2024 JEC 村田SUGO2DAYSエンデューロ レースレポート!その②
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
村田SUGO2DASYSエンデューロの続きで、
いよいよレース当日!
車検前のキレイな内に・・・
昨年から乗ってる4ストBetaのRR4T390で、参戦です。
乗り易くて、すごく良いんですけど、
排気量あるから、やっぱり少し重たい。
どうなる事やら・・・
準備バッチリしてるので、車検も当然問題なし。
車検後にIA、IBは写真撮影などがあり、マシンはパルクフェルメに。
スタートまで、しばしお別れ。
JECのホームページにあるライダー名鑑に掲載の写真用ですね。
気合の入ったライダーは、撮影用に準備してくるライダーも。
懐かしのルックスですねー。
見えないけど、パンツはもちろんブーツまでコーディネート。
これで走るの?と聞いたら、撮影用との事。
こういうのも楽しみ方の一つですね。
パルクにバイクも入れて、あとはスタートを待つのみ。
スタート前にブリーフィングがあり、注意事項やコースの説明など。
コースマップに記載は無かったですが、
やはりルートは分岐があるようです。
今回は、NA以上から難しいルートへ。
承認クラスはエクストリームテストはなし。そんな感じ。
再度おさらいですが、
今回のコースマップ。
これまた、前回もアップしてるタイム表の写し。
コースマップ右端にあるTC(中間タイムチェック)までが、前半で区間タイムは、39分。
中間タイムチェックから、パドック、次の周回に入る本部タイムチェックまでの後半の
区間タイムが29分。
合計で、68分ですが、実際にはタイムチェックで時間が少し余るはずなので、
1周が約1時間という感じ。
これをDAY1は、
IA、IBクラス 5周
NA、NB、W、ジュニア、承認クラス 4周
という周回数となります。
ちょっと承認がキツイかな?という感じもありますが、
NAは、IA、IBと同じルートで長い。
NB、W、承認はルートは同じだけど、
ジュニア、承認はエクストリームテストがないので、
バランス的には、良い感じしますよねー。
実際には、キツイ~、と感じる人もいれば、
もうちょっと走りたい!なんて方もいるかもですけどね。
DAY1なので、ワークタイムもありますが、やる事ないので、
問題なくスタートです。
1周目は、下見ラップですね。
区間タイムは守らないといけませんが、
タイムアタックを行うテストは走行しますが、
その走行タイムはリザルトに反映されません。
なので、難しいところや、注意しないといけない所をチェックしつつ、
ちょっぴりゆっくり走るも良し、
いきなりタイムアタックのつもりで飛ばしてみて、
難しいと感じる所はないか?なんて試すも良し、
下見で、このラインでクリア出来るかな?ちょっとチャレンジングだな?
と思う所を積極的に攻めるも良し、
と、ライダーそれぞれの考えがあるんですよね。
そんな訳で、スタート直後にエンジンも暖まる間もなく、
エンデューロテストの入口に到着。
自分は、下見をしている場合は、全開じゃないにしろ、
そこそこ飛ばしていきますねー。
路面はスーパードライ。
カチパン過ぎて、これまた滑る感じです。
モトクロスコースは、見通しも良いし、そこそこ覚えているので、
脳内で逆走をイメージして走ります。
ジャンプを逆走で入るし、飛べないようになっているのは良いけれど、
本来のジャンプの飛び出し部分(尖がっている)を逆走なので、
飛び降りる感じになるんですよね。
そこが、少し怖いぐらいで、他は問題なし。
想像通り、走るのは容易いけど、タイム縮めるのは、
コーナーをなるべく減速しないで、速く抜ける、
そんな感じだろうけど、それが難しいよなー。
タイムは2分ぐらいでしたね。
そんな感じ。
そこからは、ルートと呼ばれる移動路ですね。
エンデューロテストが終わった直後に少しウッズ内を走り、
しばらくアスファルトで移動です。
ロードサーキット側に到着したら、
本格的にお山なエリアを走行。
序盤は、アップダウンのあるウッズ内のシングルトレイルを
ひたすら走る。
コンディションもドライで最高に楽しい~。
一旦お山を下りると、ルート分岐となりました。
自分は、もちろんIA、IB、NAのルートへ。
ちょっとした登りと、まぁまぁの下り。
コンディションが悪ければ、難しいですが、
路面が良いので、問題なし。
すぐに他のクラスと合流となり、ルートを進みます。
まぁ、この辺はSUGOに出ている方なら慣れた感じですが、
続いては、沢へ下りる薄暗いウッズ。
ちょいと滑るけど、下りでラインがあるので、
ゆっくりでも問題なし。
沢に入ると、倒木が多めで、
横倒しになってるのではなく、縦に倒れてる感じでしたね。
それでも、倒木や大き目の石などを避けながらになるので、
少々走りづらい。
ひたすらに沢を走り、
途中から少しずつ登っていきます。
沢は意外とラインが複数あって、
楽なラインを早めに見つけられると、体力を消耗しなくて済むので、
良く見ながら走るのが大事ですね。
沢が苦手だと、何となく走った後の濃いラインを
見つめ過ぎて走ってしまうので、
他のラインを見つけられないんですよねー。
慣れですね。
しかし、あまりにもアグレッシブにあちこちラインを変えていくと、
たまに大失敗だったりするので、要注意。
沢を登りきると、オフロードパークのエリアに到着。
以前の大会の時は、ここがエンデューロテストだった場所ですね。
一発登りを登って、下ると、またルート分岐。
ほうほう、いつもの所ね。V字谷というか、
下りたら、右に登るんだろ?と、
右に登ると、テープでふさがれてる。
あれ?
と、止まって良く見ると、
そっち?沢が続いてるのか・・・
SUGOは、たぶん10回以上出てますが、初めてだ。
道間違えてしまったので、後ろの組のライダー達が、
バンバン先に行きます。
一旦戻って、自分も沢を走り始めると、
やはりルート分岐した沢なだけあって、ちょっと難しい。
と、思ったら、何か渋滞してる。
どうもガクっと落ちる段差があるようです。
まっすぐなら、問題ないんですけど、
下りたらバイク1台分ぐらいしか進行方向にはスペースがなくて、
すぐに右に曲がる感じ。
どうしても、一旦止まる感じです。
1台ずつしか通れない感じで、少し待ちます。
うーん、ビビると、前転してもおかしくないよなー?
ぐらいの感じ。
バイク降りて押しても良いけど、
足場悪いから、返って転びそう。
こういう時は、ゆっくりゆっくり降りるより、
エイっと行った方が間違いなし。
うーん、ギリギリ大丈夫でした。
その先も、石ゴロゴロの沢が続きます。
エンストしたり、着いた足が滑って立ちごけしてみたり。
まぁまぁ、ハードじゃないか!
しばらく走ると、左手に先ほど走ってた沢が見えた。
あ、なるほど。位置関係が理解出来ました。
すると、見覚えのある東屋を発見。
岩盤のジェットコースターみたいな沢ねー。
こんなルートがあったとは・・・
そこからは、オフロードパーク内、以前のエンデューロテストなお山を走ります。
今回も、ランクルと呼ばれる、実際に古いランクルが放置されてる所を走り、
ショートカットも迂回ラインもありましたね。
その先で、またルート分岐。
NA以上は東屋を左に。
ここもエンデューロテストで何度も走っているので、問題なし。
この辺は、雨が降ると掘れてしまうエリアだから、分岐にしたのかな?
しばらく走り、左に少しヒルクライムで上がると、
岩盤の尾根に到着。
おー、ここも久しぶりに走る気が。
そんな感じで、ルートを走る。
そろそろ終わるよな・・・
時間は?
と、時計を見ると、
あれ?そんなに時間ないけど?
オフロードパークを後にして、アスファルトを走り出す。
以前は、アスファルトに一旦出た後も左手の山に入った事あるけど、
今回は無いようだ。
しかし、中間チェックの後にエクストリーム?
エクストリーム走ってから、中間チェックだったら、
絶対間に合わないような気が・・・
しかし、アスファルトを飛ばすのは、ダメだし・・・
うううう。
まぁ、なる様にしか、成らんね。と落ち着く事に。
中間タイムチェックに到着。
あー、良かった。タイムチェックの後にエクストリームテストだった。
2分ぐらいしか余ってなかった。
少し道間違えたし、沢で少し待ったりしたけど、
大きなミスはしてないもんなー。
次の周回からは、ペース上げないと。
NAクラスとかは、遅れちゃう人もいるかもな・・・
一緒に行ってるお客さんにも、
タイム設定が1種類しかないから、たぶんタイム設定は緩いよ~。
なんて余計な事を言ってしまったな・・・
オンタイムで中間タイムチェックを通過。
いよいよ珍しく、しつこく下見した要注意なエクストリームテスト。
まぁ、下見ラップだから、失敗しても良いので、
攻めのラインで行くぞ!
最初のヒューム管は超えるのは大丈夫だけど、
着地したら、思ったより右に振られて、
でっかいブロックに当たりそうに・・・
その後も見ると走るとは大違い。
タイトにインについて・・・
って、イメージより、もっとタイトじゃないと曲がれないじゃないの。
攻めのラインで行くつもりが、
けっこう迂回ラインに入ってしまった・・・
タイムは3分ぐらいだったかな?
こ、これは・・・難しいぞっ!
中間タイムチェックからの後半は、アスファルト多め。
NA以上の分岐もあったけど、
テニスコートの段差降りぐらいで、問題なし。
アスファルト区間で休憩しながら、
クロステストに到着。
クロステストは、昨年とほんの少しコース変わってるけど、
覚えてるので、そこそこプッシュ。
ストレートからのヘアピンといった感じが多く、
これまたエンデューロテストと同様に走るのは簡単だけど、
タイムを縮める要素は、基本のキな部分を忠実に精度を上げて、
コーナーリングするしかない。
これまた、3分ぐらいのテストタイム。
クロステストの後は、少しだけ走り慣れたキャンプ場エリアを走って、
モトクロスコースの方へ戻り、
アスファルトというか、モトクロスコース脇の移動路でパドックへ。
1周目というのもあるけど、5分ぐらいの余り。
余裕あるけど、念のため、給油したり、空気圧チェックしたり、
ちょっと、この周はトイレ行く余裕ない感じ。
そんな感じで2周目へ。
エンデューロテストも順調に走り、
ルートのペースを少し上げると、
中間チェックには、5、6分余りという感じに。
まぁ、これなら大丈夫かな?
エクストリームは、今度こそ攻めのラインで走るも、
無理くりな感じで、タイムは変わらず3分ぐらい。
そんな感じで、周回を重ねます。
3周目ぐらいから、前半のルートが少しキツク感じ始める。
あれほど楽しかったコンディションの良いシングルトレイルも、
ギャップ多いなぁー、疲れるなぁー。
沢も慣れはしたけど、
これ、3周目?あと2回も来るのかー。
と、心のボヤキが多くなる。
テストのタイムも全く縮まらない。
そして、4周目。
あと何周と考えると、キツクなるので、
この辺りで、無心で走るように心がける。
走る事自体は、問題のない沢が、ボディーブローのように効いてくる。
自分は腕上がりはしない方なので、
腕上がりに苦しむ事はなかったですが、
何というか、左手の指が痛かったですねー。
ハンドル握ってる時は平気でも、
アスファルトとかで休憩してるときに、
左手を休めるのに、手を開くと、指が痛い。
ストレッチしながら、走ったり。
同じ組のIAライダーも、なかなかに疲れているようで、
エクストリームテストで、先にテストに入ったライダー2人が
連続して転倒してる・・・
上手い事、それらをかわし、
さらには、NBクラスかな?
本来タイム設定が同じだから、追いつく事はないのですが、
たぶん遅着してるライダーが、テスト内に数名いて、
それもタイミング良く抜けた。
おー、これはタイム期待できるぞー!
と、最後の石多めのセクションで、
2本あったラインが両方塞がってる~。
結果的に、今までよりタイムが少し悪い・・・
まぁ、こういう時もある。
そして、最終周。
そうだ、動画撮らないと・・・
そんなDAY1最終ラップの前半。
Go-Proが、火事で燃えてしまって、
ケチって、安いカメラを買ったんですよ。
やはり、映像イマイチですねー。
ケースの中で暴れるからか、音も変だし。
左下の日時も合ってないし、消せば良かったんですけど・・・
ちょっと取付角度も上過ぎでした。
まぁ、お許しを。
そして、エクストリームテストもある後半。
エクストリームは、この日一番上手にまとめられて、
2分35秒。
IAクラスじゃ遅いんですけど。
と、こんな感じの1周でした。
走り終わってみると、すんごい疲れてる訳じゃないけど、
なんか地味に疲れた感じで、
明日は、さらに1周多い6周かと思うと、
やっぱりファイナルクロスあった方が良かったかな?
と、思ったり。
かなり走りごたえのあるコース設定でしたね!
と、いう感じでDAY1は終了。
今回、毎度おなじみなoff1.jpのジャンキー稲垣さんは、
ライダーとして、走っていたから、違うスタッフが書いてるのかな?
インタビューとかはジャンキーがしてるの見かけたけど・・・
ちょっとだけ、リザルトもチェックしてみましょう。クラスクラス
毎度、少し見づらいですけど。
1位 #1 馬場 亮太選手
2位 #14 渡辺 学選手
3位 #2 釘村 忠 選手
4位 #10 田中 教世選手
5位 #13 榎田 諒介選手
6位 #7 大神 智樹選手
と、いう結果に。
上位陣の顔ぶれは、予想通りといった感じでしょうか?
それでも、馬場選手は圧倒的!
国内のエンデューロシーンでは、450はちょっとパワーあり過ぎ?
といったイメージ(あくまで一般的なライダーには、かもだけど)があるけど、
ワンツーが、ヤマハの新型YZ450FXですねー。
さらには、上位5台中、3台が450という・・・
まぁ、ライダー次第というのが大きいのは分かっていますけどね。
タイム差で大きく幅があるのは、やはりエクストリームテストという感じで、
エクストリームテストで1番時計を連発した大神選手が、
そのアドバンテージで、上位陣に食い込んでいます。
エンデューロテストとクロステストは、タイム差が小さいんじゃないか?
というレース前の予想ではありましたが、
いやいや、そこは馬場選手が3~5秒ぐらいずつ速いんですよね。
もっと長いテストで1秒未満の争いを今まで見てるだけに、
短いテストで5秒ぐらいの差をつけるのは、相当です。
さらにエクストリームもミスがない感じに見えますね。
今回はスーパードライでしたが、コンディションが悪くても、
結果が同じなのか?それとも?
まぁ、とにかくIA上位陣は、すごいタイム出してますよねー。
IBクラス
1位 #131 出口 隼飛選手
2位 #146 山口 智選手
3位 #125 田中 大貴選手
こちらも予想通りというか、出口選手がブッチギリで優勝です。
IAの大神選手のように、3位の田中選手はエクストリームテストでタイムを貯金して3位という感じ。
他のテストは、2桁順位ですからね。
今回、IAとIBは周回数が同じなので、単純に比較できますが、
優勝の出口選手のタイムだと、IAクラスだと15位のタイム。
まぁ、今回は割と少ないかもですが、それでも前走者を抜いてると思うので、
実際のタイムは、もっと良いかもですけどね。
NAクラス
1位 #333 延原 由祐選手
2位 #327 三浦 敦選手
3位 #328 岩金 弘樹選手
という結果に。
NAクラスになると、エクストリームが3分を切ってると速い、という感じで、
IAやIBとは、そこでかなり差があるようなタイムになってる印象ですね。
続いて、NBクラス。
1位 #473 楠原 歩選手
2位 #471 山口 慧選手
3位 #487 遠藤 智基選手
と、いう結果に。
こちらは、勝手に自分が予想してた通り、
楠原選手がブッチギリのタイムで優勝です。
この辺は、何とも・・・という感じですが、
NB上位は、NAの上位のタイムより速いですね・・・
1位の楠原選手のタイムは、計算上ですが、IBだと2位ぐらいのタイムですね。
速いですねー。
そして、W(女性)クラス。
1位 #201 保坂 明日那選手
2位 #204 松本 亜希子選手
と、いう結果に。
さすが、保坂選手は速いです。
2位の松本選手は、タイムオーバーまで、残り3分!
両選手ともタイムを見ると、エクストリームでの苦戦がうかがえます。
最後に、ジュニアクラス。
1名のみですが、優勝は、#804 藤岡 丈瑠選手
うーん、個人的に小さい時を知ってるだけに、デカくなったなぁーと。
そして、タイム速いっ!
特にエンデューロテストが速い気が・・・
オマケで、一応自分のも晒しておくと・・・
IAクラス、24位/27台完走中
と、いう結果に。
マシントラブルで遅れてるIAもいますが、定位置な最下位にはならずに済んだので、
自分の中では、良かったかな。
にしても、ジュニアのタケル選手にエンデューロテストは全負けしてる・・・
自分の中では、得意な方のはず!のエクストリームテストは、もう少し頑張りたい所です。
と、こんな感じのリザルトでしたね。
大きな波乱は無かった感じですが、
シーズンは始まったばかり。
戦いは、DAY2へと続きます。
レース後には、昨年からお馴染みになりました、
クラス別に集まる選手ミーティングも実施。
選手それぞれに感じる事も異なるとは思いますが、
意見を言える機会がある事は良いですよね。
レースの内容に影響してきますから。
そんな感じでDAY1は終了です。
続く。
それから!
SUGOに参戦した方は、東日本のエリア戦に出る予定の方も多いと思いますが、
そんな東日本のエリア戦は、次回6月2日(日)の成田MXパークとなります。
エントリーは、本日5月10日(金)までとなっております。
→訂正:エントリーは、5月20日(月)まで延長となったようです!
お忘れの方は、急がないと~!