2024 JEC 村田SUGO2DAYSエンデューロ レースレポート!その③
こんにちは。
ブログ担当のウブカタジャパンです。
SUGOの続きで、DAY2です。
DAY2の日曜日も快晴!
前日含め、3日間とも晴天が続くとは、珍しい~。
さて・・・
SUGOといえば、DAY2はファイナルクロス!なんですけど、
今回は、ファイナルクロスが無いんですよねー。
※ファイナルクロスとは?
オンタイム形式のルート走って、タイムアタックのレースを一旦終了した後に、
モトクロスコースを使用して、クラス毎にヨーイドン!のスプリントレースの事です。
クラス一斉に走り、一見してモトクロスです。
順位はつきますが、これもタイムアタックです。
リザルトに反映されるのは、決められた周回数を走ったタイムであり、
そのタイムが、それまで走ったテストタイムの合計に合算されて、
リザルトが出ます。
エンデューロの世界戦選手権では、行っていなくて、
ISDE(インターナショナルシックスデイズエンデューロ、年1の国別対抗エンデューロ)の、
最終日(6日目)に行われるファイナルクロスを模している感じですね。
最後のお祭りレースみたいな感じかな?行った事ないので、想像ですけど。
と、解説が長いですが、そんなファイナルクロスはSUGOの代名詞ですが、
今回は無し!(今までにも無かった事ありますけどね)
ファイナルクロスがあると、オンタイムの競技は午前中で終わる感じで、
DAY2は、周回数が短いんですが、
今回は、ファイナルクロスが無い事で、1日オンタイム形式のレースとなります。
DAY1と違い、朝の車検等が無いので、
DAY1より規定周回数が多く、
IA、IBクラス DAY1:5周→DAY2:6周
NA、NB、W、J、承認クラス DAY1:4周→DAY2:5周
となります。
DAY1で、ざっと数えただけで、全クラスで25名かな?
理由は色々でしょうけど、リタイアして完走出来てないんですねー。
ルートもなかなか手ごわく、エクストリームテストが難しかったですからね。
体力、気力を奪われた者、もしくはマシントラブル等に泣かされた者、
今回たくさんいました。
そんなDAY1より、1周多いんです。
天候が良く、コンディションが荒れる事が少ないのが救いですね。
そんなDAY2がスタートです。
と、言っても、タイム設定もコース設定も、周回数が違うだけで、同じ。
動画も撮りましたが、代わり映えしない・・・
自分が走りながら、見てた内容だと、
DAY2ならでは、という感じですが、
スタート時、DAY1に2位だったIA#14の渡辺 学選手が、
スムーズにスタートを切れなかったようです。
ルートを走ってる最中には学選手に抜かれたので、すぐにレース復帰出来たようでした。
スタート時のペナルティーは10秒なので、
影響ない訳ではありませんが、まだまだ。
と、思っていたのですが、1周目の中間チェックで、またもやエンジン始動しないトラブル。
どうも、ここで戦線離脱となったようです。残念~。
そこから周回を重ねますが、
IAクラスといえど、タイムを削る攻めた走りをする訳で、
今回鬼門となったエクストリームテストでバイクを破損させたり、
ルートのちょっとした油断で、やはりマシンを破損。
そんな感じで、遅着するライダーもチラホラ。
自分もエクストリームテストで、ライン変えてみたら、
転倒してタイムロスしたり、
ルートで、ガチン!と、嫌なぶつけ方したり、色々・・・
DAY1より、周回数が多く、前日の疲れを引きずってない、
といえばウソになる感じで、
やはり3周目ぐらいから、無の境地な感じで、淡々と走る事しか出来ず・・・
その分、テストでは頑張る訳ですが、なかなかタイムは縮められず・・・
と、いう感じで、レースは終了。
ちょっとネタが無くて、すみません。
しかしながら、何か、ザ・オンタイムレース!という感じでしたね。
どういう事かというと、
昔の話をすると、おっさんか?となりますが(深くは突っ込まないでくださいね。)、
ルートで削られ、そんな中でタイムアタックを行い、
マシンを壊さず、遅着をしないように、オンタイムで完走を目指す!
自分の中では、オンタイムレース(JEC)は、そんなイメージなのですが、
ここ数年は、ルートは少しイージーで、タイムアタックがメインで、
ほとんどのライダーがオンタイムで完走、そんな感じでしたね。
それが、昨年から釘村選手が選手会長となり、
レース後に参加選手を集めるミーティングを行い、
選手の感想や意見を取り入れ、全員じゃないでしょうけど、
皆さん、もう少しハード目なのが希望みたい・・・
という事が反映されてきた結果、レースを準備するスタッフの協力のもと、
今回みたいなレースになった感じですよね。
なので、自分がまさにそうですが、
参加された方の多くが、走りごたえあったなぁー!と思ってくれてるんじゃないかと。
そして、残念ながら、完走出来なかったライダーは、
クッソー!絶対リベンジしてやるぞ!と、思ってくれてるライダーも
いるんじゃなかろうか・・・と。
違う感想を抱く方もいると思いますけど。
と、そんな感じではありますが、
では、軽くDAY2のリザルトをチェックしてみましょう。
二日間通しての総合もあるのですが、
全日本は、それぞれ独立ラウンドでポイント集計しますから、総合は関係ないので、
DAY2単独のリザルトです。
IAクラス
1位 #1 馬場 亮太選手 DAY1に続き、優勝で、ピンピン達成!
2位 #2 釘村 忠選手 DAY1の3位から1つ上げて、2位。
3位 #10 田中 教世選手 DAY1の4位から1つ上げて、3位。
4位 #13 榎田 諒介選手 DAY1の5位から1つ上げて、4位。
5位 #3 保坂 修一選手 DAY1の7位から、2つ上げて、5位。
6位 #7 大神 智樹選手 DAY1の6位と同じく、6位。
と、いう結果に。
DAY1のリザルトが、運良く・・・ではない事をキッチリと証明する形で、
馬場選手が、2位の釘村選手に50秒の大差をつけて、優勝!
2位から、4位までは、学選手が抜けた感じで、
並び順はDAY1同様。
保坂選手は、DAY1でエクストリームテストでタイム伸びずでしたが、
DAY2では、2分切りもして、全体的にタイムを縮めてますね。
この辺りは、さすが!
大神選手は、得意のエクストリームで、1分53秒と脅威のタイムを叩き出すも、
IA上位陣が軒並みエクストリームテストのタイムを縮めてきた事で、
結果的にはエクストリームでのアドバンテージは、さほど稼げず・・・
という感じでしょうか。
IA全体を見ても、完走者中の4名が遅着だと思いますが、ペナルティーがついていますね。
やはり、ルート、もしくはエクストリームで、マシンを破損させて、
その修復に時間が掛かり、遅着してるんじゃないかな?
それだけ、難しい、という事ですね。
IBクラス
1位 #131 出口 隼飛選手 DAY1に続き、優勝でピンピン達成!
2位 #125 田中 大貴選手 DAY1の3位から1つ上げて、2位。
3位 #146 山口 智選手 DAY1の2位から、1つ落として、3位。
やはり、出口選手が、元MXIAかつ、JNCCのAAライダーという事もあり、
実力を見せつけ、ブッチギリで優勝。
2位の田中選手は、やはりエクストリームで6本中5本で1番時計と、
得意のテストでアドバンテージを築いた形ですね。
NAクラス
1位 #333 延原 由祐選手 こちらもDAY1に続き、優勝で、ピンピン達成!
2位 #328 岩金 弘樹選手 DAY1の3位から1つ上げて、2位。
3位 #329 櫻井 隆仁選手 DAY1の6位から、3つ上げて、3位。
NAクラスは、実力も近く順位にバラつきが見られますね。
3位までに入るのは、やはり昇格争いには、とても大事なので、
嬉しいですよねー。
NBクラス
1位 #473 楠原 歩選手 こちらもDAY1に続き、優勝でピンピン達成!
2位 #448 山田 嵐選手 DAY1の5位から3つ上げて、2位。
3位 #471 山口 彗選手 DAY1の2位から1つ落として、3位。
と、いう結果に。
楠原選手は、速いですねー。
2位の山田選手もクロスカントリーやMXでの実力者ですが、
オンタイムは初だったかな?DAY1で慣れたのか、やはり順位を上げてきましたね。
Wクラス
1位 #204 松本 亜希子選手
保坂選手は、テストタイムはブッチギリでしたが、途中でリタイアした模様。
松本選手は、DAY1で57分の遅着をして完走していましたが、
さらに周回数が増えたDAY2では、遅着を19分に抑えています。
レース中に成長してるんですねー。DAY1にトラブルがあったのかもしれないけど。
どんな理由でも、複数エントリーがあるレースでの優勝は嬉しいですね!
おめでとうございます!
最後は、ジュニアクラス
1名ですが、優勝は、#804 藤岡 丈瑠選手 もちろんピンピン!
しかし、1分ペナルティーがついてますね。
どうも、ちょっとした時間管理のミス(お父さん情報)のようですが、
遅着も良い経験値になりますからね。
遅れた後のタイムチェックで、遅れた分、時間をずらしたり、
これは言葉での説明よりも体験する事で、きちんと理解できるし、
同じミスを繰り返さないように気をつける事が出来ますからね。
最後と書いたけど、これまた自分のリザルトも晒すと・・・
IAクラス 21位/26台感想中
と、いう結果。
DAY1で、24位でしたから、結果的には3つポジションアップ。
とはいえ、ペナ受けて沈んでるライダーが4名いますからね。
まぁ、でもマシン壊さず走る事も大事な要素ですから。
もうちょっとエントリー少なかったら、また棚ぼたで、ポイントGET~!
となれば、嬉しかったのですが、当然そんなに甘くない・・・
エンデューロテストは、DAY1と大して変わらず。
エクストリームテストは、ベストが2分30秒切りが1回。
全体的にはDAY1より良いけど、それでも失敗が多かったですね。
クロステストが、DAY1より悪い・・・
色々走り方変えてみたけど、どれも上手くいかずでしたね。
ザクっと見ても、他のクラスでもクロステストは、DAY2の方がタイム悪いかも。
ラインはだいたい決まってるから、カチパン路面で、磨かれ過ぎて、
DAY1より滑ったのかもですねー。
と、こんな感じでしたねー。
完全ドライな2日間にもかかわらず、なかなかハードだった。
そう思うのは、自分だけじゃないはずですが、
チャレンジしがいのあるSUGOが帰ってきた!かな?
もうね、これが両日雨とか、マディーだったらと思うと、ゾッとします。
タイム設定も1種類でしたからね。
オンタイムで行けたとしても、たぶん余裕全くなかったかと。
半数以上が遅着する、そんなレースもアリだと思うのですが、
実際には、そうなると渋滞しちゃうんですよね。
1周の周長が長かったり、ラインが複数あれば、問題ないかもですが、
渋滞しちゃうと、そこがボトルネックになって、ラップしちゃう感じになると、
成立しなくなるので、そこが規定周回数があるオンタイムレースの
運営の難しい所です。
正確か何ともですが、
2日間走った距離は、251キロ。
トリップ使って、それぞれ測りましたが、
DAY1で、114キロ。
DAY2が、137キロ。
アワーメーターのトリップも作動させてたので、
2日間で、時間は9.2時間でしたね。
日高が、1周約120キロ前後ですから(IA、IBとかはショートループの2周目もあって、もう少し長いけど)、
SUGOもなかなかの距離を走ってるんですよねー。
レース終了後の一コマ。
タイヤチェックや、レースサポートで来てくれているタイヤメーカーの
IRCのお二人。
何してるのかな?と思ったら、
パドックの駐車場の砂利がアスファルト側に飛び散ったのを
戻してくれていました。
泥落としとかは、パドックでやらないで、きちんと土の上でやったりとか、
最後にゴミを残さないようにとか、
自分でも気をつけていますが、
ここまで気がつかなかったです。
製品が良い!だけではなく、自然とこういう事をやるスタッフがいるから、
愛されるというのもありますよねー。
いつも、お世話になりっぱなしです。ありがとうございます!
さて、SUGOの次は、
第3戦となる、広島テージャスランチエンデューロが、
6月9日(日)に1DAYで開催。
すでにエントリーは始まっていて、エントリーは5月20日(月)まで。
皆様の挑戦をお待ちしていますよ!
おしまい。