2020モデルオフロードバイク大試乗会 ㏌ 成田MXパーク レポート!
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
2020年になりましたねー。
そんな訳で、新年1発目のJECなイベントの
千葉県の成田MXパークで開催された2020モデルオフロードバイク大試乗会に
行ってきましたので、その様子をご紹介。
今年もたくさんの方が参加してくれました。
お決まりの集合写真ですが、撮るタイミングがズレてしまった。
さて・・・
本来は、昨年の10月14日に開催を予定していた、この試乗会。
記憶にも新しいですが、このタイミングで大型の台風がやって来てしまい、
残念ながら中止となってしまいました。
延期ではなく、中止との事でしたが、
ご要望も多かった事から、年が明けての開催となりました。
ちょっと参加の試乗メーカーの数が減ってしまいましたが、
車両メーカーさんや輸入元さん、スタッフの皆さまのご協力で、
改めて開催する事が出来たようです。
自分はバイクショップをやっておりますが、
いちバイク好きのライダーとして、このような試乗会イベントが開催される事は、
とても有り難いですよね。
レース開催時に試乗が可能な場合もありますが、
だいたいがレース前日だったりするので、前日入りが必要だったり、
コースの下見や準備に時間が掛かったりで、
試乗出来ない事もありますね。
このJECが、ここ数年開催してくれている試乗会の良い所は、
試乗会単体のイベントであり、一日中試乗出来て、
かつ自分のバイクでのフリー走行も可能な事ですね。
お目当てのバイクを試乗するのは、もちろん、
自分のバイクと乗り比べてみたり、
あまり興味の無かったモデルに乗ってみたら、
思っていたのと違って、お気に入りが見つかったり。
自分もかつては、輸入元で働いていて、試乗車を持ち込む立場でしたが、
やっぱり乗ってもらう事で気に入ってもらったり、
購入への足掛かりになったりと、メーカー側にもメリットありますからね。
車両メーカー単独で試乗会などのイベントを開催する事もありますが、
準備や集客など大変ですからね。
メーカー側としては、ダートバイクの試乗ですから、
転倒によるマシンの破損も十分に考えられる訳ですが、
最近は試乗いただくお客様のマナーも良いので、助かりますね。
そんな事はさておき、
今回試乗車を用意していただいたメーカーさんなどご紹介!
まずは、ヤマハ!
実は10月に台風で中止になった時も
実際にはコースは走行が可能なレベルだった事から、
楽しみにしていた方もいるだろう?と、
この成田に来て単独で試乗会やっていたんですよねー。
自分もヤマハさんだけ来るって事で、せっかくだから乗りに行きましたけどー。
エンデューロモデルも数多く販売してくれているし、
2ストのYZシリーズも販売を続けてくれているし、
試乗できる機会を数多く提供してくれてます。
エンデューロ業界を支えてくれています。
そんなヤマハさんは、
YZ250FX
YZ250X
YZ125X
YZ85
の2020年モデルをご用意くださいました。
FXは今年、新型ですからねー。
当然人気でしたね。
さらに、路面コンディションが悪い事が想定されるのもあって、
タイヤも標準タイヤではなくて、
マディー路面に最適なダンロップのMX12を装着してましたね。
健二さんの影響が大きいと思いますが、
こういう柔軟な対応は素晴らしいですね。
しかも、本来10月であれば、まだ車両の予約期間だったのですが、
もう予約期間は終わっているので、
これから車両注文をするのは出来ないにも関わらず・・・
店頭在庫してるショップさんもあるでしょうから、
探せば手に入るかもですけど。
もう、本当に頭が下がりますね。
続いては、SHERCO。
元はトライアルで有名なフランスのメーカーですが、
近年はエンデューロレースでも大活躍のメーカーですね。
SE250 Factory(2スト)
SE300 Factory(2スト)
SEF300 Factory(4スト)
それと合わせて、
シェルコユーザーのお客様のマシンが、試乗OKですよと
SE125 Racing
SEF250 Factory
の2台も試乗が可能でしたね。
2ストのSE300はハードエンデューロ向けのセットがされてたみたいですね。
ファクトリーライダーがハードエンデューロでも活躍してますね。
シェルコの2ストモデルは、125にもセルモーターが搭載されているし、
排気デバイスもモーターで駆動する電子制御タイプを搭載していたり、
4ストのSEFシリーズのFactoryモデルは、
最初からアクラポビッチのマフラーが装着されていたり、
魅力的なマシンです。
見かける機会も増える訳です。
続いて、Beta。
自分がメインで販売している車両ですが、
Betaもシェルコ同様にトライアルで有名なメーカーですね。
知らない人も多いかもしれませんが、
以前は、KTM製のエンジンを搭載したエンデューロマシンを
販売していましたが、2010年ぐらいかな?
オリジナルエンジン(4スト)を搭載したモデルを発売し、
2013年から現在のマシンの元となるRR2Tシリーズを販売。
コンパクトかつ扱いやすいエンジン特性と合わせて、
瞬く間に日本に浸透していきましたねー。
そんなBetaは、
RR4T350
RR2T300 Racing
RR2T250
RR2T200
X-Trainer250
Mini-Tranier250(小径ホイール装着車)
と、たくさんの車両をご用意してくれてました。
RRシリーズは、2020年モデルでフルモデルチェンジした
新型になり、気になっていた方も多い事でしょう。
Racingモデルは、新たにKYBのフロントフォークを採用してましたね。
面白いモデルでは、メーカーが作ってる訳ではありませんが、
仙台のストレンジモーターサイクル(タックさんのお店ですね)が、
用意してくれたMini-Tranierも人気でしたね。
X-Trainerは、今年から車高を下げたローダウンモデル(LD)も
用意がありますが、ホイール自体を21/18インチから19/16インチに
変更したのが通称Mini-Tranierです。
ホイールをインチダウンさせる事で、小柄な女性でも足つき性を心配する事なく
乗れるというマシンです。
実際、女性の方が試乗をして気に入ってくれていましたね。
つい、Betaの話には熱が入ってしまいます。
続いては、FANTIC。
こちらは、インカムで有名なB+COMを販売するサインハウスさんが
輸入するイタリアの車両ブランドですね。
CABALLEROシリーズとENDUROシリーズを
試乗車として、ご用意してくださいました。
CABALLEROシリーズは、
スクランブラー
フラットトラック
ラリー
と3種類あり、モデルによって異なりますが、
125㏄~500㏄をラインナップ。
ENDUROモデルは、250㏄でしたね。
CABALLEROシリーズは、成田のコースを試乗するのは、
難しいので、コース外の臨時駐車場かな?をフラットダートを
試乗できましたね。
ちょっと、湿った路面かつグラストラックな感じで、
難しかったですが、
オシャレな街乗りバイクとしても魅力十分だし、
かつ、ダートも気軽に乗り入れが可能な車体ですね。
実際、ダートを走らせてもらえるというのも、
輸入元さんのマシンへの自信の表れですね。
ENDUROモデルは、今後新型も出てくるみたいですし、
これから楽しみですね。
続いては、GASGAS。
EC250
EC300
の2台と、
昨年IAルーキーながら、チャンピオン争いに加わっていた
保坂選手のマシンも試乗車として用意してくれていました。
GASGASは、KTMグループに加わる事が発表されていて、
今後どのような展開になるのか?気になるところ。
シェルコやBeta同様にGASGASもトライアルメーカーですし、
どうなるんでしょうか?
保坂選手がGASGASにチェンジしたばかりで、
最高峰のIAクラスでランキング3位を獲得していますからね。
マシンの性能は申し分ないですから、
今後のアナウンスに注目ですね。
続いては、TM。(画像は、JECプロモーションより)
TMもイタリアのメーカーですね。
こちらの車両は、あきる野市の鈴木オートさんが車両を持ち込んでくれました。
250 ES EN(2スト)
TMの2ストも250/300はインジェクション化されていますが、
キャブレターモデルも販売中で、
今回の車両はキャブレターモデルでしたね。
鈴木オートさんといえば、PWKのコンバージョンキットなど、
ショップオリジナルのサービスも展開していますね。
試乗車のTMもキャブも調整していたり、
サスペンションもローダウンしたり、レフトハンドブレーキなんかも
装着されていました。
試乗もさせていただきましたが、パワフルなマシンでした。
TMが試乗できる機会は、そう多くないですし、
ディーラーさんが試乗車を用意くださるのは、大変だと思います。
有り難いですねー。
(画像は、JECプロモーションより)
車両メーカーではありませんが、
サスペンションで有名なテクニクスさんも
オリジナルのキットを組み込んだCRF250Lと、
渡辺学選手と同じ仕様にサスペンションをモディファイしたYZ250FXの2台を
試乗車として用意してくれました。
CRF250Lのサスペンションパーツなどは、
国内はもちろん海外での需要が高いみたいですね。
レース開催が少ない、今の時期にサスペンションのオーバーホールやチューニングを
お願いしてみてはいかがでしょうか?
(画像は、JECプロモーションより)
こちらは、Vee Rubberのタイヤを輸入販売する
木下電機さん。
イベント会場で見かける事も多いですし、
最近ではアドベンチャーバイクのタイヤにも力を入れてますね。
ご自身のBetaにVee Rubberタイヤを装着して、
試乗もさせてくださってました。
(画像は、JECプロモーションより)
もうエンデューロライダーにはお馴染みにMCギアさんも
当日は、きっと乗りたいはずだったんでしょうけど、
お店を出店されていましたね。
ご自身もシェルコに乗って、レースに参戦したりと、
パーツや装備品については詳しいですからねー。
販売自体は通販がメインなんでしょうけど、
レース会場やイベントに積極的に出店してくれているので、
実物を手に取ってみる事も出来るし、
現地で困った事があった時に助けられた方も多いのでは?
と、こんな感じで多数の車両ブランドに用品関係の出店もあり、
とても賑やかな試乗会でした。
先日は、関西のプラザ阪下でも同様の試乗会が開催されていましたが、
どうしても、年に何回も行えるイベントでは無いだけに、
時期はズレましたが、開催してくれて良かったですねー。
参加された皆さまは、お気に入り、または欲しいバイクが見つかったでしょうか?
随分と先になると思いますが、
また開催されるはずなので、
参加された事がない方は、ぜひ次の機会をお楽しみに。
ちょっとぐらい遠くても、参加する価値はあると思いますよ!
と、2020年モデルオフロードバイク大試乗会 ㏌ 成田MXパークの様子でした。
おしまい。