村田SUGO2DAYSエンデューロ レポート DAY2!
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
村田SUGO2DAYSエンデューロの続きで、DAY2の様子をご紹介。
DAY1を無事に終えて、いよいよ今年最後のJECです。
以前は、現地で車中泊が当たり前でしたが、
最近は自分も宿に泊まる事が多くなりましたね。
なんせ、この最終戦の時期は寒いんですよねー。
年齢重ねてきたせいか、暑いのは平気になり、
寒いのは耐えられなくなってきた今日この頃。
そんな訳で、DAY2が始まります。
さて・・・
DAY1を完走すると、レース終了時にマシンをパルクフェルメに保管してしまうJEC。
と、いう事でDAY2は車検も無いので、朝はノンビリ・・・
とはならず、SUGOの場合はDAY2にファイナルクロスをクラス毎に行う関係で、
午前中に予定を詰め込んでいるので、
車検など無い分、走り出す時間が早いので、
DAY1同様に朝まだ薄暗い時間に会場入りです。
DAY1は車検などの前準備があり、走り出すのはIAが9時30分。
だけど、DAY2は、最初のIAが走り出すのが、7時30分。
この時期、2時間も朝早いと天候にもよりますが、寒いのです。
パルクフェルメに入ってる車両のシートは、白く凍ってましたね・・・
DAY2は、各クラスDAY1の規定周回数より1周減となり、
IA、IBクラスは、4周。
その他のクラスは、3周となります。
コースはDAY1と同様の為、下見ラップは無しで、朝イチからテストの計測アリ。
なので、タイム計測を行うテストの回数はDAY1と全く同じ。
それに、最後のファイナルクロスのタイムを合算して、DAY2のリザルトとなります。
全日本クラスは、DAY1、DAY2がそれぞれ独立したラウンドなので、
それぞれに順位がつくのに対し、
承認クラスは、二日間通しての大会となります。
なので、残念ながらDAY1をリタイアしてしまった方は、
再車検を受ければ、DAY2を走る事は出来るのですが、
ファイナルクロスは出走できず、リザルトも出ないという感じ。
これは、もう昔からのルールですね。
その分、最後まで走り切り、完走を果たした時は嬉しいんですよねー。
前置きが長くなりましたが、
DAY1は、準備万端で車検を受け、パルクフェルメにマシンを入れてますから、
スタート直前のワークタイム(10分だけ整備出来る時間)で作業を行う方は、
まず、いないのですが、
DAY2のスタート前のワークタイムは、慌ただしく作業をするライダーの姿もチラホラ。
DAY1の最後にも15分のワークタイムがあり、その時間にタイヤ交換など作業をするのですが、
DAY2の朝にも10分作業出来るので、そこでフロントタイヤを交換したり、
完了していない作業の続きを行ったり。
自分は、特にトラブル等もなかったので、
凍ったシートでは冷たいのと、お尻がいきなり濡れてしまいそうなので、
ウエス等で拭きふきしたり、空気を調整したりするぐらい。
そして、緊張するのが、やはりスタート。
ここが、意外と難関なんですねー。
DAY1同様にスタートフラッグが振られて、初めてエンジン始動をするわけですが、
寒空の屋外で保管されたバイクは冷え冷え。
特に、最近のキックが装着されていないセルモーターオンリーのマシンは、
バッテリーが命。
しかし、バッテリーは寒いのが苦手・・・
と、いう事で朝イチエンジン始動に手こずり、
ペナルティーを食らってしまう場合なんかも。
※スタートフラッグを振られてから、1分以内にエンジンの力で走り出さないと、
10秒ですが、タイムアタックの合計タイムに加算されるペナルティーがあります。
自分のマシンは、現在125㏄のマシンでキックオンリーのモデルだけに、
バッテリーが弱くなる、なんていうのは皆無なので、無事にスタート。
朝8時前に走り出し、いきなりテストでタイムを出すのは、
なかなか難しい・・・
そんな感じでレースが進みます。
コースはDAY1と同様ですからね。
DAY1に自分が走行動画を撮りましたが、
DAY2は、IAクラス#1釘村選手にGo-Proを託して、
どこかの周で撮影しておいて~と、毎度のお願い。
そんな動画が、こちら。
撮影してくれたのは、最終周となる4周目。
まずは、エンデューロテストから!
当たり前ですけど、速いですねー。
ジャンプ、特に飛び降りる感じの所でカメラがズレてしまいましたが、
大きなジャンプの空中でカメラの角度修正とは・・・
その後も撮影はしてくれていたのですが、
残念ながら、途中で映像が固まったり、上手く撮れてなかったり・・・
釘村選手の走行動画は、これだけになってしまいました。
車体に装着するのは、何かと振動や衝撃を受けてしまうので、
やっぱり厳しいですねー。
車体への取り付けは、自分のと同じ物を使っているのですが、
自分の走りだと平気なんですよね。
スピードが低い分、衝撃やエンジンも回ってないからか振動も少ないのでしょうか・・・
規定周回数を無事に終え、
午前中のオンタイム競技は一旦終わり。
DAY1の終了時と同じように、
15分間の整備出来るワークタイムで、
最後のファイナルクロスの準備を行います。
自分なんかは、空気圧見たり、念のためガソリンの残量チェックしたり、
特別な事はしませんが、
ライダーによっては、ファイナルクロスは走るコースがモトクロスコースオンリーになるので、
サスセットを変更したりする方もいますね。
そして、やはりパルクフェルメにバイクを入れて、しばしマシンとはお別れ。
お昼休みとなります。
レッドブルをいただき、
自然農園さんは、何とライダーに肉巻きおにぎりと豚汁を振舞ってくれました。
美味しかったです!あっという間に食べてしまいました・・・
さて、お昼休憩を挟んで最後のファイナルクロスとなる訳ですが、
それまでのテストでの1台1台でのタイムアタックとは異なり、
SUGOの場合は、モトクロスコースのスターティングゲートを使って、
クラス一斉にスタート。
クラスによって2~4周と決められた周回を走る、
一見するとスプリントレースです。
何度も書いていますが、一斉スタートはするんですけど、
これもタイムアタックとなります。
順位は出ますが、この走行タイムがテストの合計タイムに加算されます。
承認クラスから始まり、最後はIAクラスという感じです。
承認クラスからNBクラスまでは、テストで使ったモトクロスコースをトレース。
大坂と、KYB、リズムセクションがカットのままのショートコースとなります。
モトクロス経験がないと、このスターティングゲートも使うのが初めて、
というライダーも多いはず。緊張しますよねー。
でも、一人一人ライダー紹介がアナウンスで入るんです。
テンションも上がります。
それから、自分も始めの頃は分かってなかったですが、
スタート前にカウントダウンのボードが掲げられて、
15秒前・・・
5秒前・・・
5秒ぐらいでゲートが倒れるもんだと思っていましたが、
5秒前・ガチャン!の時もあれば、
5秒前・・・・・・・・・ガチャンと8秒ぐらい?の時もあったり。
5秒前のボードが出てからは、いつスタートしてもおかしくないというのは、
途中で知りましたね。
自分が走っていない時は、他のクラスのライダーの走りを観戦したり、
応援したりするのもファイナルクロスの醍醐味のひとつですね。
そんな緊張のファイナルクロスの走行動画です。
自分の車載なので、IBクラスとなりますね。
NA以上は、大坂もKYBジャンプも使うフルコースでした。
なので、サイティングラップ(下見ラップ)が1周ありましたが、
1周走れば、ジャンプ飛べる!訳もなく、安定の地を這う走りでしたね。
スタートも失敗して、良いとこなし。
しかし、必死。
今回、コンディション良かったから、可能性は低いのですけど、
先に書いた通り、周回数が決まっています。
トップに抜かれて、周回遅れにされてしまうと、
規定周回数に足りなくなってしまいます。
すると、足りない周回数×ペナルティー(数分)となり、
リザルトもダダ落ちになってしまいます。
今回は、そんな事もなく、無事に走り切る事が出来ました。
いやー、終わった終わった。
あとは、IAクラスのバトルを観戦するだけ。
今回、参加者には嬉しい感じでしたが、
ファイナルクロスが終わると同時に、トランスポンダーを外し、
そのまま自分のパドックへ戻る事が出来ました。
レース後のパルクフェルメでの車両保管が無かったんですよねー。
これは、レース後の撤収が早く、楽になるので、今後も続くと良いですねー。
そんな事は、さておき。
お昼休み中にライブリザルトなどで順位も確認出来るのですけど、
ファイナルクロスでヤラかしてしまうと、
けっこうタイム差がついてしまう事もあるので、
順位が変動する事もしばしば。
自分の装着してたGo-Proを外し、再度#1釘村選手に渡したのですが、
ステーが緩んでしまっていたのか、上手く固定出来ず・・・残念。
代わりに、少しだけ携帯で撮影しておきました。
な、何と釘村選手は1コーナーで転倒。
ホールショットは、#19沼田選手!
飯塚選手が2番手で大坂を駆け上がって行きました。何だか気合が伝わってくる走り。
すると、1周目で飯塚選手はトップに浮上。
そのままフィニッシュまでトップを譲らず、ゴール!
ファイナルクロス前のチャンピオン争いしている2人の順位は、
3位 保坂選手
4位 飯塚選手
という感じで、何と2秒差。
飯塚選手は、順位をよっぽど落とさない限り、保坂選手を逆転しなくても
リードしてるポイント差でチャンピオンが確定という場面でした。
が、フィアナルクロスをトップチェッカー!
これで、順位が上がる事があっても、下がる事はなし。
この瞬間、新チャンピオンの誕生です。
フィニッシュ後、飯塚選手にライバル選手たちが祝福です。
いやー、終わりましたね。
ファイナルクロスは、緊張するし、怖いし、走るのは、あまり好きじゃないんですけど、
最後の最後にIAのレースを見ると、おおー!ってなるのは楽しいですねー。
終わった、終わったとパドックに戻ると、
隣がシェルコチームだったので、
飯塚選手の姿が。
男泣き?嬉し涙?な感じでしたね。
昨年のSUGOはマシントラブルで悔しい思いをしていたし、
チャンピオンというのは、簡単に獲れる物ではないですからね。
しかも、最高峰のIAだし。
本当に、おめでとうございます!!
そんなDAY2だった訳ですが、
2日間の総合もあるんですけど、
ここでは、やっぱりDAY2のみ(ファイナルクロス含む)のリザルトをチェックしてきましょう。
IAクラス
1位 #1 釘村 忠 選手
2位 #9 榎田 諒介 選手
3位 #7 飯塚 翼 選手
結果的には、釘村選手がピンピンを獲得。タイムアタックの貯金があったことと、
ファイナルクロスは転倒したけど、4位まで順位を上げて、タイム差を守り切った感じですね。
2位には、DAY1がDNFだった榎田選手がランクイン。
3位は、ファイナルクロスでトップチェッカーだった事で、4位からランクアップした飯塚選手。
ちなみに、DAY2の下のタイムの( )内の数字は、午前中までタイムアタックのみの順位で、
FINAL Xのタイムの( )は、そのままファイナルクロスの順位ですね。
ちょっと残念だったのは、DAY1で2位につけたRBこと馬場 亮太選手が、
ちょっとトラブルがあったようで、レースを離脱してしまった事ですね。
それでも、少し話をしていたら、来年はJECに出る予定です!との事でした。
楽しみですねー。
IBクラス
1位 #133 酢崎 友哉 選手
2位 #154 馬場 崇行 選手
3位 #148 青木 琥珀 選手
酢崎選手は、DAY1に続き、DAY2も全てのテストで1番時計をゲットしつつ、
ファイナルクロスもブッチギリ。
2日間通して、パーフェクトウインで、IBチャンピオンに。
来年楽しみですねー。
馬場選手は、DAY1に続き、2位となった事で、IA昇格ラインとなる
全日本でのIBランキングも3位が確定した感じ。
まぁ、先に北海道のエリア戦で決めているみたいでしたけど。
青木選手は、若干16歳(だと思う)の高校1年生。
今年IBルーキーですが、最終戦の全日本で3位表彰台へ。
おめでとうございます!
NAクラス
1位 #316 向坊 拓巳 選手
2位 #331 泉谷 之則 選手
3位 #319 金田 拓典 選手
1位、2位の向坊選手と泉谷選手は、DAY1と同じ並びに。
向坊選手は、NAチャンピオンを獲得。NAクラスの中では、一歩抜きん出ていますね。
3位には、DAY1に5位だった金田選手がランクイン。
ちなみに、IBへの全日本での昇格は、上位5名となっています。
まだ、MFJの方のページでランキングが更新されていないのですが、
計算すれば分かりますからね。
あ、ちなみにMFJのホームページも変わったのですが、
エリア戦のランキングは、エリアでページが違うので、下記参照。
という感じ。
今回のSUGOは、東日本エリアの最終戦が併催という形になっていますから、
東日本のエリア戦ランキングも、これで確定した感じですね。
更新されるのを待つか、自分で計算してみましょう。
ちなみに、今年からポイントは15位まで付与される感じで、下記の通り。
続いて、NBクラス
1位 #481 山本 礼人 選手
2位 #412 馬庭 隼人 選手
3位 #465 山本 嵩大 選手
DAY1で2位だった山本選手がDAY2優勝を飾り、同時NBのチャンピオンに。
おめでとうございます!
これまたDAY1で3位だった馬庭選手が2位にランクアップ。
DAY1で、遅着かな?のペナルティーをもらっていたみたい?で、
テストタイムは良かったけど、順位がポイント圏外だった山本 嵩大 選手が3位をGET。
NBクラスの台風の目と思われていたDAY1優勝の高橋 吟選手は、怪我してしまったみたいで、
DAY2は走れなかったみたいですね。残念。
ちなみに、全日本でのNBからNA昇格は、ランキング8位までですよ。
まぁ、該当しそうなライダーは、自分ですでにチェック済みですよね。
最後にW(女性)クラス
1位 #202 太田 晴美 選手
2位 #203 和田 綾子 選手
太田選手がDAY1に続き、優勝でピンピンですね。
すでにチャンピンを決めている保坂選手は試験?受験?で帰らなくてはいけなかったみたいですね。
と、こんな感じでした。
やはり、SUGOはテストが3つ、ファイナルクロス、
色々と詰まった大会という感じですよね。
そんな村田SUGO2DAYSエンデューロでした。
最終戦という事で、IAクラスは、新チャンピオンの飯塚 翼選手が獲得し、
各クラスからの昇格選手も決まった感じですね。
まだ、来シーズンの予定が発表されていませんが、
JECのホームページや、MFJサイトをチェックしておきましょうね。
とりあえず、今シーズンお疲れ様でした!
おしまい。
※
12月11日(土)に千葉県の成田MXパークでMuc-Offエンデューロアカデミーが開催予定。
まだ若干の空きがあるみたいですよ。
シーズンオフでレベルアップする為のカギになる事、間違いなし。
さらに、その翌日は同じ成田MXパークで、
2022モデル オフロードバイク大試乗会が開催予定。
こちらも定員に限りがあるのと、
当初は試乗マシンが少なかったけど、増えてますからね。
早い者勝ちですので、エントリーはお早目に。