー、ゴールドと3種類に区分されます。

ちょっと、直近の詳細を把握しきれてないのですが、

ゴールドメダルを獲得するには、確か1位の選手の合計タイムに対して、

110%だったかな?その範囲内に合計タイムが入っていればゴールドメダルを

GETできるという事です。(違ってたら、ごめんなさい。)

参加者はたくさんいる訳ですが、

ゴールドメダルをGETする人数は決まっていないという事ですね。

接戦になれば、ゴールドメダルを獲得できるライダーも多くなる訳ですが、

仮に1位のライダーが物凄くブッチギリの速さとなると、

ゴールドを獲得するのは、とても難しくなります。

そんな感じです。

これまで日本人選手が代表チームやクラブチーム(3人一組で代表じゃなくても出る事が可能)で

何度か参戦していますが、

今のところ、このゴールドメダルを獲得したライダーは一人もいません。

鈴木健二選手も過去に参戦していますが、今回はそのゴールドメダルを獲得するぞ!との事です。

ご本人も言っておりましたが、当然簡単な事ではなく、

絶好調で全てが上手く行って、取れるかどうか?そんな高いレベルのお話です。

すごいですねー。

当然、世界のトップランカーも多数参戦してきます。

国の代表として戦う事に誇りを持って参戦していますからね。

しかし世界選手権のシーズン中という事もあり、

メーカーと契約があるようなファクトリーライダーの一部は、

選手権を優先して参戦してこないライダーも当然います。

とはいえ、超難関な事には間違いありません。

2017年の今年は、開催国がフランスで8月28日~9月2日までの開催となります。

今後、ISDEに関する話題も色々な所で出てくるでしょうね。

皆でチェックして、代表チームを応援しましょう!

ちなみに、KTMのモデルでシックスデイズというラインナップがありますが、

この大会の為のモデルという事ですね。

昨年はスペインが開催国でしたから、2017年モデルのシックスデイズモデルは、

スペインなカラーリングだった訳です。

まだ発表されていませんが、2018年モデルのシックスデイズモデルは、

もちろんフランスカラーになる訳ですね。

なんか、オシャレそうですね。

 

と、いう訳で話が長くなりましたねー。

まだ本題に入れていないし。

一回で書こうと思ったけど、長いの2回に分けます。

タイトルも前編を追加しました。

そんな訳でレース当日は後編にて。

つづく。

 

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